ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

暑い!

2020-07-11 | 手作り

今日は午後には華氏106度(摂氏41度)になる模様。今週はずっと110度すれすれの気温。夏本番。エアコンデイショナーの冷房は80度に設定しているが、各部屋に天井扇風機を取り付けてあるので、室内気温は75度台に保たれている。天井扇風機の効果は高く、これなしに夏を凌げない。

 

南加の国境に近い町に住んでいた頃は、120度以上(摂氏50度)には上がり、砂漠の町だから、夏は子供達はプール以外、外で遊べなかった。100度以上になると、太陽光は皮膚がチリチリと痛くなるほど焦がす感じになる。子供達五人連れて一家で、夏休みは北加の海辺へ避暑するのが我が家恒例のヴァケイションだったが、在宅している時は、朝は冷えた図書館へ通い、昼食には帰宅し、昼寝をさせ、3時から5時は、紙漉きだの、シャボン玉だの、ビニール紐で編むランヤード作りや、あるいはプールで遊ばせたり、母親はまるでボーイ・スカウトリーダーのように、色々計画したものだった。

 

そんな活動の中で子供達が好きだったのは、飲み物作りである。夫も私もアルコール類は嗜まず、子供が飲んでも構わないドリンクは、色々知っている。どんなものかと言うと、コーラ飲料とザクロのシロップ(グレナデイン・シロップ)を混ぜたRoy Rogers, ジンジャーエールとグレナデイン・シロップのShirley Temple, そしてグレープ・ソーダとミルクのPurple Cow紫の牛、などである。この三種以外にも、ノン・アルコールの、お子様ドリンクはたくさんある。お子様と限らず、大人も楽しめる。

 

子供も飲める楽しい飲み物は、ソーダ水、グレナデイン・シロップ、シロップ漬けのチェリー、ヴァニラアイスクリームなどがあれば、子供達と一緒に用意できるし、簡単である。ミントを栽培していれば、氷をいれた水にその葉を少し入れるだけでも、子供達は喜ぶ。レモンネイドやライムエイドを作っても楽しい。

グレナディーン・シロップ(ザクロのシロップ)

マラスキーノ(あるいはマラスチーノとも)チェリーズ

 

作り方:Roy Rogersロイ・ロジャース

材料:コーラ飲料を氷の入ったグラスに注ぎ、グレナデイン・シロップをほんの少量垂らし、マラスキーノ・チェリーを一つ、二つ浮かべる。

 

作り方:Shirley Templeシャーリー・テンプル

材料:ジンジャーエールをグラスに注ぎグレナデイン・シロップをほんの少量垂らし、マラスキーノ・チェリーを一つ、二つ浮かべる。氷を入れるか、冷やした飲料を冷たいグラスに注ぐ。

 

作り方:Purple Cow紫の牛

材料:グレープ風味ソーダ、あるいはグレープジュース、にミルク、あるいはヴァニラアイスクリームを混ぜる。ブレンダーを使うならば、冷凍濃縮グレープジュース缶をそのままブレンダーに入れ、1カップのミルクを加える。ヴァニラアイスクリームならばミルクシェイクになる。

 

糖分の気になる時は、氷を入れた水にレモンやライムのスライス、そしてミントの葉を加えるだけでも、爽快な飲み物になる。そしてもちろん、日本の麦茶は、忘れがたく、これは冷蔵庫に夏場は特に常備しておきたい。うちでは、おやつによくルートビア*にヴァニラアイスクリームを入れて、ルートビアフロートを作ったものである。そのルートビールも、ホームメイドだと子供達も余計喜ぶ。

*ルートビアroot beer)は、アルコールを含まない炭酸飲料の一種。

商品としてのルートビアは、アメリカ合衆国において19世紀中頃に生まれたとされる。ヴァニラや、桜などの樹皮、リコリス(甘草の一種)の根(root; ルート)、サルサパリラパリラ(ユリ科の植物)の根、ナツメグ、アニス、糖蜜などのブレンドによって作られる。使用原料やその配分は厳密に決まっておらず、銘柄によってさまざまなアレンジが施されている。ーWikipediaから。

 

 

ノンアルコールの飲み物は検索するとたくさん出てくる。その中から子供達に選ばせたり、ご自分のお好みな飲み物を、作ってみるのも暑い夏の一日、楽しいかもしれない。

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏の仕事

2020-07-07 | 手作り

vancourier.com

 

