やつあたり

また今日、彼とケンカをしてしまった。
原因は・・・
ライバル心を燃やす同僚Nが、またもや私にイヤミを言ってきて、
カチンときた。
それも、彼が居ない時だったので、彼は全く何も知らないんだけど、
Nは「Bくんに教えてもらった●●(店の名前）ね…」と私にその店の話を
続けた。その間中、その店の話をするのに、別に「Bくんに教えてもらった」は
言わなくてもいいんじゃないか？…と思った。
「Bくんに教えてもらった」をなんだか強調しているように聞こえた。
私には「あなたは知らないでしょ？」という風に聞こえた。
それでイライラしていたのと、生理で気分が悪かった(イライラしていた）のとで…


暫くしてから、彼が私の隣の席に来て話しかけてたのに、Nの視線・行動が
やたらと目に付いた。何か喋り掛けてほしそうに、Bくんの向かいの席で
意識をして、大げさな動作をする。見ない方が無理があるくらいの動作だった。
Bくんはそれでも彼女には見向きもせずに私の方を向いて、喋り掛けてくれて
いた。


それなのに、私はNの大げさな動きにイライラがピークに達し、顔は引き攣り、
私に喋り掛けるBくんを無視して下を向いたまま顔を上げることが出来なかった。
彼にしたら、「何もしてないのに、なんで無視されるの？」って感じだよね…
彼は私の態度にカチンと来て、さっさと帰ってしまった。
私は少し時間を置いて、追いかけるように「いつもの場所」に行った。
普段、退勤時間がずれてもそこで必ず待っていてくれる。


私は「きっと今日も待っていてくれるだろう」と思った。
「そこでさっきの態度は謝ろう！」と思った。
でも、「いつもの場所」には彼は居なかった。
彼に「いつもの場所に来てみたけど、もう帰っちゃったの？」とメールを送った。
彼から「あんなことされて、自分やったら待つか？」と返信がきた。
私は「確かに…」と思って、「さっきのは本当にごめんなさい。許して！」と
謝りのメールを送った。
で、「反省しながら、歩いて帰ります」と送った。
歩くと結構な距離だった。
本当は「彼が戻ってきてくれるかなぁ？」と期待してたんだ…。
彼といつもバイクで帰っている道のりをずっと歩いた。
後から彼が追いかけてくれると思った。


私が家に着く前に彼からメールで「着いた！」といつもの「自分ちに着いたメール」
が届いた。
それでも、心のどこかで「うちの下で待っていてくれてるのかもしれない」
と期待していた。


うちに着いた。当たり前だけど、彼は居なかった。
生理で貧血気味なのに、それも冷え込む中を40分歩き続けて、大量出血…
グッタリした。
彼が戻ってきてくれなかったことで更にグッタリした。

今日は、おとなしく…早く寝るか！

「他人のモノが欲しい」のではない

考えてみたら、二股をかけられてたことは二度、不倫も二度。
（あと、怪しげなのが何度か…）
今までの男性経験から…
もしかしたら今までの私の経験を聞くと、私のことを、ただ単に
「他人のモノが欲しいだけ」
だと思うかもしれない。非難されるかもしれない。
でも私の中では決して「他人のモノを欲しい」とは思っていない。
というか、思ったことは一度もない。
確かに自分でも「どこか異常なのではないか？」と悩んでみたり…
不倫する人の多くが「父親から愛情を受けなかった」という傾向があると
言われても、ピンとくるものがない。
私は普通の家庭に育ち、父親からも厳しいながらも可愛がられて育った（つもりだ）。
一体、なんで私はこんな恋愛をするのだろうか？


親友のように感じていて、相手のことを尊敬し、一緒に居て心地良くって、
でも、その気持ちが“愛”に変わって…相手も同じように感じて…
お互いに惹かれ合う…

最初から「奪ってやろう!!」なんて思っていないし、そんなことして
いい気分がする訳でもない。
勿論、「友達の彼を奪おう！」とか思ったことも一度もない。
よくドラマの中で「友達の彼を奪おうとするキャラ」が出てくるが、
そんなの鬱陶しいと思うし、全然理解出来ない。

二股にしても、不倫にしても、そう。
結果的にそうなってしまっているのであって、計画的な訳でもない。
気がつけば、そうなってしまっていた。

結局、弱いんだね…意志が。
「ダメ、絶対にダメ！」って強い意志を持って、「ふざけんなぁ！アンタ
には奥さん(彼女）がいるだろ～!?」って、相手の気持ちも蹴っ飛ばして
しまえるなら、こんなことにはなっていない。
「そうなんだ…アナタも私のこと好きなのね」とその気になってしまう
ところに問題があるのではないか？

冷静に考えてみれば、私は「君の●●が好き」という言葉に弱い。
いつもそれでその人を意識してしまう。
これって病気なのだろうか？
例えば、留学していた時の彼には「renkaが笑ってる時の目が好き」って
言われて、それまでキライだった自分の目が好きになった。
そして、彼のことが気になりだした。

最初の不倫相手Aさんには、「renkaの足が好き」「renkaの制服姿が好き」
と言われ、意識し出した。

今不倫しているBくんには「renkaのぷにゅぷにゅした二の腕が好き」って
言われて、「この二の腕も触ると気持ちいいんだから、引き締めること
はない！」と自分の二の腕が好きになった。
（これは別に言われたから彼を好きになったんじゃないか…）

でも、やっぱり「好き」と言われることに弱い自分がいることには間違いない！

あと、「頼り甲斐がある存在」であることも共通点だ。
「甘えてもいいよ」ってされるとついつい甘えてしまう。
困ったことがあったらすぐに助けてくれて、救い出してくれる。
その上、誘ってくる。
そこで、勘違いしてしまうのだ。
そんなスキだらけの相手。私を受け入れようとする相手。

それって、相手にも問題あるんじゃないか？と思うんだけど、　
私も反省すべき点なのかもしれない。