膀胱がん  勇気とともに

56歳で、膀胱を埋め尽くす10cmものガンが見つかった夫との日々

うっ! うっ!  激痛に思わず声が出る

2012-01-24 21:14:45 | 闘病
2012年 1月24日(火)

食事中も、就寝中も
痛みが走るようで、うっ! と声が出る。

どんな痛みなの?と聞くと
筋肉が、一瞬激しく痛むという。
思わず、声が出るよう。
身体中の筋肉が痛むようで、辛そう・・・

いつも淡々としている夫だが
さすがに、少しイライラしている。







私の大学病院での初診

2012-01-24 18:14:45 | わたしの病気
2012年 1月23日(月)

セカンドオピニオンで、予約していただいた大学病院に行く。
充分間にあう時間に出たのに
途中、工事渋滞があったり
お腹が痛くなって、トイレを借りたりしていたら
シビアな時間になってしまった。

ギリギリの判断で、途中にある友人のお家に
車を停めさせていただき
到着時間が確実な電車で行くことに。


とは言っても初めて行く病院なので
乗り換えや駅からの行き方など
人に聞いて、また聞いて
どんどん走って
大学病院の威容が見えても
さらに正面玄関まで、ぐるっと回るためにどんどん走って
やっと入ったときは、予約時間より5分過ぎていた。


初診受付を、目で探しながら走り
握っていた健康保険証をすばやく差し出すと
1分もかからずに、カルテや診察券を渡された。

それから、また走り
内科受付カウンターに飛び込む。

大慌ての私を見て、看護師さんはにっこり微笑み
問診表を書いてくださいね~ とおっとり言われる。

急いで書き出すと、「あちらの椅子に座って
ゆっくり書いていただいて大丈夫ですよ」と。

いえ、とんでもない!
立ったまま、急ぎ書いて渡すと
「そちらの電光掲示板に、この番号が出たら、
指定の診察室の前で、お待ちくださいね」

流れる汗も拭かず、ソク掲示板へ。
ほんの10歩ほどで到着!

とにかく荷物は降ろそう。
先の病院から受け取った多くの資料を持っていた。
肺のレントゲンや血液検査データ、3箇所からの紹介状など。
それらの束を、椅子の上に置き
掲示板を見上げたそのとき
電光掲示板に、番号が点滅し
診察室前で待つよう、アナウンスがあった。

再びわさわさと荷物を持ち
診察室を探し、前の椅子に座った。
ふぅ!
2時間半くらい前から、あせったり、走ったり
し続けていて、やっと椅子に座ったものだがら
全身から汗が噴出した。
ハンカチを探すが、運悪く持っていなかった。
そうこうしていたら、ドアが開き
「お入りください」という声


なんという速さだろう!
なんという手際の良さだろう!


ドクターは、にっこり笑って、やさしく声かけをして下さった。
お待ちかねだったかも?
先生と向き合って座っても、流れ続ける汗、、、
とほほ、こんなドタバタになるなんて・・・



画像をじっくり診ておられた先生の所見は
先の病院とほとんど同じだった。

手術のことを詳しく説明されたが
やはり取りにくい場所なので、腫瘍と筋肉の層の間にある
粘膜下も一緒に摘出することになるかもしれないとのこと。
また、腫瘍の大きさは、今までは10~15mmと言われていたが
20mmぐらいはあると思うと話される。


同じような症例の写真を見せてくださり、この人は術後の組織検査で
かなりの範囲が悪性だったとのこと。
幸い、どれも筋層にはいっておらず、ちゃんと摘出できたらしい。。。

お話を聞きながら、やはり現実感がまったくなかった。
「ふ~ん・・・」「そうかぁ・・・」
いろいろな説明を淡々として聞いている自分がいた。


術後に穿孔、大出血が起こりやすいことを考え
個室にしておきましょう、とも言われ
いえ、4人部屋でも。。。
とモゴモゴ言うと
「いえ、いろいろなことを考え、個室がいいです。」
とちょっと強く言われた。

そんなに、重大事項が起こる可能性あり???


大学病院なので、手術室に、他のドクターが入り
切除の説明などの会話が入ることを了解してほしい
と言う説明もあった。

そうか、授業なんだネ・・・



でも、とても感じのいいさわやかな先生で、ほっとする。
この先生なら、安心してお任せできる
そう感じて診察室を後にした。


診察室を出たら、入院係りの看護師さんがさっそく待っていて
すぐに入院についての説明。
入院時期は、早くて2月中旬に連絡があるとのこと。

簡単な説明のあと
下に下りて、会計に進むと、すぐに番号が渡され
自動支払機で払うと、もうおしまいだった!

なんと!
この手早さ!
凄い!


会計だけでも、30~40分は待たされる
いつもの民間病院は何だ?!
その違いに呆然。


外に出て、ぼーっと歩いて
いつの間にか電車に乗っていた。

あれだけ、走り、あせったのだから
たぶんかなり疲れていただろう。
でも、まっすぐ帰る気にはならなかったので
少し、ショッピングセンターをブラブラ。
何を見るでもなく、何を買うでもなく
ただブラブラと歩いた。



10人くらいの人から、一緒に付いて行こうか
と心配して言ってもらったけれど
こんなにあっけなく終わり
自分でも、何かドラマでも見ているような感じで
1日が終わった。