膀胱がん  勇気とともに

56歳で、膀胱を埋め尽くす10cmものガンが見つかった夫との日々

目から汁

2012-01-17 21:48:04 | わたしの病気
2012年 1月17日(火)

退院して2日目の昨日は、勤めを休み
珍しく休養していた。
食欲は、徐々に戻り
今朝から、もう病院へ勤務に出かける。

今日の状態は、身体のあちこちがピリピリ痛い、と言う。
じんましんも出て、痒い、痒いとも。
副作用かなぁ・・・とつぶやいていた。



夜、私のセカンドオピニオンの紹介状を
持って帰ってきてくれた。



たしかにあそこは洗練されているし、いい病院だとは
思うけど・・・
けど、、、
手術が、この日でも、この日でも、この日でも、この日でも
1月 ぜ~~んぶOKと言われたら、アタマの中が
????????  となってしまった。

患者は、私一人しかいないのだろうか・・・
やっぱり手馴れた所でしてもらいたい。
不安になり、病院からもらった資料をみると
2003年からの、この病気の症例は163例

9年で163例ということは・・・
年間18例
月1~2例か・・・・

なるほど、じゃどの日でもOKというはずだな、と。
もちろん他の手術もあるだろうけど・・・

そこで、やっぱり後で後悔したくないから
今しっかり考えよう、と思い直す。

夫にちらと言ったら、案の状、いつものセリフが返ってきた。
「どこでやっても一緒や。誰にやってもらっても一緒や」と。

夫は基本的に、医者の見方なのだ。
いつも医者側に立って、弁護する。


そらないっしょ!
自分は、出身大学でやるんだ!と揺るぎなく決めて
そのせいで、私は片道60Kmの道を通って
病院を往復している。
家の真ん前に、大きな病院があるのに!である。

私は、こんなことは自分自身が決めること
と思っていたから、夫が決めたときも何も言わなかった。

しかし、今回、私にはどこでも同じという。

悲しくなって
「そんなことを言うのは
 あんたのいのちなんか、どうでもいい
 どうなってもいい!と言ってるのと一緒や!」
と言った。

私の目からの汁を見て、夫はうろたえ
「自分で納得いくところを選んだらええけど・・・」




そんなやりとりを超え、大学病院でのセカンドオピニオンの
初診予約を取って帰ってきてくれたのだった。