晴れ、ときどき虹。

yaplog!から移行しました。

もし、この願いが叶っても

2008-02-27 23:56:48 | 腰痛日記
夕食の準備の後、整骨院に。
昼間の心地よい精神的な疲れと、今度は自分の番だという緊張感。
精神的な物はともかく身体は正直。
今のウチにある程度立て直しておかないと・・・。

腰と背中に電気を当ててもらい、その後鍼を打ってもらう。
ぐたっとうつぶせになって、目を閉じている。

「疲れて眠いん?」
「・・あ?ん・・・そうね・・先生、腰もやけど・・・背中と肩が痛い」

腰・背中に、鍼が打たれていく。

「今日ね、いいことがあったんよ」
「へぇー・・・」
「私にとって、得するとかそんなんじゃないけど、なんかね」
「うん」
「・・・半年間、思い続けてきたことが叶ったんよ」
「そりゃぁ、よかったやん」

まぁ、具体的に「~こういうこと」とは一言も言わなかったし、先生はふざけ半分(だろうねぇ)で、イロイロ言ってはいたが。

今日、先生は、ずっとしゃべっていた。
しゃべらないときはしゃべらないのだが、久しぶりにこんなに話すのを見た。

仕切ってあるカーテンから出て行ったあとも、まだしゃべっていた。

なにを話していたのか・・・。

・・・大半が食べ物の話しだ。

私はともかく、時間的に先生を始め、ここのスタッフもおなか空いているだろうなと思う。


今日は、先生が鍼を抜きに来た。
(最近は、若い鍼灸師さんが抜いてくれる)

「・・・私、今のままじゃ、死なれん。やりたいこといっぱいあるし」
「なにをしたいん?」
「・・・・」
「いや、言いたくなかったら、言わんでもいいよ」
「・・・もう一回、バイクに乗りたい」
「ああ、免許、持ってるって言ったね」
「うん」
「レンタルして『わ』ナンバーのやつに、乗ればいいやん」
「・・・んーーーいや、そういうのとは・・・」

いや、そういうわけじゃなくて・・・。
と言うか、バイク以外にも、「まだやってみたいこと」たくさんある。

たまたま「バイク」とだけ言ってしまったが、自分の口で言えるのは、それぐらい。

ほかのこと、もし、叶うようなことがあったら・・・。

その時は・・・。

自分の胸にとどめておこう。




半年間の想い

2008-02-27 23:31:40 | 生協日記
朝から冷たい風が吹き付ける。
今日も非常に寒い一日になりそうだ。
ただ、雨は降らないようで、洗濯物を外に干す。

今日、別の地区の組合員総会があった。
私の担当地区の総会が来週ということと、来賓に卵の生産者が来られて話しをされるので、その中身の確認の意味を含めて、オブザーバーで参加することにした。

昨年、パティシエさん(20代独身・かっこいい)を呼んで、クリスマスケーキの実演会を地区の主催で行った。
なぜ、このパティシエさんを講師に・・・かというと、彼のお母さんが、今日総会を行っているこの地区のベテランの組合員で、これが縁であちこちに呼ばれることになったのだ。

そのパティシエさんは、以前から「ここの(ウチの生協)卵は、本当にスゴイ!!」と、ずっと力説していたので、卵の生産者に会わせたかったのだ。
もっとも、卵の生産者のHさんは、ウチの地区の組合員でもあるので、私も学習会やらつどいやらで、顔を合わせたこともあり、その時にもパティシエさんのことを話しをしていた。


「Hさん、この前の支部の取り組みでですね、パティシエさんを呼んで実演会をしたんですけど、ここの卵の良さをすごく語られてですね。 私もせっかくだから、パティシエのTさんとHさん、是非会わせたいんですよ」
「そうなんですか」

一方、パティシエさんの方にも・・・。

「卵の生産者のHさんに、Tさんの実演会を見せたいんです。あれだけ卵のことを話されるから、Hさん、きっと喜ばれると思います」
「はい」


そして、今日・・・。

総会開始から少し時間が経った頃、パティシエさんが会場に。
オブザーバーの私は、会場の出入り口付近に座っていたため、Tさんを案内。

「Tさん、来られたんですね」
「はい。もう始まっているんですか?」
「今、総会の採決ですからね、あ、Hさんが後ほど卵の話しをされますから、是非お話を聞かれてください」
「はい」(なんか嬉しそう)

資料をTさんに渡しながら、総会について話しをしていく。

休憩を挟み、いよいよHさんの卵の話しに。

参加した組合員は、みな真剣にHさんの話しに耳を傾ける。

「Tさん、どうでした?なんか訊きたいことあります?」
「はい。ここの部分を・・・」
「じゃぁ、後ほど、Hさんに直接会って話しをされたらいいですよ」
「はい」


総会も終わり、TさんとHさん、やっと顔を合わせることができた。

二人の存在を知ってから、どうしてもお互いを会わせてやりたかった。

ずっと支部にも事務局にも言い続けていたし、本人同士にもお互いの話しをしていたのだ。

お互いに挨拶をし、すでに電話番号の交換を始めていた。

それを見た瞬間、なんというか・・・私が泣きそうになった。

別に私にとって、得することとかと言うことではないのだが・・・。

私はこの二人を会わせたかったし、その場に自分が立ち会えたことがとても嬉しかった。

半年間思ってきたことが、ここで実ったのだ。

もちろんお二人は、熱い「卵談義」(笑)を繰り広げていた。


人と人が出会い、そこでまた新しい出会いがあり、喜びがある。
何かを生み出したり作り出したり。
新たな世界が広がったり。


そんなことを実感した、本当に有意義な一日だった。