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晴れ、ときどき虹。

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リンゴ・スターがやってきた!ヤア!ヤア!ヤア!(その2)

2016-10-27 23:42:32 | 音楽話
会場内の照明が落とされ、大歓声とともに現れた7人。
目の前にいるのは、紛れもなく、リンゴ・スター!!

登場と同時に涙があふれだし、その場に座り込みそうになったが、座り込んではまったく見えないので、つま先立ちで必死になってステージを見る。

オープニングは「Matchbox」。
軽やかに歌うリンゴは、とてもひ孫がいるじいちゃんとは思えない。
恐ろしき76歳!

メンバーみんな楽しそう。

リチャードは?リチャードは?リチャードが!!
動きは派手ではないが、堅実なプレイでリチャードもステージにいた。

「It Don't Come Easy」、The Beatles ナンバーの「What Goes On」と、リンゴ健在!の楽曲が続く。

それにしても、リンゴはよく動くし、よくしゃべる。
私も数こそ多くはないが、ここ福岡サンパレス含めて何度か海外アーティストのライブに行ったのだが、一番しゃべってるのではなかろうか?

「I Saw the Light」は、トッド・ラングレン。
今回、このライブで見たトッドは、ステージの隅々まで動き、観客をのせる。



写真ではよくわからないが、こんな感じで、ステージの袖まで行ってプレイする。

トッドも、お恥ずかしいことに、実は数曲しか知らないのだが、今回ライブを体験したことで、もっともっと彼の楽曲を知りたいと思った。

続いて「Evil Ways」。
アダルトな雰囲気が漂う楽曲は、びしっと決まって非常にかっこいい。

そして、TOTOのナンバー「Rosanna」!!
大阪ではセット落ちしていたが、今日はプレイ。

ルークのギターは、自由奔放ながらも、決して周囲との和を乱したりすることがなく、ここでもかっこいい自己主張をしている。
ルークのギタープレイの素晴らしさに目を奪われると同時に、ウォーレン・ハムの歌声とサックスがこれまた非常にいい!
けっこうこの曲、キーが高いよ?

そして、明るくノリノリのナンバーが続いた後、一番見たかった「Kyrie」。
リチャードが、話し出す。
落ち着いた少し低めの声だが、丁寧に、そして、腕を広げて。

ブルーのライトの中、美しい旋律のイントロ、そして、リチャードが歌いだした・・・。

調子が良くないと、事前情報で出ていたのだが、祈るような気持ちでリチャードを見つめ、一緒に歌った。
全米NO.1になった当時から、すでに30年以上経過しているので、さすがに若干の高い音は下げていたが、それでも往年の美しい歌声と歌のうまさは健在だった。

まさか自分の地元で、この曲を歌っている本人を目の前にできるとは、夢にも思わなかった。
初めてこの曲を聴いた当時、中学生だった私に教えたいよ。

歌い切ったリチャードを見て、また涙が出た(よく泣くよ、こいつ・・・)

一転してトッドの明るく軽快なナンバー「Bang the Drum All Day」。
会場はノリノリで、朗らかで明るい空気に。
トッドは、すごいミュージシャンなんだなと、改めて実感する。

リンゴ、グレッグ・ビソネット、そしてトッドの、トリプル太鼓!

「Boys」では、リンゴがメインで。
みんなで一斉に、サビをコーラス。
会場中に響き渡る「yeah, yeah, boys!!」は、本当に楽しい。

おおらかなナンバー「Don't Pass Me By」も歌いながら会場中が体を揺らす。

The Beatlesナンバーなどはもちろんだが、自分が生まれる前から歌われてきた楽曲を、こんなかたちで聴くことができるのは、素晴らしい時間としか言いようがない。
もう、言葉にならないほどの至福の時間だ。

リンゴは、観客にたくさん話しかけるし、よくしゃべる。

「What Your Name?」「RINGOOOO!!!

