膀胱がん  勇気とともに

56歳で、膀胱を埋め尽くす10cmものガンが見つかった夫との日々

大学の友人と会食する

2012-11-05 22:37:20 | 普通の日々
2012年 11月5日(月)

宿の人に教えてもらって
“崎の湯”という絶景の露天風呂に行った。
温泉につかっていると、まるで海に飛び込めそう
すぐ横まで、海がきている。

幸い、誰もいなくて貸切だった。
リッチな気分を満喫する。

その後、宿で少し休み
夕方、会食に出かける。

彼の大学の同級生が、和歌山からわざわざ出てきて
夕食の場を設定してくださった。
友人の方々が、夫の身体を心配してくださっているのが
ひしひしと伝わる。

私も元気がなかったが、時々話しに入って談笑
3時間があっという間に経ち
お開きとなった。

古くからの友人はいいなぁ!
20代の時に撮ったビデオ再生をしてくださり
元気で若かった夫の笑顔が写っていた。

今の時期しか食べられない“天然クエ鍋”を
ご馳走になった。
夫に会っておこう、という
ご友人のお気持ちが、とても嬉しかった。





白浜へ

2012-11-04 12:07:44 | 普通の日々
2012年 11月4日(日)

温泉のある所で、転地療養したい
気分転換したい
あそこは? ここは?
といろんな土地を候補に上げて言うので
いろいろ検索してみた。
急なので、飛行機やレンタカーが取れず
結局、白浜に行くことになった。



両足がリンパ浮腫で、倍ほどの太さに腫れあがっており
腹部や臀部、左肩、左手にまで及んできた。

パンパンに腫れているので、痛い、痛いと言い
歩くのも、大変!



でも、行きは3分の1くらい運転をする。
痛み止めの飲んでいるし、止めたら?と言っても
助手席で、痛みと闘っているより
気が紛れる、運転に集中したら痛みもあまり感じない
と言う。
で、恐る恐るやってもらった。

夕方
名勝地 千畳敷に着く。
真ん前で車を停め
私に歩いて行って見て来い、と言う。
ボクは最近、病院のリクレーションで来たから
よく知ってる、と。

度重ねて言うので、海岸まで下りて行った。
ちょうど夕陽の時間
秋晴れの、美しい日だった。


そのあと、三段壁にも行く。
ここは、パーキングから絶壁まで
石畳で階段
今回、車椅子を借りようか検討して諦めたけど
車椅子があっても、到底絶壁までは行けなかったなぁ・・・
石畳で階段なんて、、、



予約しておいた宿は、そのすぐ近くで
サービス満点で、夕食が本当に美味しかった!!
夫も奇跡のように食べられた。
連泊なので、クエの一品もつけてくださり
最後はすきやきまで出てきて驚いた!
食材が新鮮で、味付けがよく、大満足!

立ち寄り湯にも寄って、こんな旅に来れたことが
不思議だった。
こんなに重病なのに!




きょうだいで集まる

2012-09-17 17:30:43 | 普通の日々
2012年 9月17日(月)

彼の1つ上の姉が、呼びかけてくれて
秋の気配の敬老の日、また皆で集まりをもてた。

今回のメインメニューは手巻き寿司。
鶏もも肉の甘辛紹興酒あえや
きゅうりと蛸の酢の物
長いもとズッキーニのチーズ焼き
などのサイドディッシュも賑やか。

こんなときは、夫はそれなりに食べ
少し飲んでいる。
痛そうにもせず、にこにこしている。

日に日に痩せてきているから
久しぶりに会ったら、驚いたかもしれないが
皆さんさりげなくしてくださる。

生きる、というのは
日常の繰り返しだから
こんなワイワイした楽しい日があることが
彼の大きな喜びだろうナ


瞬間でも病を忘れられて
笑顔の会話ができた。
きょうだいの皆さん
ありがとう!!





