Kakuma News Reflector 日本語版

カクマ難民キャンプの難民によるフリープレス
翻訳:難民自立支援ネットワークREN
著作権:REN(無断引用転載禁)

2009年3-4月号 修了資格試験の合格点をとったのは中学生の3%

2009年08月16日 | 教育
ケニアの公立大学に入るためのKCSE試験で合格点をとったのは、284人のうちわずか9人だった。

2008年のKSCE試験(ケニア中等教育修了認定試験)で合格点をとり、ケニアの公立大学に入る資格を得たのは284人中のわずか9人だった。合格した生徒は2008年のKCSEの受験生のうち3%だった。残りの97%はその機会を逃した。

現在ある二つのキャンプ中学校で、B+を取った男子はいなかったし、C+をとった女子もいなかった。受験生たちはWUSC(ワールド・ユニバーシティ・サービス・カナダ)奨学金プログラムの競争に手が届かなかった。

受験した26人の女子のうち、かろうじて一人だけC-を取った。これでも大学に入るために必要な最低ランクのC+よりまだ低い。それでも、その少女は、3月13日に行われた教育の日表彰で、LWF教育部門から「ベスト女子」の証明書をもらった。

2008年のKCSEの結果は全国的に低下した。ケニア教育相、サム・オンゲリによれば、この成績の低下は、2007年の選挙後の暴動とその後の無秩序のせいだという。

カクマ難民キャンプの成績の悪さは、おそらく上記の原因ではないだろう、とある教育職員は言っている。「カクマは選挙後の混乱に影響されていない。教師のやる気のなさが我々の学校の悪い成績に大いに影響している」とその人は言う。これは「難民の教師は公平に扱われていない」というある中学の教師のことばで裏付けられる。

2008年KCSE試験に登録した284人の生徒のうち、13人の生徒の結果は未決定か保留になった。試験の日に欠席したのは7人だった。


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