ここにいた観客はみな同じ気持ちだろう。

目の前にいる、同じ空間にいる元気なリンゴを、同じ時間を味わうように、楽しむように、目に焼き付けていた。


その3へ続く。


リンゴ・スターがやってきた!ヤア!ヤア!ヤア!(その1)

2016-10-27 23:41:03 | 音楽話
10月27日、とうとうこの日がやってきた。

Ringo Starr & His All Starr Band の福岡公演である。
7月にチケットを購入して、約3か月。
このライブをしっかり楽しもうと、心の支えにしていた。

なぜ、このライブに行こうと思ったのかは、まず「リンゴ・スターがやってくる!ヤア!ヤア!ヤア!」に記載しているので省略。

今日は、北九州市にほど近い水巻町で、毎月恒例の機関会議。
現在の職場が博多なのに、なんで今日が出張やねん・・・。
とかなんとかいろいろ思うこともあったが、行かない理由など微塵もないので、会議終了後はすぐに博多へ向かった。

会議の資料を持ち帰っていたので、一旦職場へ向かう。

「あれ?今日は水巻だったよね?戻ってきたん?」と言われたが、事情を知る同僚は、私を見て終始ニヤニヤ(・∀・)

荷物を整理して職場を後にし、バスに乗って、今夜の会場である福岡サンパレスホテル&ホールへ向かう。




近くまでは時々来ることもあるのだが、サンパレス自体に来るのは、2000年秋のIron Maiden以来。
ちょうど、日本シリーズの真っ最中で、当時、王監督率いるダイエーホークスと、長嶋監督率いるジャイアンツの「ON対決」が実現し、福岡の街も盛り上がっていた。

到着時には、すでにグッズの販売が始まっており、その列に並ぶ。



それにしても…。

落ち着いた世代の方の多いこと・・・。

明らかに、仕事帰りのミドル層がメインというか、さらには、60~70代の方もたくさん見かけた。

もちろん、若い人も多かったが、若い人がかすむほどに、ミドル層が多い。
私は、現在46歳なので、どうひっくり返してもThe Beatlesは後追い世代で、そこまで詳しくはない。

パンフレットその他を購入し、再度会場の外へ。



入口で撮影している人が、非常に多かった。
(もちろん、私も)

いよいよ開場時刻になり、再び列に並ぶ。

6人で列を組むように指示があったが、私の隣にいる二人組が、超絶に熱い音楽談義をしていた。

「The Beatlesはコンプリートはできても、ソロまでは難しいよね」

「前回の○○は~」

「あれはすごかったね~~」



もうね、隣にいてね・・・ごめんなさいな気持ちでしたよ。

そもそも、リチャードが一番見たいあたりで、自分でも大丈夫か?と思うほど。

そのリチャードだが、10月25日の名古屋公演では、不調だったようで、「Kyrie」1曲のみしか歌わなかったので、相当に心配していた。

10月24日の大阪公演では、3曲だったし、ソロでの「You Are Mine」ではなくMr.misterの「Is It Love」をプレイしているので、どうしたのだろう?と・・・。
「Is It Love」が入ってるからかどうかは不明だが、それまでにプレイされていたTOTOの「Rosanna」は、大阪ではリスト落ちしていた。

様々な気持ちが渦巻く中、ホールに入場して座席を確認。
わかっていたことだが、チケット一般発売日当日朝に購入しても、座席は一番後ろだった。



私自身、洋楽アーティストのライブに行くのは、05年のQueen以来なのだが、その時と大きく違うのは、携帯電話・スマートフォンでは撮影OKになっているところだろう。

開演まで時間があるので、観客はステージに向かってリンゴのドラムセットを撮影していた。





ああ、いよいよだ・・・。

そっか・・・。

リンゴ・・・。

席に戻ると、隣の席の観客から声をかけられた。

「お若いのに、The Beatlesがお好きなんですか?」

その方は、おそらく60代後半から70代の男性だった。

若くは見えるだろうが、私も四捨五入したら50代だよ?(^^;)