山道を一家4人で歩く

2012-09-09 22:21:22 | 普通の日々
2012年 9月9日(日)

いつもの山道を
一家4人で歩いた。
一家が揃って歩くのは
本当に久しぶりだ。
成人した息子と娘も参加しての
山歩きは、何年ぶりだろう!



山歩きの前日の8日
夫は極端に元気がなかった。
ほとんどしゃべらないし
一日中、寝たり起きたり。

いつもきちんと布団を上げて
仕事に出かけ
休みの日でも、写真の整理や
古新聞の整理など
何かと身体を動かしている夫。
ごろごろ寝ているような日は
ほとんどなかったから、気になり聞いてみた。

「昨夜は痛みでほとんど寝られなかった」

痛みもかなり激しくなっているんだね、、、




そんな日の翌日、山に出かけたのだった。
初め「ボクは歩かれへんよ~」
と言ってしぶっていたが
「ヒマラヤには絶対行く!」と言っていたから
行こうよ、ヒマラヤのトレーニングしないと
あかんでしょ、と言うとやっと行く気になる。


登り始めが、けっこう急な登りで
どうなるか、と思ったけれど
少し歩いては、しゃがんで休みながら
いつもの歩くコースの半分くらいは歩く。

途中、脈をとりながら「頻脈」の確認をしていた。
標高500弱の山道だけれど、貧血で
筋肉疲労も激しく、頻脈がヒドいという。
しかし下りは、快調に下りてきた。


友人には、自分の病気のことを少し伝えているようで


僕はリンパ腺転移で悩んでます。
腰痛がとれず、先月から毎日近くの病院に通って放射線治療中です。
効果が出ればいいですが。
先月1W間だけ頑張って北イタリアに行ってきました。
ドロミテの岩山がすばらしいでした。
眺めるだけですっかり体力ないので大変でしたが
列車でベローナ、ベネチア、フィレンツェ、ローマと
移動の駆け足旅行でした。
自分がこんな状態になって患者さんを治す体力、気力が薄れてしまったよ。
本当にこの病気だけはしかたがないです。

と書き送っていた。




東日本チャリティの大イベント、終わる

2012-08-01 15:14:14 | 普通の日々
2012年 8月1日(火)

一家で取り組んでいた、大きなイベントが終わった。

1年前、東日本チャリティの
大イベントをする話がだんだん具体化してきて
決定前に、夫にどうしよう?と相談した。
開催は1年後の7月末だし
彼の体調もどうなっているかわからない。
そんな不安を抱え、彼に意見を求めた。

夫は、ぜひやってほしい
もし病気になどならずに、元気だったなら
石巻赤十字病院に、医療スタッフとして
行きたかった
少しでも被災者のために働きたかった
でも、こんな身体では何もできなかった
だから、イベントはやってほしい、と。

その言葉を受けて、少し迷いはあったけれど
やる方向で進み出した。
1000人近く集客する大きな催しで
膨大な準備が必要だった。

経費をかけては、収益がほとんどなくなってしまう。
収益をなるべく多くして、被災地に寄付したかった。

だから、出し物の準備、印刷物や集客作業、ボランティアスタッフの手配
会場との打ち合わせ、出演者との打ち合わせなど
開催にむけてのことの多くのことを、家族ですべて手作りし
フラフラだった。

イベント前日からは、被災地からの招待客の接待もあり
当日はイベント終了後、被災者に我が家に泊まっていただき晩餐
翌日は、京都観光に案内、そして空港まで見送り
そんなハードなスケジュールだったけれど
ほとんど我が家の家族と、数人の友人でやりきった!
やってもやっても作業は終わらず
過労で、目が廻った。


猛烈な作業で忙殺されていたある日
夫がいないので、隣の部屋に行ってみると
自作してプリントアウトした座席券を
カッターで、無心に切っている夫がいた。

麻薬系の痛み止めを、複数飲んでも
うんうんいって、夜もろくに寝られない人が
そんなことまでしているのに驚き
「そんなことまでしてくれなくてもいいよぉ!」と言うと
「やりたいんや! やってたら、気が紛れるんや」と言った。


そうだよね、、、

ひとときでも病を忘れていたいよね。


イベントが終わった日の夕食は、疲れているだろうし
あまり食べられない、お酒も飲めないだろう
と心配していたが、夫はにこやかに接待し
それなりに食べ、楽しそうにしていた。

がんばったね!!


