膀胱がん  勇気とともに

56歳で、膀胱を埋め尽くす10cmものガンが見つかった夫との日々

僕もダメになるよ

2011-06-26 12:09:51 | がん
2011年 6月26日(日)


昨夜、すごくしんどくなり、顔色も真っ青になった。
洗面所で、ふぅふぅ言っていたら、夫が来て言った。

「僕は、身体は大丈夫や。
 でも、そっちがそんなんやったら 
 僕もダメになるよ。
 支えてくれんと。」

 「あー、そやね! ごめん、ごめん!」



その後、私はかなり無理して、ほがらかにしゃべった。




がんばらねば!!!!!













うつ

2011-06-25 18:41:58 | つぶやき
2011年 6月25日(土)


少しずつ、夫が体調の異変を言い出し
いろいろな検査の結果、再発がはっきりした頃から
私はどんどんしんどくなった。
夫のことで、心配のあまり、急激に精神状態が悪くなっていった。

今まで「うつ」というのを経験したことがなかったから
まさか自分のこの‘しんどさ’が鬱症状だなんて・・・

「元気が出ない」「気力がわかない」と感じてはいたが
しかし、数か月経った今は、限りなくうつに近かったんだと、はっきり判った。

一番悪かったときは
「家事」もやりたくない!
「仕事」もやりたくない!
という状態に陥った。


今まで、燃えて熱心にやってきた仕事なのに
何のためにやっているんだろう・・・
やる価値はあるのか、とむなしく
すべてが色あせてみえた。

だんだん、生きていること自体が
どうでもよくなった。

今までの私の人生でなかったこと・・・

旅行をしても、スポーツをしても
心ここにあらず。。

脳が働かないので、認知症かと思ったほど
記憶力、思考も落ち
言葉もなかなか出ない。

仕事をするのも苦痛で
ついにめまいまで始まった!

更年期のとき、頻回にめまいを起こし
あるとき、「めまい」に負けている!と思ったときから
めまいを認めない!と、以降封印してきたのに
本当に久しぶりに、めまいが起こってしまった。
今、めまい止めを飲みながら、かろうじて暮らしている。
疲れやすく、パワーゼロ・・・



それに引き換え夫は、再発が判ったときは
さすがに衝撃を受けていたが
治療が始まると、淡々とこなし
精神状態も安定して、毎日仕事に出かけている。

強いね!と、私は感心することしきり。
「いつもいいことばかり考えて暮らすねん!」と
いつも夫は、そう言う。
自分に言い聞かせるように。

そうだよね、暗くなってしまっては、免疫も落ちるし
いいこと、何ひとつないよね。



そうこうしているうちに6月に入った。
うつは、少しずつマシになってきた。
少しずつやれることが増えてきた。
でもまだまだしんどい!


貴重なコンプリートレミッション!(がん細胞が体の中に見つからない状態)
だから、私も早く元気になって
夫と大切に、日々を過ごしたい。


水音ばかり聞きたい毎日だけど。。。








コンプリートレミッションとなる!

2011-06-13 17:27:24 | 治療
2011年 5月25日(水)

コンプリートレミッションとなる!

CP(コンプリートレミッション)とは
身体のどこにも、がん細胞が見当たらない状態のこと。
待ちに待ったCPだ!

夫は、相変わらず、淡々と
朝早くから、仕事に出かけ
土・日には精力的に学会などに東京まで行き
安定した精神状態で暮らしている。


強い!
私の方が、すっかりまいってしまって、鬱っぽい。。。

何をするのもしんどく
何をするのもおっくう。。。