「The Beatlesもですが、リチャード・ペイジとスティーヴ・ルカサーが好きなんです」
「そうですか。スティーブ・ルカサーのギターは素晴らしいですね!」

正直、びっくりしたが、この方は長崎から来られており、3年前のポール・マッカートニーの来福公演にも行かれていた。

「3月のTOTOにも行きたかったんですが、会場がオールスタンディングだったでしょう?ちょっと持たないと思ってですね」

しばらく会話をしたが、本当に心待ちにしているようで、胸が熱くなった。
ずっとこの日を待っていたのだろう。

私なんかよりずっと前から、彼らの音楽を愛して一緒に歩んできたのだろう。

いよいよ19時になり、客電が落ちた・・・。




クロスオーバーイレブン2016年夏

2016-08-12 16:51:02 | 音楽話
今年もやってきました夏季休暇。
実際は、例年よりも短いので、なんだかなぁ・・・なのだが。

それでも、楽しみにしているのが、毎年夏と冬の年に2回復活する「クロスオーバーイレブン」

今年の夏は、4日間の放送だったが、スクリプトは語り手でもある津嘉山正種氏。

今回のテーマは「老ボクサーの夢」だった。

沖縄から上京し、かつてはボクサーとしての道を歩んでいたが挫折し、数々の職業を転々とし、現在は清掃業に携わっている。
そこで出会ったのが、病床にいる少年だった。
少年はボクシングが好きで、かつてはボクサーだった老人と話が合う。
一人ぼっちで覇気のなかった老ボクサーは、少年と出会ったことで、少年を元気づけようと生きる希望を見出す・・・。

が・・・。

少年は、病には勝てずに亡くなってしまう。
少年の命を奪った病をサンドバッグに見立て、赤いグローブを拳に通して、サンドバッグをたたきつける。
それは、病と闘い無念に命を散らした少年の気持ちと、孤独で今まで顧みることもなかった自身の人生と重ねていたのかもしれない。

街中から鐘の音が聞こえる。
それが、試合終了のゴングのように、赤いグローブが血の涙のように、サンドバッグを抱きかかえて物語は終わる。

毎回、クロスオーバーイレブンの物語って、満面の笑みあふれるハッピーエンドにはならないことが多い。
前回もそうだったのだが、今回も主人公は人生も少しばかり終盤に差し掛かった男性だ。

過去の自分と対峙し、忘れ物を取りに還るというのか、そんな感じだった。

きっと、今のリスナーも、そんな年齢に差し掛かっているから、余計に引き込まれるのだろう。
30年前に学生だった自分では、きっと琴線に響かなかったろう。

番組サイドも、リスナーのターゲットは、新規の若い人ではなく、かつてエアチェックするためにラジオの前に待機していた人たちなのだろう。

そして、ふと思った。

津嘉山さん・・・・もうかなり御年を召されたなと。

もしかしたら、そんなことは考えたくはないが、年に2回の復活番組も、降りてしまうなんてことになったら寂しい。

まだまだ、夏と冬には、津嘉山さんの語りと上質な音楽に「聞き耳を」たてたい。


リンゴ・スターがやってくる!ヤア!ヤア!ヤア!

2016-07-23 23:08:40 | 音楽話
先月、Facebookの友人が「リンゴ・スターが来日するので、チケット予約した」と記載していた。
リンクされた来日公演の案内には・・・。

なんと・・・。

福岡公演の文字が!!

しかも、メンバー、超豪華!!

リンゴ・スターはもちろんだが・・・。

以下、来日予定メンバー。
▪リンゴ・スター(Dr・Vo)
▪スティーヴ・ルカサー(G・Vo)
▪トッド・ラングレン(G・Vo)
▪グレッグ・ローリー(Key・Vo)
▪リチャード・ペイジ(B・Vo)
▪グレッグ・ビソネット(Dr)
▪ウォーレン・ハム(Sax・Per)

個人的に一番生で見たいのは・・・。

リチャード・ペイジ!!

「リチャード・ペイジってなにもんやねん」って、私の大好きなMr.misterのボーカル兼ベースである。

ずいぶん前、ここのブログにもMr.misterのことを記事にしていた
日付を見たら2006年の9月なので、もう10年も前になるのか。

ということは、初めてMr.mister楽曲を聴いてから、約30年の月日を経て、ようやく生でリチャードが歌うのを見ることができるのである。

このライブに行こう!と決意した決定打に、リチャードがいる。

そして、背中を押してくださった、facebookの友人のみなさんがいる。

そもそも今回の来日もリンゴ単独ではなく、RINGO STARR & HIS ALL STARR BAND という、実力を兼ね添えた豪華メンバーをバンドに従えてのツアーだ。

