アフリカの伝統的農業を調べていて、乾燥に強い豆科作物で、雑穀と混植されるカウピー(Cowpea)が,日本の ササゲ と同じ物である事を知りました。
ササゲ は、日本の赤飯には無くてはならない ハレ の食物として、小豆とともに古くから栽培されてきました。最近では、表皮に含まれる、アントシアニン色素が、現代人の目の疲れに良いと、見直されています。
その ササゲ 故郷は、遠く離れたアフリカの中部、ナイジェリア辺にあるそうです。ナイジェリアでは、現在でも ササゲ の栽培が盛んで、世界の ササゲ の3割を生産しています。アフリカでは、若いサヤと若葉を野菜として利用し、成熟した豆はスープなどに調理し、残った茎葉は家畜の飼料として利用しています。実には、タンパク質が25%ほど含まれてます。
ササゲ( 英名 カウピー )は、他の作物が育たないような 乾燥地 や、やせ地に耐えるため、乾燥に強いキビ(黍)などの穀類と、混植されてきました。ササゲのうちで生育が速く、繁茂するタイプは、雑草を制圧し、混植した穀類も良く育つとの事です。
I I T A(熱帯農業国際協会)によると、ササゲの世界平均反収は、10アール当たり34kg。ナイジェリアで、42kgとのことです。かなり生産性が低い事がうかがえます。
なお、日本には、ササゲの他に、ハタササゲ と呼ばれる近縁種が、九州南部~南西諸島に栽培されています。
・ ササゲ( カウピー ), Vigna unguiculata (L.) Walpers cv-gr. Unguiculata E.Westphal ・>>>・ 英名 Cowpea >>>・
・ ハタササゲ,Vigna unguiculata (L.) Walpers cv-gr. Biflora E.Westphal ・>>>・
ササゲによく似た、リョクトウ( 緑豆 )の原種もまた、中央・東アフリカ,マダガスカル,アジア大陸部,インドネシア,ニューギニア,オーストラリア北部および東部に広く分散しています。日本の縄文時代早期の遺跡、福井県 鳥浜貝塚からも、リョクトウ、ヒョウタンの種子が発見されていますので、この当時すでに、日本でも簡単な農耕が行われていたと考えられています。(以前、縄文前期と書きましたが、早期の誤りでした。訂正してお詫び申し上げます。)
・ リョクトウの祖先野生種 Vigna radiata (L.) Wilczek var.sublobata(Roxb.) Verdcourt ・>>>・
地域によって、中・南米原産のインゲン豆を、ササゲと呼ぶ場合もあります。
-ご参考-
・ 豆類遺伝子資源データベィス・ 独立行政法人 農業生物資源研究所
・ I I T A 熱帯農業国際協会 @ U K. Cowpea.・
I I T A は、北ナイジェリアの Kanoで、ササゲの研究を行っています。Kano は、ナイジェリアでもササゲ栽培の中心地で、多くの品種が残っているそうです。
ご飯を炊く時に、米三合にササゲを小さじで二杯ほど入れると、おいしい御飯となります。パンに入れこねて焼き上げるのも美味しいです。
ササゲ種子 販売店
・ インドの種屋さん ・>>>・
・ カリフォルニアの老舗の種屋さん ・>>>・
・ 拙ブログ
・ 「 せっかちな縄文稲作論 1 」 ・>>>・
・ 「 せっかちな縄文稲作論 2 」 ・>>>・
・ 「 根菜文化の旅 遥かに... 」 ・>>>・
・ 「 アフリカ起源の作物 四角豆 」・>>>・
・ 「 アフリカ起源の作物2 ユウガオ ヒョウタン 」 ・>>>・
・ 「 GEORGE. W. CARVER . アメリカの青木昆陽 」 ・>>>・
ササゲ は、日本の赤飯には無くてはならない ハレ の食物として、小豆とともに古くから栽培されてきました。最近では、表皮に含まれる、アントシアニン色素が、現代人の目の疲れに良いと、見直されています。
その ササゲ 故郷は、遠く離れたアフリカの中部、ナイジェリア辺にあるそうです。ナイジェリアでは、現在でも ササゲ の栽培が盛んで、世界の ササゲ の3割を生産しています。アフリカでは、若いサヤと若葉を野菜として利用し、成熟した豆はスープなどに調理し、残った茎葉は家畜の飼料として利用しています。実には、タンパク質が25%ほど含まれてます。
ササゲ( 英名 カウピー )は、他の作物が育たないような 乾燥地 や、やせ地に耐えるため、乾燥に強いキビ(黍)などの穀類と、混植されてきました。ササゲのうちで生育が速く、繁茂するタイプは、雑草を制圧し、混植した穀類も良く育つとの事です。
I I T A(熱帯農業国際協会)によると、ササゲの世界平均反収は、10アール当たり34kg。ナイジェリアで、42kgとのことです。かなり生産性が低い事がうかがえます。
なお、日本には、ササゲの他に、ハタササゲ と呼ばれる近縁種が、九州南部~南西諸島に栽培されています。