嵐過ぎ去り
ビッグイベントを家族で、力を合わせてやりきった、という
強い思いが残った。


また
素晴らしい
思い出が ひとつ



大きな仕事を、好評のうちに終えて
まだ終わっていないような
これから、やらねばならないような
夢の中


毎日、活動はしてるけど
頭がプァーで
なんとなく、どこかが
ぼぉ~っとしていて
今日も終わった。


まだ夢の中













イタリアから、無事帰ってきた!!

2012-07-19 15:29:21 | 普通の日々
2012年 7月16日(祝)

8日にイタリアに向かった夫
ミラノからヴォルツァーノ、ヴェローナ、ローマ
と北イタリアを、タクシーや鉄道を使い
時には数人のツァーに飛び乗って
ドロミテの山の麓まで行ってきた。


中日ごろ
毎日元気に旅行してます!
心配ないです。
痛みはありますが。
イタリアはどこも暑い!

とメールがあった。


スゴいなぁ!
夜、痛みでうんうん唸っていたのに
スーツケースを持って
旅行してるんや!

奇跡のように思えた。
きっと、毎日 夏空の晴天だろう


子どもたちと、毎日話していた。
今頃は、、、
盗られたり、だまされたりしてないかな。。
よろよろと力なく歩いていたら
犯罪の格好の的になるのでは、と
とても心配していた。

イタリアは、我々が行ったときは
殺人以外、何でもOKとも思わせるような国で
盗難に遭って、警察に行くと
盗られる方が、ぼぉ~っとしているからだ
とまで言われた。

空港の両替所でも、だますくらいだから
この国は!とあきれ返った記憶が残る。

でも、観光大国
あまりにイメージが下がってきて
少し転換しないと、と政府が乗り出したと聞く。
おかげで、我々が行った時より
すこしマシになっいるのか
終盤に入っても、緊急連絡はなかった。

帰国の前日になって
ローマの地下鉄で、財布とクレジットカードを
盗られたと、メールがあった。
カードはすぐに停止の手続きをしたらしい。

やっぱり!
でも、最終日まで無事だったのいうのは
最小限の被害だったと言える。
現金は70ユーロしか入ってなかったというし
クレジットも実害はないだろう。
パスポートを帰国間近に盗られたら
帰国できなくなるから、そこが一番心配だった。

7月16日夕方、ニコニコとリムジンバスから降りてきた。

小さくなったな・・・と思った。
痩せて、背中を丸めて歩く姿は
小っちゃかった。

痩せて、目がくぼんで、落ち込んで
ぎょろ目になっていた。

がん末期患者特有の顔だった。











寒い寒い白山麓の旅館へ

2012-05-12 20:14:00 | 普通の日々
2012年 5月4日(土)

寒さと豪雪で知られる、白山麓の
旅館に家族で行ってきた。

前日は、しんどいから行くのムリや
よろしく言っといて!
と言ったかと思うと、やはり思い直したのか
しばらくして準備を始め
今朝起きたら意外と元気に出かけた。
頑張って、長時間運転もする。

旅館は、夏でも寒いと知られる所だが
例年より寒い今年
到着した夕方は15度
翌朝は、なんと9度だった!

