ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

同僚

2019-12-04 | アメリカ事情

 

 

 

ステファニー・スティヴンソンがフェイスブックに提出したクリスマスについて。


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私が幼かった頃、両親は経済的に困窮していました。 母の同僚のある女性が、私の兄弟と私がクリスマスに何を望んでいたのかを母に尋ねました。 母は彼女に言いました、すると、その同僚の女性は私たちが欲しいものを正確に買い求め、クリスマスの朝のために前もって私の両親にそれをくれました。 今日まで、私の兄弟はそれが今までで最高のクリスマスプレゼントだと言います。そして、サンタから私たちにくれたおもちゃを買ったのは実は彼女の同僚だと母が言ったのはほんの数年前でした。 彼女の寛大さなしに、その年のクリスマスはなかったかもしれません。

 

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12月4日のクリスマス・キャンペインは:学校や職場の中で,自分が まだよく知らない人ともっと親しくなるよう行動してみよう。


ある年の12月ふとしたきっかけで知り合いになった女性は、一人暮らしでごく最近母親を看取ったと言う。ご本人には身体的障害が少しあり、仕事はしていない。お元気かどうか気になって訪問すると、「この冬は寒いことになると思います」とつぶやいた。私は独りぼっちになり、そういう意味あいと思ったが、気になって「暖房器具はおありですか?」と尋ねた。すると彼女はセントラル・ヒーテイングを使うと電気代が嵩み、スペースヒーター(一部屋などの狭い空間で使うヒーター)を使いたいのだけれども、そのお金がない、と答えた。つい先週夫と私は、予備の部屋用にひとつスペースヒーターを買ったばかりでまだ箱から出してもいないのを思い出した。コスコでセールをしていた品だったのだ。「あら、ちょうどいい物がありますよ。早速家に行って持ってきますから。」と私は急いで帰宅し、その箱を抱えて彼女の家へ行った。その新しいヒーターの箱を渡すと、彼女は破顔して喜んだ。「すみません、こんな新品をわざわざお貸しくださって」と言う彼女に私は、「それは少し早いけれど、クリスマスプレゼントですよ。我が家ではいつ使うかわからない品ですから、どなたかがすぐにお使いになれば、ヒーターも喜びます。」と言ってからお暇した。帰り道、あのヒーターは、だいたい私たちが必要として買ったのではなくて、コスコで見た時、誰かの役に立つかもしれないと深く考えもせずに買ったのだった。それが時を経ずしてお役に立ち、時にはどなたかが望まれることを私でもその答えとしてお手伝いできるのが本当に嬉しかった。




 

コメント (2)
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