炎と水の物語 2013 Apprehensio ad Ignis et Aquarius.

広大な宇宙を旅する地球。私たちは今、どの辺にいるのでしょう. 

日本美再発見

2005-02-28 | Weblog
ときどき、コメントを下さる方のブログに、ある地方競馬場の差し迫った状態が記されていました。 私は、競馬というものには、ほとんど感心がありませんが、動物が大好きですので、一つ筆を執りました。(職場の付き合いで、一度だけ、券を買ったことが、ありました...) こうした競馬場に、日本古来の流鏑馬を復活させてみては、どうかなと思うのです。 競馬場でしたら、思う存分、馬を疾走させられますし、サラブレッドな . . . 本文を読む

お米のふるさと

2005-02-24 | エコロジー
日本の美味しいお米の代名詞ともなっている、新潟県塩沢町の稲作を考えてみます。 巻機山の登山路、入り口にあたる、塩沢町清水の集落を訪ねると、登川の清冽な流れが、印象的です。 民宿の窓辺からは、青いガラスが流れていくような、心洗われるような光景を楽しめます。 芽吹きの森を、春の歌をさえずる鳥の声を楽しみながら、登川に沿って、上越国境の清水峠の方に遡って行くと、川の中に岩が崩れ落ちている所を多く目に . . . 本文を読む

東南アジアの伝統的稲作

2005-02-21 | エコロジー
熱帯の森が、植物の栄養素を濃縮することを前に、書きました。 今回はその下流で行われる、稲作から、エコロジーを考えてみます。 東南アジアの伝統的な稲作では、肥料をまったく施しません。 にもかかわらず、毎年、10アール当たり、150kg~200kgほどのお米がとれます。 何が、栄養分を補給しているのでしょうか。 水田の中では、藍藻のほか、光合成細菌、稲の根近くに住む、多くの従属栄養細菌などが活発に . . . 本文を読む

着生蘭の咲く仕組み

2005-02-17 | エコロジー
先に着生ランについて書きましたが、樹に付着して生きる蘭が、どのように栄養を確保しているのか、考えてみます。 土に根を生やしているのであれば、土の中から栄養分をとる事が出来るのですが、樹の上にあって、いったい、どのようにして栄養を得ているのでしょうか。 パプアニューギニアの森での調査では、雨の中に1ヘクタール当たり、窒素が6.5kg、リン0.5kg、カリウム7.3kg、カルシウム3.6kg、マグネ . . . 本文を読む

バードウォッチング. エナガ

2005-02-14 | 休憩室
今日は、雪の合間に、小さなお客さんが来ました。 一生懸命、花スオウや、梅、桜の芽を食べています。 山には、食べ物が少ないのか、食事に夢中, エナガ君たち、そばに寄っても逃げません。 今年の桜は、寂しくなりそう。 杉の植え過ぎは、山の生き物にも大きな影響を与えています。 生態系を無視した植林、困ったものですね。昨年は、クマ君たちが受難。小鳥も、腹ぺこ。 次は、人につけが...。 . . . 本文を読む

セロジネ Coelogyne intermedia

2005-02-10 | 休憩室
セロジネ インターメディア( Coelogyne intermedia )が咲きました。中国雲南~ヴェトナム~ヒマラヤの高地に咲く、セロジネ クリスタータなどとの交配種です。 丈夫で手間いらず、肥料も要らず、どんどん増えます。 夏は、水を好みますので、野外の木かげにつり下げたままで育ちます。 ラン科の植物植物は、最も進化したと植物と言われるだけあり、省力、省資源的です。 原産地では樹の高い所に . . . 本文を読む

八月のクリスマス ?

2005-02-07 | Weblog
ワールドカップサッカー、アジア予選たけなわの今日、ゴール裏にゆれる、大日章旗と、旧海軍旗( 某新聞社旗?)を見て、筆を執りました。何せゴールと共に、一斉に、大きな日章旗がひるがえるのですから、すごく感動的な気もします。 さて、昨年、8月の中国でのアジアカップサッカーでの、中国のサポータのマナーが、話題になりました。 あの騒ぎ以降、中国に嫌悪感を抱く方も増えた事と思います。 何ゆえに、中国の若者は . . . 本文を読む

ヒーリング  土と健康

2005-02-04 | 休憩室
 バーネットの『 秘密の花園 』は、インドで両親を失った子どもの、ヒーリングの過程を描いた、児童向け小説の傑作。 いびつな子どもの心を癒し、はぐくんでくれるのが、ヨークシャーの荒野、ムーアに吹く風であり、素朴な風土や、育ちゆく草花なのです . . . 本文を読む

太平洋を越えた津浪. 1700年のオレゴン沖、M9の巨大地震。

2005-02-01 | 北米
 先に書いた登呂遺跡を埋没させた、杉原荘介博士の述べる「 一瞬の災害 」が、どうも腑に落ちませんでした。 しかし、スマトラ島沖巨大地震の被災地の様子が、明らかになるにつれて、私は、弥生時代末期の登呂にも、こうした強烈な津浪が押し寄せたのではないかと、思うようになりました。  考古学者の*コールズ夫妻は、登呂の埋没した様子が、アメリカ、オリンピック半島の海岸にある有名なオゼット遺跡の埋没の様子に、 . . . 本文を読む