炎と水の物語 2013 Apprehensio ad Ignis et Aquarius.

広大な宇宙を旅する地球。私たちは今、どの辺にいるのでしょう. 

スマトラ沖に再度、巨大地震

2005-03-29 | アジア・太平洋地域
☆3月30日 改訂版 メタンの話を書いていました所、スマトラ沖で再度、巨大地震が発生したことを知りました。 スマトラ北部アチェ州といえば、天然ガスの権利をめぐって、地元住民と、中央政府・石油資本との間で、血で血を洗う戦いの繰り広げられた地域です。資源民族主義の争いといえましょうか。 資源の利権を民族対立にすりかえるのは、悲しむべきことです。 それにしても、M8.5以上の地震が立て続けに二度も起 . . . 本文を読む

バイオ発電 続報。 湿式と 乾式?方式

2005-03-29 | エコロジー
バイオメタン発電に興味を持ち、さらに調べてみました。 廃棄物からメタンを取り出す方式には、「湿式」、「乾式」の方式があることを知りました。 メタンは、中国語で、「沼気」・[ zhaoqi ]と呼ばれるように、空気から遮断された嫌気状態で、発生します。 「湿式」方式は、水槽に有機物を溶かし込み、水中で酸素を遮断してメタン発酵させる、オーソドクスな方式です。日本でも、酪農家が、比較的小規模な装置を導 . . . 本文を読む

日本のバイオ発電 あれこれ

2005-03-22 | エコロジー
今日は、愛知地球博開催を記念して、日本のバイオ発電の代表格、京都府八木町 バイオエコロジーセンターを紹介します。排泄物処理能力が、牛約600頭、豚約1,200頭分で、メタン施設分だけで、建設費10億円と、高額です。(他に堆肥施設の建設費5億7千万円、総工費16億円。英語ヴァージョン建設費が、書かれていない。) 家畜の排泄物を発酵させてメタンを取り出し発電し、堆肥も製造する施設なのですが、先に書い . . . 本文を読む

「 神戸に,地震はない。」 に続いて...

2005-03-20 | 人災社会学!
☆1983年5月の日本海中部地震の前、秋田では、「 日本海に津波は無い。」というデマが、」まことしやかに、流れていました。 秋田県が、地震の前年に発行した、『秋田県地震対策基礎調査報告書』にも、「秋田県沿岸に津波の心配はほとんどない。』と書かれています。編者には、東大地震研究所の宇佐美先生の名があります。当時、秋田県がすすめていた、海上埋め立て工業用地造成工事のために、史実を捻じ曲げたものか.. . . . 本文を読む

セントへレンズ火山 小噴火

2005-03-15 | 北米
日本時間3月 9日、セント へレンズ火山が小噴火。 噴煙は、約一万一千メートルに達しました。 同火山は地震との連動性も、指摘されています。 図は、セント ヘレンズ火山周辺のダムなどを示す。中央の白いマークが山頂部。  拡大図は こちら 北西から、Mayfieldダム、Riffeダム、南にMerwinダム(1931年完成)、Yaleダム(1953年完成)、Swiftダム、他があります。 いずれも . . . 本文を読む

鳥居龍蔵の見た沿海州

2005-03-08 | Weblog
前回は、考古学者の鳥居龍蔵について、少し書きました。 皮相な、ものの本に、「 鳥居龍蔵は、大陸進出の尖兵 」などとする論調がありますが、私が知る鳥居龍蔵の著述は、学術的に実に、素晴らしいものです。歴史資料を捏造するような、今どきの「考古学者」の類が、そのような妬みを吹聴しているのでしょう。 先に書いた、シンガポール建設の父、スタンフォード ラッフルズにも、同じような評をする向きがあるのは残念なこ . . . 本文を読む

「 牛発電所 !」建設調印式 米ワシントン州

2005-03-06 | エコロジー
☆3月26日改訂版 三月十一日、アメリカ ワシントン州ベリンガム市近郊のハークス農場にて、牛の排泄物による、ワシントン州では初の、メタンガス発電所建設の調印式が行われました。 PHOTO PETE KENDALL HERALD. (写真の牛は、ジャージー種?ホルスタインよりも小型な乳牛) 百二十万ドルの建設費で、乳牛、千五百頭分の排泄物から、一般家庭180軒分の電力をまかなう、メタンガス . . . 本文を読む

戦争のジャーナリズム

2005-03-01 | 人災社会学!
リアリズム作家、黒島伝治は明治31年小豆島に生まれました。 今日は、その代表作の一つ『 橇(そり)』から、侵略戦争の本質を考え、イタリア人ジャーナリスト、誤射?事件を考えます。 黒島伝治は、ロシア革命への干渉戦争、いわゆるシベリア出兵(大正7年~11年)に、徴兵され戦地に赴きます。そこで彼が見たものは、何か。 短編ですので、読んでのお楽しみですが、光景が目に浮かぶような、リアルさこそが、彼の才能 . . . 本文を読む