・ ササゲ( カウピー ), Vigna unguiculata (L.) Walpers cv-gr. Unguiculata E.Westphal ・>>>・ 英名 Cowpea >>>・
・ ハタササゲ,Vigna unguiculata (L.) Walpers cv-gr. Biflora E.Westphal ・>>>・
ササゲによく似た、リョクトウ( 緑豆 )の原種もまた、中央・東アフリカ,マダガスカル,アジア大陸部,インドネシア,ニューギニア,オーストラリア北部および東部に広く分散しています。日本の縄文時代早期の遺跡、福井県 鳥浜貝塚からも、リョクトウ、ヒョウタンの種子が発見されていますので、この当時すでに、日本でも簡単な農耕が行われていたと考えられています。(以前、縄文前期と書きましたが、早期の誤りでした。訂正してお詫び申し上げます。)
・ リョクトウの祖先野生種 Vigna radiata (L.) Wilczek var.sublobata(Roxb.) Verdcourt ・>>>・
地域によって、中・南米原産のインゲン豆を、ササゲと呼ぶ場合もあります。
-ご参考-
・ 豆類遺伝子資源データベィス・ 独立行政法人 農業生物資源研究所
・ I I T A 熱帯農業国際協会 @ U K. Cowpea.・
I I T A は、北ナイジェリアの Kanoで、ササゲの研究を行っています。Kano は、ナイジェリアでもササゲ栽培の中心地で、多くの品種が残っているそうです。
ご飯を炊く時に、米三合にササゲを小さじで二杯ほど入れると、おいしい御飯となります。パンに入れこねて焼き上げるのも美味しいです。
ササゲ種子 販売店
・ インドの種屋さん ・>>>・
・ カリフォルニアの老舗の種屋さん ・>>>・
・ 拙ブログ
・ 「 せっかちな縄文稲作論 1 」 ・>>>・
・ 「 せっかちな縄文稲作論 2 」 ・>>>・
・ 「 根菜文化の旅 遥かに... 」 ・>>>・
・ 「 アフリカ起源の作物 四角豆 」・>>>・
・ 「 アフリカ起源の作物2 ユウガオ ヒョウタン 」 ・>>>・
・ 「 GEORGE. W. CARVER . アメリカの青木昆陽 」 ・>>>・
ササゲ豆の料理法、向こうでは独特な調理法があるようですね。うちの親戚も、じつはそちらにいたのですが、今は遠くに行ってしまいました。聞いておけばよかったな~。
今日は、豆のビタミンB類について、記事にしようと、案を練っていますが、F A O のページに離乳食が、出ていました。ビタミンとAとCは、出ていますが、B類がなぜか、載っていません。
子どものむずかり、いらいら、疲れやすさなどは、B類の不足からも来ると聞いています。アフリカの豆料理,教えて下さいね(^^)。。
http://www.fao.org/docrep/007/y5740e/y5740e0a.htm
私は食べ方を知らず、インゲンと同じようにサヤつきで食べていました。普通は、豆だけを食べるんですかね?
ナイジェリアではサヤつきで売っているのを見たことがあります。
ササゲの記事を書きながら、ササゲを実は栽培した事のないU-2です(^^;
平家の宝物のこと、ありがとうございます。
平家物語では、パミール高原辺の話しまで出てきますが、アフリカに俄然、関心を持ったU-2です。ササゲのアフリカでの土地生産性は、とても低くいようです。
アフリカの実態、こちらもご覧下さい。サヴァイヴァルの状態です!http://blog.goo.ne.jp/rgriggs1915/e/efd91dcc5ddb1dc25cc4dc2e4996837c
U-1さん♪こんばんは。
今夜はパソコンからですが、携帯電話から『炎と水の物語』を拝見していました~♪
すぐにアクセスできるように、色々と工夫されたブログなのですね^^
ササゲって、私は今まで広島だけの植物かと思っていました。
何と原産地はアフリカの中部、ナイジェリア辺だったのですネ!
そしてナイジェリアでは現在でも世界のササゲの3割を生産しているとか。
小豆に似た小さなあのササゲが、遙か遠くのアフリカの人達の食卓にも上っているんだなと思うと、一気にその人たちまで親しく感じてきました。
私も、アフリカのカウピーと、日本のササゲが、同じものである事を知って、びっくりして、記事を書きました。たいへん雄大な旅をしてやって来た作物のようです。すごいですね~(^o
^)。。
ゆ~さんの所、いろいろ動物がいて楽しそうですね。うちは鶏がいます。記事ではプレーリードッグについても書いています。遊びに来て、いろいろ見ていってくださいね。
ササゲのふるさとが 遠く離れたアフリカだなんて初めて知りました。ここはとても勉強になることがたくさんかかれていますね~。我が家で作っている野菜たちの名前も数多く出てくるので とても参考になりました。これからも遊びに来させてくださいね。
私のブログに知りうる限りの(笑)ことを書いておきましたので良かったら参考にしてください。