 

先週、やっと杏のフリーザージャムを作り終わったが、今週は白桃が山のようにキッチンにあるので、ホームメイドのピーチアイスクリームを作ることに。うちの些少果樹園は、Bountiful(豊富な、潤沢な)という名前をあげるべきかもしれない。ストーンフルーツ(桃、ネクタリン、杏など)は夫がせっせと間引きして、少数でもなるたけ大きな実をつけさせようと頑張っていたにも関わらず、たくさん実をつけてくれた。私の好きなイチジクも鈴なりで結構大きな実をつけてくれる。冬には柑橘類が豊作だったし、レモンは絞って冷凍してある。大きなチェスト型の冷凍庫は、もう目一杯そうした食物で溢れている。自然の恵は無駄にしたくはない。勿論たくさん友人やご近所へもお配りした。

 

ここはロッキー山脈地帯にある州や東部や北部の州のように冬ごもり的に冬仕度をする必要はそれほどない。そうした州の一つに住んでいた若い頃は、夏になると、冬用の野菜や果実の瓶詰やジャム作り、ピクルス作りで忙殺されていたものだ。私はただのお手伝いとしてだったが、そういう経験はありがたいものだ。冬に備える、災害時に備える、そうした行為は学んでいて無駄にはならない。

 

東部の州に住んでいた上から二番目の姉は、近くにトマト畑や桃の果樹園が多くあったので、初夏から、安価で入手できる野菜や果実で、よくCanning(瓶詰や缶詰)をしていた。トマトソースからピクルスやチャツネ、イチゴやピーチのジャム、杏やピーチは二つ切りにして瓶詰にしていた。西部太平洋側の州に住む長姉は、自宅の森に入ってたくさんのゼンマイを収穫し、それを瓶詰にしたり、放置され、荒れ果てた古い果樹園で許可を得て小さな洋梨や林檎をもいでそれらも貯蔵保存していた。野生ベリー類は溢れんばかりにそこら中茂り、姉と二人で私はたくさん摘んでジャムにした。ジャムも時折ルバーブとイチゴを合わせて作っていた。そんなジャムや杏や桃の瓶詰とホームメイドの全粒粉パンの重たいローフをたくさん貰って、秋学期に大学へ心豊かに戻ったのだ。

 

瓶詰に比べて缶詰は、主にドライな食物を詰める。穀類、小麦粉、砂糖、塩、スープの素、豆類、脱脂粉乳、フリーズドライの野菜、果実、などである。普通の主婦や素人ができる範囲のものである。中には牛肉の水煮を瓶や缶に詰め、保存貯蔵する人もいるが、私はもっぱら安全範囲内での食品にとどめている。

 

#10サイズの缶や蓋、中に入れるシリカゲルパケット等が市販されているし、小さいが、缶を蓋で封じるための機械は、私の場合は街のはずれにある教会の福祉事業のための小さなCanneryを利用する。そこでは食糧を缶詰にして必要な人々へ提供するのだが、奉仕でお手伝いした時、個人的貯蔵のためにそこの施設を利用できることを知った。20年前からそこで穀類やドライミルクを缶詰にしてきたが、とても便利である。

 

今ではCanningは滅亡しつつある台所の芸術とさえ呼ばれるが、まだまだその「芸術」を愛してやまない人々がいる。第二次大戦後、冷凍冷蔵庫の発達のおかげで、冷凍食品が人気を呼び、特に女性が外へ仕事に出るようになってから、すでに調理済みで冷凍してある食品をオーブンで温めるだけで用意できる食事は、救世主のようでさえあった。その便利さのおかげで、家庭の瓶詰・缶詰による食品保存貯蔵は影を潜めつつあったが、1970年代の大地回帰(ヒッピーの産物)とでも言える、自分で土地を耕し、種を植え、食物を作ろうという風潮が人気を取り戻していた。1980年代は手作りを大事にする風潮が生まれたが、そう長続きはしなかった。

 

ところが最近は自然で安全な食品を求める声が高まり、家庭菜園はもちろん、養鶏や乳牛飼育など、そうした農業活動が個人でも許される地域に住む人たちの間で広がっている。地産地消への期待、化学物質を使わない食糧を希望する風潮が生まれてから久しい。再度人気を集めている家庭用缶詰は、私たち自身の栽培した農産物の寿命を延ばし、国内外から出荷される食品購入を減らすことで、二酸化炭素排出量を削減することになる。また、食品の生産・供給源に関わることによって、保存料、化学物質、塩、砂糖など、食品に含まれるものを制御できる。