翌5日は、一瞬ものすごい暴風雨になって
荒れ狂い、木々を見ていたら怖いぐらいだった。
異常になっていく地球を、垣間見た気がした。
夫の身体と同じように
地球もどうなっていくのだろう


彼はここ1週間ほど、春山の疲れが出たのか
元気がなかった。
食欲が微妙に減ってきている。
寡黙なので、周りがわいわいやってると
うるさいなぁ~ ようそんだけしゃべれるなぁ
と言う。
自分にしゃべる元気がないと
人の声もうるさく聞こえるみたい・・・
張りのない声で、時々ボソっとしゃべっている。


毛根がやられた!と、毛は諦めているようだが
アタマが寒そう。。。

なんでこんなに油、出んのかな
べたべたや
前はこんなことなかったのに、、、、
と頭をさわり、ベタ~っと手につく油を見せる。
頭がテカテカに光っている。

頭が光ってるやろ?
ううん、光っているのは額よ

ちょっと寂しいウソをついた。
男性にとって、頭髪はとても重要!
知っているから、ほとんどなくなった頭上が
光っているなんて
とても言えなかった。













春の八方尾根に行く

2012-04-30 22:37:17 | 普通の日々
2012年 4月30日(月・祝)

4月29日から、八方尾根のピークを目指して
春山登山に出かけた。

歩けるのか、と心配していたら、翌日
「十分楽しんだから、今夜帰ります」
というメールがあった。

帰ってきて、珍しくべらべらしゃべる。

息がすぐにハァハァいって、頻脈で
身体のしんどさは尋常ではない
もう山は無理や
化学療法なんかやってるから
もう前の体力の半分になった
身体全部がしんどい
ピークまで行けず、丸山で帰ってきた
血小板も300万しかないし
赤血球も低いんやから・・・


疲れが目に見えるほど、憔悴していた。
車にずっと乗せてもらったのも、気を使ったという。
山は独りで行くのが、やっぱりいいわ
とつぶやく。
相手に待ってもらいながら登るのでは、しんどかろう。

体力だけは! といつも言ってきた夫
かわいそう、という言葉を、またのみこんだ。






最高の桜

2012-04-15 17:32:03 | 普通の日々
2012年 4月15日(日)

スイス人の彼女を連れて、我々夫婦と娘も一緒に
京都の山間のお寺に行く。

標高が少し高いお寺だったので、すべての花が満開
という最高の日だった。

夫も病人とは見えない頑張り?で
運転や案内で、凄い気力!
恐れ入った。
頑張り屋さんなんだなぁ。。

いつもはひなびた地域も、桜シーズンの日曜とあって
さすがに人出が多い。

お昼は、彼女のリクエストの“おにぎり”
日本食何でも大好きな人で、梅干でも納豆でもパクリ!
こちらが驚いてしまう。

おにぎりは、昨夜のお造りのぼたんえびの頭を
オーブンでカリカリに焼いたものを細かく砕いて入れたり
大好きという梅干+おかか醤油+紫蘇
など工夫を凝らして、3種類。
桜の木の近くで、のんびりしたひととき。

たくさん写真を撮って、夫は最高の笑顔の連続。
月曜の治療から5日ほど経っていたから
何とか元気でよかった!


スイスからの来客

2012-04-14 17:24:07 | 普通の日々
2012年 4月14日(土)


夫が昨年夏、スイスに行った際
泊めていただき、いろいろお世話になった
スイス人が来宅した。
若い脳外科医だ。

ここ数日、抗がん剤の副作用で
笑顔が全く見えなかった彼も、にこにこ顔で
みんなと鉄板焼きを楽しむ。
久しぶりに、飲んで、食べて、元気そう!

お造りなど大丈夫かな?と思っていたけれど
普通に食べていた。
英語や日本語まじりの楽しい夕べ。


そんなにニコニコ頑張って大丈夫かしら
と思ったけれど、楽しいことはOKみたい(笑)

明日は京都見物を、と計画している。
桜が間に合ったらいいけど!






さらにお客さま!

