炎と水の物語 2013 Apprehensio ad Ignis et Aquarius.

広大な宇宙を旅する地球。私たちは今、どの辺にいるのでしょう. 

民族の旅遥かに 「 根菜文化の航跡 」 

2005-06-01 | エコロジー
世界の最古農耕文化は、アフリカの雑穀農業、西アジアの麦作農耕、中国の稲作、アメリカ大陸のトウモロコシ農耕、それに、東南アジアの根菜農耕文化が、代表的なものでしょう。
今日は、東南アジアで発生した根菜文化の、日本への渡来の可能性を探ります。

縄文人のDNAは、東南アジアのマレー、インドネシア、フィリピン、台湾先住民や大洋州の人々のDNAとたいへん良く似ている事から、縄文人はこうした地域から渡来した人々と、今では考えられています。*
ニューギニアのクック湿地(KUK swamp)、ソロモン諸島の1万年~7千年前の遺跡から、タロ芋、バナナなどの根菜、果樹農業の跡が発見され、世界最古の農耕遺跡の一つとされています。

アジア大陸側でも、北ベトナム.バクソン省などで、7千年前頃の新石器時代を告げる土器が発見され、すでに農耕がはじまっていたと考えられています。

さて、こうした地域からやって来た、縄文人は、サトイモなどの根菜農耕文化も携えてやってきたのでしょうか。
それとも、日本に生えるドングリ、栗、栃の実を主なエネルギー源に、魚や獣を蛋白源に暮らしていたのでしょうか。


*ご参考
・suyapさんのヤップ島での、自然と調和したタロイモ(ラック)栽培の記事 ・>>>

・縄文人のDNA 宝来 聡(ほうらい さとし)
"Proceeding of the Japan Academy "vol 65 ser B.No,10,1989

・『 沈黙の世界史 10, 半島と太洋の遺跡 』 新潮社 1970年

・アウストロネシア語族について、解かりやすく手堅い解説.
 作家の早崎隆志氏のHP.

* 印東道子氏の伝統的生活様式による環境破壊椿説
By Dr.Michiko Intou. 水田造成が、環境破壊なのだそうです...。ったく!

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2 コメント

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デークニについて (アマサ)
2005-06-03 21:45:12
こんばんは。アマサと申します。

島野菜色々へのコメントとご質問ありがとうございます。



江戸時代の農業書に出ている二人がかりでかつぐ大根は尾張大根ではないでしょうか?



雑記草0410とヤフーに入力して検索すると、関連サイトが出ます。

図もありますがいくらなんでも大き過ぎるように感じます。



デークニは普通の大根を野太くしたような形で、桜島大根のような蕪型ではないです。重さは5キロにもなるそうです。ただ島によって形、大きさはかなり違うようです。



ブログ始めて日が浅く、どういう形でお答えしていいか分からず、こちらからコメントの形でさせていただきました。



きれいなサイトですね。またよろしくお願いします。
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アマサさん あづましや(^^)。。 (YUITI ここの主)
2005-06-03 23:17:49
アマサさん 丁寧なお知らせ、ありがとうございます。

沖縄は、本当に個性的で素晴らしい所ですね。一度、行ってしびれました。



今月は、野菜の特集ブログにしようと、いろいろ調べていました。

「雑記草0410のヤフー検索」早速、調べてみます。ご教示、ありがとうございます。



デークニ、普通の大根を図太くした形なんですね。何だか、スゴイナ~。体に良さそうですね。



>ブログ始めて日が浅く、どういう形でお答えしていいか分からず、こちらからコメントの形でさせていただきました。



いえいえ、本当に助かります。お心使い、本当に、感謝申し上げます(涙)。





>きれいなサイトですね。またよろしくお願いします。



ここの壁紙は海をイメージしていて、気に入っています。

それにしても、沖縄の海、最高(^^)。

流れる詩であり、液体のシネマですね。

こちらこそ、よろしくお願い致します。嬉しいです~。
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