 

家庭菜園や果樹園の管理はまめにしなければならないし、無駄なく収穫をし、それらを貯蔵保存する過程は、確かに現代生活ではそう楽なことではない。その殺菌方法がhot water bathと言われる煮沸消毒・殺菌なので、いくら冷房の効いた台所でも、汗だく気味になるし、高温なジャムなどの液体で火傷する羽目になったりする。きちんとした煮沸殺菌後でも、蓋がへこまなければ、再度煮沸してくれぐれも食中毒にかからないように細心の注意を払わねばならない。

 

それでも出来上がった瓶がずらりと並ぶと、やり遂げた気持ちが心地よい。暑い夏の台所での、熱い活動への思いは、毎年果樹に実がなり始めると途端に湧いてくる。それがなければ夏ではない、とでも言うように、ガラージからメイソンジャーのしまってある箱を取り出し、いそいそと洗浄、「戦い」に備える私である。

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

気軽に

2019-12-20 | 手作り

 DAVORLOVINCIC/GETTY IMAGES

 

 

 

 

夫はグロサリーストアやコンビニ(日本とは別物のようなアメリカのコンビニエンス・ストアだが)の店員さん、ガスステイション、(金曜日のデートナイトで)行きつけのレストランのウエイター、かかりつけの医師オフィスの受付や看護師さん、行きつけのメカニック、そんな方々に、よく名前を知られていて、夫もその方々もファースト・ネームでの挨拶は欠かさない。私がよく行く布地・クラフト用品店のキャッシャーにまでそうである。それは彼がクレイマーではなく、いつも笑顔で挨拶を欠かさず、まず名札を見てそのお名前を憶えて、次回からは必ず「やあ、ケヴン、元気?」と言う具合に。愛想がいいと言えば、いいわけである。


私は、メカニックがショップで愛犬と一緒に働いていると、むしろその愛犬と友達になってしまう。メカニックのアロンさんのショップは父親から継いだもので、父親同様アロンさんも非常によく躾られた愛犬をいつも仕事場に連れてきている。父親の時は、チョコレート色のピットブルで、この犬は吠えもせず、車を見てもらっている間、私の傍へやってきて、遊んでくれた。息子のアロンさんは、やはり同系色のボクサーの愛犬で、これまた人懐こくて、行くといつも自分の玩具を持ってきて、私にくれる。この父親と息子は、働く人には便利な午後遅くから深夜近くまで営業しているから、番犬として愛犬も一緒にショップにくるのだ。この二頭はあまりに人懐こく、優しく、可愛いので、本当に護衛してくれるのか、と疑問だったが、荒々しい声や挙動不審だと、繊細に判断して、危険と感じると途端に頼れる番犬になるそうだ。私には心を和ませる可愛い可愛い犬たちである。クリスマスには毎年クリスマスカードにお礼を添えて、ペプシの12パックを届けるが、ドッグビスケットも添えている。

 

 

 

例え職場の誰かがすごく愚かしい質問をし、今耳にした質問は正気で、「マジで」したのか聞き手が確認するのに手間をかけなきゃいけない、そんな同僚でも、思い起こせば、いつかどこかで自分を助けてくれたことがあるかもしれない。



ダンスの好きなスヌーピーは、ひらひらと舞い落ちる葉にも、感謝する。小さなことでも感謝の気持ちがあると、その日一日穏やかに過ごせそうなのは、スヌーピーだけではないはずだ。





 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お母さんと一緒

2019-12-09 | 手作り

clipartpanda.com

 

 

 