今回のメンバーは上記にあるが、過去にはジョー・ウォルシュ 、ピーター・フランプトン 、ジンジャー・ベイカー 、デイヴ・メイソン 、ゲイリー・ブルッカー 、ジャック・ブルース、サイモン・カーク 、エリック・カルメン 、ハワード・ジョーンズ、グレッグ・レイク、シーラ・E 、ジョン・ウェイト 、ビリー・スクワイア 、リチャード・マークス 、エドガー・ウィンター などなど。
挙げた名前は、私がなじみ深いアーティストであって、他意はないのだが、ほかにも一夜限りのサプライズなどを含めると、その数は相当なものになる。

正直、どうしようかと思った。
でも私は、過去にThe Beatlesのメンバーは、誰も生で見ていない。
The Rolling Stonesも、サイモン&ガーファンクルも、ピーター、ポール&マリーも見ているのだが。

The Beatlesも、すでにジョンとジョージは故人。
ポールは数年前に来日したが、チケット代がバカ高い。

リンゴもすでに76歳。
福岡で見ることができるのは、今回が最後だろう。



ということで、チケット入手しました。

「なんでそんな行きたいんだ?」と家族からはいろいろ言われたが、正直、さんざん私に迷惑かけているやつらからそんなこと言われたくないのである(異論は認めない)。

現メンバーでのツアーで演奏した楽曲を見たが、The Beatlesナンバーやリンゴのソロは当然として、Mr.mister、TOTO、サンタナ、トッド・ラングレン、、それぞれのメンバーの楽曲を演奏するとなれば、これは行くべきだろう。

「05年のQueen以来、ライブには行ってないんよ」
「で、いくらするん?」
「15000円」
「高い」
「ポール・マッカートニーは50000円だったんだよっ!今回は、リンゴだけじゃない、ほかの見たいアーティストも来るし、その人たちの曲もするんだよ!!いいやんか!別に!!」

もはや、ポールの武道館チケット代まで引き合いに出して(ちなみにポールの福岡公演も15000円だった)、自分でも何を言っているのかよくわからん状態。

3月に来福したTOTOも涙をのんだが、メンバーにスティーヴ・ルカサーがいるので、TOTOの楽曲も当然演奏する。

観客の平均年齢も高そうなこのライブ、10月27日、このメンバー全員無事に見ることができますように!!


私を構成する9枚

2016-02-14 15:40:52 | 音楽話


一時期、SNSで「私を構成する9枚」なるハッシュタグがはやり、みんなこぞって投稿していた。
私も、はやりに乗ってみようと、一応やってみた。

が・・・。

意外にこれが難しい。

アルバムを9枚に絞るのも一苦労だが、アーティスを絞るのも悩む。

結局、私自身が好きで聴いてきたアルバムと言うことで、なんとか無理やりに9タイトルにした。

実は、中央は10枚組。

その時点でダメじゃん!!

というのは置いといて。

ハードロック系に固めずにチョイスした感じかな。
中央の10枚組Iron Maidenは、それこそ迷ったので、究極にこれにした。

Queenも迷ったんだけどね。



そして、リッチー・ブラックモア関連のみで作ったのがこれ。
一人に絞ってもやっぱり漏れてしまう。

まぁ、仕方ないかな。

ほかにも、いろいろとテーマを決めて作ろうかと思ったが、考える時間と手間暇を考えて、自分が思っていればいいや・・・という、なんともいい加減なことに・・・。

実は、ずいぶん前に、「きっかけの10枚」ということで、公表したことがある。

これは、当時(99年~02年ごろ)管理していた簡易作成HPの「シムコミュニティ」で知り合った友人の音楽サークルに入っていたのだが、立ち上げたAtchさんから声をかけていただき、原稿を書いて投稿させていただいた。

そして、このサイトがまだあることにびっくりしたと同時に、MF10CLUBからの縁である、Atchさん、ナラッチさん、しみづさん、たあにゃさんが、今でもmixiやfacebookでつながっていることにも、不思議な縁を感じる。

音楽を通して知り合ったが、まだお互いお会いしたことがない。

シムコミがなくなって10年近くになるが、場所は変わってもこうやって広がりつながった縁を、これからも大切にしていきたいと改めて感じた。