炎と水の物語 2013 Apprehensio ad Ignis et Aquarius.

広大な宇宙を旅する地球。私たちは今、どの辺にいるのでしょう. 

クリスマスプレゼント

2008-12-25 | 休憩室
 今年のプレゼントは、オフィスソフト付きの無料OS、 Ubuntu 8.10です。
国連児童基金 UNICEFの委託で、発展途上国の教育用PCに搭載するOS、Edubuntuを製作している、英国のCanonical社が管理しています。

 高価でセキュリテイーの問題が多く、危険な マイクロソフト社のWindows は、ヨーロッパ、新興中進国、発展途上国で、急速に敬遠されつつあります。 Ubuntuを使えば、WindowsのようにOSが代るたびに、高価なパソコンを買い換える必要はなくなります。

 Ubuntuは、4ギガバイトのハードディスクス、256メガバイトのRAM(メモリ)、CPU 500MHz以上があれば、軽快に動き、一般的なコンピュータの場合、25分以内でインストール出来ます。オフィスソフト、ウイルス対策ソフト、スパイウエア対策ソフト、ファイアーウオールソフトも、無料で付属しています。 また、半年に一度、無料でヴァージョンアップされ、少しずつ改良されて行きます。

 このシステムを支えているのは、インターネットの認証・暗号化技術で財をなした アフリカ生まれのマーク シャトルワース氏です。 シャトルワース氏は、儲けたお金を、さらなるお金儲けに使うのではなく、アフリカなど貧困に苦しむ国々の人々が、無償で利用できるコンピューターソフトの開発に使い、現在も改良を続けています。

 両社の物の考え方、哲学のちがいは、大きく、マイクロソフト社のように必要のないバージョンアップを繰り返し、利用者に多大な出費を強いるあこぎな会社もあれば、苦しんでいる人々を救おうという哲学を持った企業あります。これからの社会、どちらの哲学が、人々に支持されるのかは、明白かと思います。

 これからは、自治体や学校では、特定の独占営利企業である、WIndousやMacではなく、こうした公共的利用を目的に作られている Linux系OSとその付属ソフトの利用を、推進するべきではないでしょうか。
自治体が主催する、WindowsやOfficeの利用方法の講習会は、事実上、マイクロソフト社の営利に利用されていることになり、税金の使い方としては、問題が有るように思います。

追記
 Ubuntu 使用上の注意点. 
私の経験から、Ubuntuは、文字がギザギザしていて読みにくい。画像や、文字がボヤけて見える場合がある。 画面が異様にまぶしいなどの日本語版独特の欠点を持っているようですが、少しずつ改善されることと思います。

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