不思議なこともあるものです

格さんこと、ゆりさんは十日町出身で今は三鷹でアロマセラピストをしている。

わたしのブログをたまたま見つけて、

バザーを知りボランティアとして参加してくれた。

バザー開催のお知らせブログをアップした翌日

「帰省するのでよかったらお手伝いさせて・・」という控えめなメールをくれた。

前日の夜８時過ぎに打ち合わせのため初めてのご来店。

その時初対面なのに、どこかで会ったような気がした。

ただそのあとの怒涛のような時間にかき消されてそんなこともすっかり忘れていた。

バザー終了後ボランティアのみんなでティータイム。

雑談の中でひょんなことからわたしが寅年だと言うと、

「わたしの兄も寅年なんです。・・こんなこと言っていいのかしら、

もう亡くなってしまったんですけれどね」とゆりさんが言った途端、

一気にわたしの中ですべてがつながった。

「（お兄さんって）ひでき君だよね～！！」（やや絶叫）

高校のとき同級生だったひでき君。

背が高くて物静かで陸上部で。

あまり話をする機会はなかったけれどときどき面白いことをポツンと言う人だった。

そういえばゆりさんはひでき君ととても似ている。

だからあの時どこかで会った気がしたのだ。

しばし昔話に花が咲く。

若くして病気で逝ってしまった彼。

わたしがひでき君と同級生だったことを知って、お母さんがとても喜んでくださった。

そして今ゆりさんが住んでいる三鷹は、

ちょうど阪神大震災があった時にわたしもそこに住んでいた。

わたしが３丁目、ゆりさんが４丁目で、

時期はちがえどこれまた不思議な偶然だった。

人の縁を生かすも生かさぬも自分次第。

これで終わらせるのももったいないので、

ひそかに「りぼんプロジェクト」なるものを助さんと考え始めています。

まだその輪郭もぼんやりとしていますが。。。

ではこれにて「バザーへの道のり」終了とさせていただきます。

長々とおつきあいありがとうございました。

目標は高いほうがいい

後ろ姿も美しい。

ご近所にポスティングしたとはいえどれだけの人が来てくれるのか全く予想がつかない。

Ribbon cafeは商店街から離れているので午前中は人通りもまばらなのだ。

わたしを入れて総勢７名のスタッフ（友人、お客さん）を揃えて待っていた。

ちょっと不安もよぎったりして。

でもお昼をすぎるとどんどんお客さんが来てくれる。

外に急きょcafeコーナーを作り、

待っているお客様には紙飛行機にメッセージを書いてもらう。

バザーでは誰ひとり値切る人もなかった。

ご近所さんや常連さん、そして着物姿のお姉さん方もたくさんご来店下さる。

ありがたかった。

そして夕方５時閉店。

コーヒー、紅茶は200円。

パウンドケーキが１５０円、シリアルバーが７０円というお祭り価格。

本も100円、300円、小物も破格の安さ

（わたしがだいぶおかしくなっていたので安すぎた）にもかかわらず。。。

１２万円を超える売り上げとなった。

実は、少し前に「わたし目標額１０万円と考えているんです」と言うと、

ジローさん（助さん）は「え～それは無理でしょう、いくらなんでも・・」と思ったという。

わたしだって、１０万なんて単価から考えて厳しいとは思ったけれど、

「目標は高く、腰はひくく！」と鼻を膨らませたのだった。

スタッフお疲れさん会としてコーヒーとケーキで労をねぎらう。

そのときの雑談の中から、ある事実が発覚。

偶然と言えばそれまでだけれど、不思議な縁を感じた出来事がありました。

いよいよ最終回へ。

助さん 格さん 大活躍

しっかりものの2人。

何とかなるさ～・・・と後回しにしていた物品の値段付け。

前日に全部しようと考えていたわたしをどうか叱ってやってください。

結構な量のバザー用品を目の前にして、

