炎と水の物語 2013 Apprehensio ad Ignis et Aquarius.

広大な宇宙を旅する地球。私たちは今、どの辺にいるのでしょう. 

団塊の世代のフトコロを.... 報道の潮流.

2006-06-21 | 人災社会学!
 団塊の世代が退職の時期を迎え、その暖かい懐をねらった新興のビジネスが盛んなようです。こうしたビジネスの他に、より大きなお金を吸い上げる事態が起きています。

 実態のない新興企業の株式を買った人の多くは、60代の人々、すなわち、団塊の世代でした。かつて、「 金の卵 」と呼ばれ、高度経済成長を支えた勤勉な世代が、何ゆえ、実体のない会社の株をつかんでしまったのでしょうか。
株取引のベテランは、二部、Jasdaq市場上場の株さえ、倒産のリスクが少なくないと敬遠するのですが、どうして、リスクが高い新興企業の株式市場に、証券取引所のシステムがパンクするほどのお金が、集中したのでしょう。

 筆者は、連日トップニュースで扱われたヒルズ族企業を、てっきり、東証一部上場か、せめてJasdaq市場にあると思っていました。営利を目的とする民間企業はともかくとしても、公共放送たる NHK までが、連日連夜、トップで報ずるのですから、よほど経済的、社会的信頼性の高い企業と錯覚してしまいます。新興市場の会社が、トップニュースで取り上げられることは、めったにありません。私は、新聞の証券欄は、字が細かくて、確認したことはなかったのですが、上場廃止欄を見てはじめて新興市場と知り、愕然としています。

 連日連夜の過剰な報道が、実態のない赤字会社を、かくもきらびやかな花形企業に見せはしなかったでしょうか。最新の高層ビルに会社をかまえ、選挙にまで担ぎ出されたその姿...。テレビ画面の向こうに、自分の夢を重ね合わせてしまったのかもしれません。
 団塊の世代のふところをねらった報道は、これからも続くように思います。


 今日のキーワード

Take the gilt off the Gingerbread !

Never eat the Gingerbread !
So as not to be Gingery.

Do it Gingerly !

辞書を引いてみよう(^o^)。


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2 コメント

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Unknown (pommoi)
2006-06-27 22:51:34
こんばんわ、私もそのことになぜ、という疑問を感じていました。あの社名というのは無料のプロバイダとして知られていました。無料のプロバイダがなぜ黒字を出せるのか。仮にそんなビジネスモデルがあるのだと説明されても、すっきりしないはずです。

被害、というかあのような会社に手を出してしまった団塊の人々、及び主婦の方々にはそのような感覚はなかったのではないかと思います。

ところで、無料プロバイダの社名さえ、買収で手に入れたものだとわかり、唖然としました。
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彼の本質と、そのバックグランド (U-2)
2006-06-28 20:57:10
pommoiさん、コメントありがとうございます。

テレビや新聞に書いてることが、全て本当だと思っているタイプ。物事、信じ込みやすいタイプの人が、餌食になったようですね!

最近の家庭用テレビは大型化していますので、効果抜群かもしれません(--;



 無料プロバイダですが、きっと「お金があれば何でも出来る」んでしょう。でも、彼の本質は、「お金のためには、何でも出来る」だったw!



ああした実態のないモンを一斉に、はやし立てる裏には、いったい何が潜んでいるのでしょうか。日本のどのチャンネルつけても同じ事を報じる、かくも画一的なマスコミの裏構造は、どうなっとるのでしょう??!
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