炎と水の物語 2013 Apprehensio ad Ignis et Aquarius.

広大な宇宙を旅する地球。私たちは今、どの辺にいるのでしょう. 

災害時の心理を考える. その3.

2004-12-16 | 災害の心理学
災害時、特に地震発生時に流れる、色々なタイプのデマを考えてきました。 1.人種嫌悪、反感から発生する「分裂デマ」。(日本でも過酷な植民地支配のさなか、関東大震災時に流され、多くの人命を失う結果となり、国際的非難を浴びている。) 2.恐怖による不安を和らげようとようとする「恐怖デマ」。情報の不足による不安が、不満にまで高まり、デマとなる場合もあります。 3.強い希望、渇望から発する「願望デマ」(今 . . . 本文を読む

災害時の心理を考える. その2.

2004-12-16 | 災害の心理学
震災時に流れる、デマ。 なぜ、このようなものが、現れてくるのでしょうか。 私は、この分野の日本での研究の層に、首を傾げざるを得ませんでした。関東大震災、日本海中部地震での、デマが影を落としているのでしょうか。 それはひとまず置き、再び『デマの心理学』(G.W オルポート/L ポストマン 岩波書店)の助けを借り、人の心の動揺を考えて見ましょう。 大震災時、大地が振動し、地面が裂け、山は崩れ去り、 . . . 本文を読む

災害時の心理を考える. その1.流言飛語

2004-12-16 | 災害の心理学
地震災害などにつき物の、流言飛語こと、デマ。 昭和39年の新潟地震以降、当時のトランジスタラジオや自動車、更に最近では携帯電話の普及で、大きな混乱は消えた、と言われますが、今日はこれに付いて考えてみます。 大地震の際に、いろいろなデマが流れるというのは、お決まりなようですが、いったいなぜ?どこから??、そのようなものが、湧き上がって来るのでしょうか。 その前にデマについて、私たちの身近を、よく考 . . . 本文を読む