お手伝いのジローさんやユリさんの目がやや泳いでいることを

さすがのわたしも見逃さなかった。

値段付けの事務用品も箱もなんもかも

これから用意するしかなかった5月2日の午後8時。

2人とも呆れていたに違いない。

事務能力がないわたしをほっておいて

しっかりものの2人がスーパー原信さんに本を入れる箱を調達に行く。

わたしはオロオロしながら気持ちだけが焦っていた。

スタッフKはシリアルバーを黙々と包んでいる。

夜がめっきり弱くなったわたしは「明日早く来て頑張ろう・・・」と

またいろんな事を先延ばしにしようとした。

でも１１時頃までは頑張ったのだけれど。

そして当日の朝早起きして、凄い勢いで値段付けをして

（だから、あわてて安くしすぎたのよ～）

何とかかんとか10時開店に間に合わせたのだった。

子どもの頃から、前日にテスト勉強を泣きながらやっていた癖が

50になっても抜けない。学習能力がなさすぎる。

今回はジローさんやゆりさんに迷惑かけてしまったな～と本気で反省しています。

当日のいろんな事はまた次回。

（いつまで続くのか本人にもわからない）

ボヘミアンズな人

「コーヒー、飲ませてもらえませんか？ここがおいしいって聞いてきたんですけど・・」

独特のハスキーボイス。。。

え～！火野正平さんではありませんか！

BSの「にっぽん縦断　こころ旅」という番組で、

毎朝あなたのお姿拝見しておりましたがね。

あのステキな帽子はどこのメーカーなのか気になっていたのだ。

今回は松代の棚田などをロケしたとのこと。あと山古志と。

ひゃらさんで焼肉食べてそして当店にご来店くださったそうな。

バザーの準備もおせおせだし、あの帽子も気になるし・・・。

しかし結局ミーハーなわたしはお二人を招き入れてマンデリンを入れたのだ。

彼はハイライト（久しぶりにこのパッケージを見た）を出して

「禁煙ですよね。ここ」と外に出て煙草を吸いだした。

けやきの切り株に座り

「ここにけやきがあったらとっても良かったよね～」と声をかけてくださる。

いい人だ。

会計後、お店を出たうしろ姿に「よかったら握手をしてください。」と言うと、

後ろを半分振り返りながら手を出してくれた。

ニヤッとした笑顔付きで。

しぐさがカッコいいのだ。

気になるあの帽子のメーカーもマネージャーらしき人にしっかり聞いておいた。。。

そして我に返って、準備をバタバタと急いだ。

続く。

バザー大盛況でした。

5月3日はお天気にも恵まれてバザーは大盛況でした。

おかげ様で喫茶と支援バザーの両方で合計１２５、８１４円の売り上げでした。

いろいろな形で協力をしていただいた皆さんに心から

「ありがとうございました。」

以下「バザーへの道のり」

まずは物品を集めるところから。

友人達に手紙やメールでお知らせをする。

そしてお店のお客様にも呼びかける。

十日町でお店を営んでいる雑貨やさんや通りすがりの。。。

さすがにそれはないけれど、数少ないわたしの交流のある方々に声をかけた

スタッフKに、「シリアルバーをいっぱい作ってね！それから

にんじんと紅茶のパウンドケーキもね。」

と大変なことは全部おまかせ。

わたしはワッフルを試作する。

ジローさんがチラシをつくってくださる。素敵な出来栄えで嬉しくなる。

知り合いのお店にチラシを置かせてもらう。

5月1日の夜8時過ぎ、昭和町界隈のご近所のポストにも配る。

Ribbon cafeの宣伝は開店の時

1回だけ集合チラシに小さく載せただけなのに今回は何だかがんばった。

バザー前日、お店をいつもより30分早く閉めて準備開始。

机を借りに行き、戻ってくるとお店の前に人影が2人。

「コーヒー、飲ませてもらえませんか？ここがおいしいって聞いてきたんですけど・・」

どこかで聞いた声がする。

そこには何と！

・・・続く。