2012-01-12 22:32:33 | 普通の日々
2012年 1月12日(木)


新たな薬タキソテールを加えた治療のための
入院の前夜、お客さまがあり
またまたパーティとなった。

1月9日が、ラストパーティだったはずが
またもや過食・過飲!
鯛、はまち、貝柱などのお刺身や
鉄板焼きで、お酒もよく進んだ
楽しいひとときだった。

明日からは、いよいよGT療法が始まる!


年末~年始 ラスト?パーティ

2012-01-11 18:53:03 | 普通の日々
2012年 1月9日(祝)


スキー場→温泉から
夕方、夫の実家に到着。
皆で、即パーティの準備にとりかかる。
「寄せ鍋」 「トマト鍋」
どちらも、見たこともないほどの豊富&ゴーカな具材で
びっくり仰天!

とっても美味しかった!

そりゃ、あれだけ入れりゃーね!
「寄せ鍋」も、「トマト鍋」も。

2手に分かれての鍋パーティだったが
途中で、メンバーが入れ替わり
どちらのお鍋もいただいた。


夫もよく食べていたし、よく飲んでいた。
楽しそうだったし、調子も悪くないな
と思った。


みんなと楽しいときを過ごし
明日は外来があるから、と夫は息子と帰って行った。




そのあと、義弟から「彼が抱えている現在の自覚症状は?」
という質問の後
「病気に関するいろいろなことを言ってほしい」という趣旨の
発言があった。




ふと数年前、手遅れの乳がんで逝った友人とのことを思い出した。
私も彼女のサポートをしていた時、同じことを思った。
「苦しみ」や「辛さ」、「不安」
そんな重たい荷物を、一緒に持ちたいから
いろいろ言ってほしい、と。



しかしある日、彼女は
「“次は脳に転移するかも・・・” なんて言うと
 本当にそうなってしまうような気がする。
 だから先々のことは言いたくないねん」と言った。

そして、その日を境に、病気に関しては、ほとんど言わなくなった。
時期を同じくして、とても苦しそうな顔をするようになっていく。

「来たよ~!」
と声を掛けようと、病室に入っていくと
車椅子に座って
じっと手を見つめていた。
もう動かなくなってしまった手を
見つめていた。


そして彼女は、死の3か月前ぐらいから、病状のことは全く言わなくなった。
突然、足が動かなくなったときを最後に
目が見えなくなっても
痛みがひどくなっても
もう何にも言わなかった。





私は、あちこちのおいしいものを探しては
彼女の元に運び、「おいしい、おいしい!」と
喜ぶ彼女の顔を見つめていた。

病気のことには一切触れず
いつもおいしいものを運ぶだけだった。

虚しかった。
彼女の力にはなれないんだなぁ、と思った。

彼女の抱えている「恐怖」はどんなだろう
どんなに孤独だろう
身体中、痛みでどんなに、つらいだろう


「夕焼けがきれい」
「鈴なりの真っ赤な実が、とてもかわいかったよ」
「今日は、風が冷たいねぇ!」
私は自然のことばかり話した。




彼女が逝って
もう何年か経つけど
最近、よく思い出す。

彼女の気持ちは、どんなだったろうか、と。



だから、義弟の思いは、よーくわかった。
でも、誰も代わってあげられない。
結局、自分ひとりで、重たい、つらい思いを
しょってくしかないと・・・



だから、今は明るく夫を支えたい!
そう思っている。
たとえ1時間でも
彼が病気を忘れて、楽しく食事し
歓談できたらいいな



でも、やっはり肉親って、ありがたいね~
心を痛めてくれて
少しでも励まそうと
みんな、笑顔でいてくれる。

「いつでも言ってね、手伝うから
 時間あるから」
と言ってくださる。
ホントにありがたい!


皆さんの温かさに包まれて
彼は、本当に幸せです!