Facebook経由でナンシー・ローレンツが提出したクリスマスについて。


おかあさんと一緒に 


私は7人兄弟姉妹の1人で、母と一緒に二人きりの時間を過ごしたことはあまりありません。 毎年クリスマスには、クリスマスイブの大家族のクリスマスパーティーのために、近くのお祖父ちゃんお祖母ちゃんの家に行ったものです。母自身、7人兄弟姉妹の1人だったので、いとこや叔母、叔父がたくさんいるのを見て、プレゼントをもらったり、歌を歌ったりしてクリスマスを過ごしたものです。 それはとても心温まる、愛情のに包まれたものでしたが、あるクリスマス、私は発熱して、かなり病気になりました。 その結果、私はパーティーに行くことができず、とても惨めでした。 母はそのクリスマスを私の看護と世話のために一緒に家にいました。 クリスマスツリーの下に置かれたソファに私は横たわっていたのを覚えています。母はレコードプレーヤーで静かにキャロルを流してくれました。 それは母と私だけの時間で、私が病気だったので、クリスマスプレゼントの1つを早めに開けさせてくれ、私だけのために特別なディナーを作ってくれました。 プレゼントは、私の最初のケン人形でした(以前はバービー人形とデートさせるためにスターワーズの11インチのC3P0を使用していたのでした)。 私は母とふたりきりで、とても楽しい時間を過ごしました。 

 

*******

 

12月9日のクリスマス・キャンペイン・チャレンジ:親しい友達や家族と話して、お互いを大切に思う気持ちや絆を表すものを交換し、お互いの家または部屋に飾ってみよう。


ここで提案するのは、家族の木を作ることである。家族の木、と言っても、系図のことではなく、色付きの工作用紙で作るクリスマス・ツリーである。


用意するのは:

1.お手々

2.緑、赤(基にする)そして黄色の紙(☆なしの木はありえません)

3.はさみ

4.のり

5.忍耐

 緑の紙に手をおき、それを鉛筆でなぞっていく。

bostitchoffice.com

 

 家族ひとりひとりの手形を切り、そして写真のように赤い基を切る。

 

最後に黄色の紙で☆を切る。下の写真のように重ねて糊付けし、出来上がり。

 

 

 

アイデア参照Kris Kindle Katie





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

松ぼっくりで

2019-12-07 | 手作り

 homeford.com

 

 

 

 12月7日のクリスマス・キャンペイン・チャレンジ:家族一人一人について考えて みよう。部屋の掃除を申し出たり,その他みんなのためにできる親切や奉仕を行ってみよう。


ちいさなお子様がいらっしゃるご家庭ならば、次のような楽しい「活動」はいかがでしょうか。

 

 

 

公園や樹木が茂ったエリアの近くを散歩すると、この時期は特に松ぼっくりが足元のどこにでもあるように見えます。 驚くべきことに、クリスマスデコレーションとしてそれらを再利用する楽しさと簡単な方法がたくさんあります。そして、クリスマスシーズンは、このクラフトを始めるのに良い言い訳ではありませんか? 


まず装飾のアイデアについて考えましょう。松ぼっくりに色を塗ったりすることは、子供にとって優しい、素晴らしい活動です。もちろんかつて子供だった人々も楽しめると思います。


ミニ・クリスマス・ツリー

pine-trees

 

松ぼっくりに緑色の絵の具を塗り、乾かす。 松ぼっくりツリーの「枝」の端に通常の接着剤を小さな玉のようにつけ、そこへグリッターを振りかける。 一つの「枝」には赤、別のには黄色、と言った風に違う色のグリッターを振りかける。乾いたら、松ぼっくりを粘土の台(乾燥して使えるもの)や、ミニチュアのクレイポット(植木鉢)に入れ、紙や粘土で作った小さな小さな星を接着してミニクリスマスツリーを作る。


松ぼっくりのエルフたち

pine-cone-elves

 

このエルフを作るには、小さめの松ぼっくりを使用し、接着剤で頭になるような丸い木製のビーズを付ける。 マーカー(マジックインク)で顔を描き、体部分に写真のような飾り付けをする。腕や脚を作るのにパイプクリーナー(モール)をちいさな子供が使う場合は大人が鋏やカッターを使うとよい。 最後に、古い生地やフエルトを使用して帽子と手袋を作る。


松ぼっくりのガーランド

pine-garland


ある程度の長い紐や太い糸で、松ぼっくりをつなげて作る楽しいガーランドである。 中央から始めて、紐や太り糸の両側に松ぼっくりを追加して交互に行うのがおそらく最も簡単。 それぞれの松ぼっくりの下部中央に接着剤を付けて、そこに丸くした糸や紐を刺す。 松ぼっくりは、吊るしたときにひとつひとつが上下同じに下がるようにする。赤やグリーンの細いリボンを追加して飾りをつけるのも楽しい。

 

参照christmasfm.com

 

 

 

 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする