幸せについての考察 【桐棺三寸】

桐鳳柳雨が贈る、幸せについての考察。
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選挙前特別メッセージ

2004-10-03 | もくじ

選挙権を得た当初、私は選挙へは行かず、棄権ばかりしていました。
理由は、「投票したい候補者がいないから」ということ。
ただし、漫然と行かないということではなく、
「自分が棄権したことによってできた政権が何を決めても、それに反対する権利は俺にはない。仮に『おまえは死刑だ』と決められたとしても、甘んじてそれに従う。」
という覚悟ではありました。

しかし、やがて考え方が変わってゆきました。
元々、「誰が国家を統治するか」ということは、「殺し合い」によって決められていたこと…。
それを先人の、それこそ「命懸け」の努力によって、「(少なくとも表向きは)平和的」に決められるようになった…。
そして、誰でも「(少なくとも表向きは)平等」に参加できるようになった…。

こうした経緯を想った時、私が一票投じることができるという権利…、この権利を無駄にしてしまうということが、そうした「先人」に対して、非常に申し訳なく感じるようになってきました。

私の心情はともかくとして…。
簡単に言ってしまえばご承知の通り、国会で過半数の賛成を得れば、法案は成立します。
そして、それを決める国会議員は、選挙によって選出されます。

単純に考えて、仮に投票率が50%だとした場合、そのまた更に半分の、全体で見れば「1/4」の支持を受けた政党の意志が、日本全体の意志として通ってしまうということになるのです。

「選挙に行っても変わらない」と言って棄権している人の半分でも何らかの意思表示をしたならば…。
良い悪いは別として、或いは、日本全体の意志も変わるかもしれません。
(このあたりについては、こちらを ⇒本音トーク

「誰に投票したらいいのか解らない」…
「誰に投票しても同じ」…

どうしてもそう思えてしまうようでしたら、棄権だけはしないで、投票用紙に「桐鳳柳雨」とでも書いて投票して下さい。
(いけませんね、こんなこと言っちゃ…)

特に今回の選挙は、
「小泉首相を支持するか」
「郵政法案を支持するか」
ということを、我々「国民が直接選べる」という「国民投票」のような、非常に珍しい、そして面白い選挙でもあります。
(もちろん「争点」は、それだけではないのですが)

くれぐれも棄権などせず、参加してみて下さい。
「国民の本音はどうなのか」
私も大変興味があります。

また今回に限らず、選挙というものには、今後もぜひ参加するようにしてみて下さい。
「あなたが動いても何も変わらないかもしれないが、少なくとも、動かなければ何かが変わることもない」
と思います。
これは、選挙に限ったことではありませんが…。

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動かなければ何も変わることはありません。
普段動かない人たちが動かない限り、毎回必ず投票する人…つまり、ある候補者が当選することにより何らかの利益を得る人たち…の望み通りの世の中となってしまいます。

今回の選挙に限ったことではありませんが、有権者は投票という行為をもって、何らかの意志を表示すべきだと考えます。
(これは言ってはいけないことですが、「たとえ無効票を投じてでも」と、個人的には思います)

特に今回の選挙は、大変面白く、興味深いものとなっております。
しかし、それでは今までの「選挙」は、つまらないものだったのでしょうか。

私は、決してそんなことはなかったと思います。
確かに今回ほどではないかもしれませんが、そもそもが「誰が天下を獲るか」ということ…。
面白くないはずがありません。

今回の選挙について、大変関心が高くなっている大きな原因の一つに「マスコミ」の存在があるかと思います。
ニュース番組のみならず、普段芸能ネタを扱うような、いわゆる「ワイドショー」まで、こぞって取り上げています。

…これって、ちょっと「怖い」ような気がしませんか?
知らず知らずのうちに、自分の「気持ち」「心情」というものが、マスコミによって操作されている…。
大袈裟ですが、そんな感じさえします。

ついこの間まで大騒ぎしていた「花田家問題」。
まだ解決していないものと思いますが、ワイドショーはもう、そんな話題よりも選挙一色のようです。
(このあたり、私はワイドショーを見ていませんので推測になりますが)

視聴者が喜びそうなネタを振りまき、そして、それに飛びつく私たち…。
自分の考えや価値観を確立させる以前に、マスコミに「踊らされて」しまっていないでしょうか。

かと言って、新聞やテレビ、ネット等を通じてしか情報を得られない人が殆どだということも、また事実…。
そのあたりの、情報の取捨選択、見極め、判断その他、自分自身でしっかりと行わなくてはならないと考えます。

このブログのメインテーマにも通じますが、
「自分の幸せは、自分で考え、自分の責任において、自分の意志で掴むべき」
だと思います。

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競馬・競輪・競艇・オートレースなどを楽しむ方も多いかと思います。
例えば、競馬。
馬券を買わずに見る場合と、たとえ100円でも馬券を買って見る場合とでは、面白さが違うと思いませんか?
「どの馬が勝つんだろう」と思って見ているよりは、「自分が応援する馬が連に絡むのか」と思って見るほうが、ハラハラ・ドキドキしませんか?

選挙もこれと同じ、と言ってしまっては不謹慎でしょうか?
「誰が天下を獲るんだろ」と思って傍観しているよりは、実際に自分が投票し、「自分が支持した候補者は果たして勝てるのか」と思って見るほうが面白いかと思います。

因みに、「松本たけひろ和光市議」のブログによれば、「1票:約1000円」なのだそうです。

有権者ならば誰でも持ってる「1票:1000円」の投票する権利。
あなたも、ハラハラ・ドキドキの「天下獲りレース」に参加してみませんか?

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最近でもあるかどうか定かではありませんが、以前は時々、「月光仮面」「坂本竜馬」「聖徳太子」などに「投票」があった、と、新聞記事に載っていたように思います。
有権者が実際の候補者名を書かずに、このような名前を記入して投票した、ということです。

もちろんいけないことなのですが、個人的にはなんとなく好きです。
少なくとも、棄権するよりはいいんじゃないかな、と。
書かれたその「名前」から、なんとなく書いた人の「心情」みたいなものも伝わってきますし…。

もし、架空の候補者名を書くとしたら、あなたなら何と書きますか?
「坂本竜馬」などは、今でも通用しそうですね。
「聖徳太子」もいけるかな…。
「月光仮面」は、さすがに古いでしょうか。

本当にそう記入して投票してはいけませんが、何らかの意思が反映されるような、ユーモラスな、またはセンスのある候補者名を考えてみるのも面白いかもしれません。
「桐鳳柳雨」…?
誰も知らないでしょう。(苦笑)
全国バラバラに100票くらい集まれば、「誰だ、こりゃ?」ってことにも…、ならないでしょうね。


*お願い
当記事について。
ご迷惑にならない程度に、できるだけお知り合いの方々に広めていただけないでしょうか?
「投票率の向上」というのが、私の望んでいるところです。
決して、特定の政党を応援するとかいうことではありません。
繰り返しになりますが、
「自分が動いても何も変わらないかもしれないが、少なくとも、動かなければ何かが変わることもない」
と思います。



 


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