今年初めてのスキー

2012-01-09 23:38:46 | 普通の日々
2012年 1月9日(祝)

昨日
突然、スキーに行きたい!
と言い出した。


思い返すに、昨年のクリスマス・イヴから
毎日の夕食を、貴重品のように大切にして
手を変え、品を変え
多くの時間を、料理タイムに使ってきた。
毎日毎日、気を入れてやるものだから
ず~っと走りづめで
もうふらふらだった。


7日に“焼き肉”パーティをやった夜、姉が帰京し
やれやれ、と思ったのもつかの間
8日に「明日スキーに行きたい! 行こう!」と言う。

明日の朝こそは、ゆ~っくり休養して
爆睡するんだ!
そう思っていただけに
「はぁ~~~。。。 スキー??・・・」


でも、どうも最近、気になる。
過食・過飲が続いているけど
微妙に食欲が落ちている。
時々、ウエストベルトを押し広げ
「ふぅ・・・」と苦しそうにしているし
時々、下を向いて考え込んでいるようで
ちょっと気になっていた。


一瞬、考え
彼が「行こう!!」と言うときが「行き時」!
そう思い、子供たちに
「明日は5:20起きで。スキーに行くよ!」と告げる。
「え~~っ!!」と子供たち。




連休だし
たぶんリフト待ちは、かなりヒドいだろう
と予測していたが、見事にハズれて
午前券で4時間弱、快調に滑る。
リフト待ちは、ほとんどなく
雪は降らなかったが、霧が濃く
視界は、十メートル位。


夫は、連続ウェーデルンで、ぴゅんぴゅん飛ばしていた。
後ろにぴったり付いて滑る。
トレーンをしたかったが、夫と私のカーヴのラインが合わず
トレーンならず!
しかし、ほぼ2人でピタリとくっついて滑った。


今まで、一緒にスキーに行っても、好きなように滑り
こんな風に、夫婦でくっついて滑ることはなかった。
夫婦で、ぴったりくっついて、ノンストップで滑るのは
快感で、とても楽しかった。
もっと2人で滑ればよかったと後悔。。。
これからは、2人でトレーンしよう!



その後、近くの立ち寄り湯に行き
天然温泉を楽しむ。
豊富な湯量、源泉かけ流し、柔らかな泉質と
とてもいいお湯で、大満足!


この日は、夕方には夫の実家に行き
義母と彼のきょうだい夫婦でパーティ
というスケジュールだったため
あわただしく温泉を後にする。

お~、忙し!










初仕事

2012-01-05 17:19:39 | 普通の日々
2012年 1月5日(木)


今日から仕事で、朝早くから出て行った。
私も仕事は今日からなので、大晦日から続いたパーティも、一旦中断。


夜、帰ってきて
「久しぶりの仕事、しんどかった」
「みんなが大丈夫か、大丈夫か、てゆ~」
と言いながら嬉しそう。


皆さまにご心配いただいているんだね。


一瞬の銀世界

2012-01-04 16:52:41 | 普通の日々
2012年 1月4日(水)


今日は、すごく寒く、雨模様。
冷たい風が、ビュンビュン吹いている。
天気予報は、山陰・北陸は雪とのこと
これはチャンス! といつもの山へ出かけることにした。


昨年も、とても霧氷が美しかった。
車でドライブウェイを上がっていくと、途中から雪になり
ハイキングロードを歩き出すころには
予想どおり、かなりの雪が降ってきた。

あっという間に、一面の銀世界!
物語の世界に入ったよう
「きれーーーい!!」と大喜びする。

そのうち、どんどん振ってきて
肩や頭に、積もる、積もる
シャメを撮ろうにも、携帯に雪が降り注ぐ。
2人で組になって、手で覆いを作って、記念撮影。



かぼそい枝が、それぞれに雪を抱いて美しい。
一瞬に咲いた雪の花





帰り
「かぁが死ぬ前には、雪のとこに連れてきてね。
 こんな雪のとこやで」と言うと
「わかった、わかった」



ドライブウェイを3分の1ほど下ると
下界は、何もなかったような冬の景色
たった今、一面の銀世界にいたことが、信じられない!



ホントに、ラッキーな1日!
ばんざい!!