膀胱がん  勇気とともに

56歳で、膀胱を埋め尽くす10cmものガンが見つかった夫との日々

生を信じて!

2013-12-13 23:44:55 | 生きること、死ぬこと
2013年 12月13日

ご主人が、1年半前に膀胱癌を発病
肺に転移している事がわかり、これしか手が震えてメールできません
とコメントを書いてこられたAさん

肺に転移しても、転移の腫瘍が倍の大きさになっても
元気に学校勤めをされている友人がいます。


夫が闘病していたとき、今から思えば反省点ばかりです・・・
もっと励ましてあげたらよかった。
もっと明るく、だいじょうぶ!と言ってあげたらよかった。

でも、私は医学の素人。
だから、スペシャリストの医師に向かって、励ましたり
慰めたり、力づけたりなんて、なかなか出来なかった。
何も知らんくせに、軽いこと言わんといて
と言われそうな気がして・・・

でも医師も人間です。
重篤な患者の手術やハードな検査・治療を、どんなに日常してきても
自分自身の体験とは違いますよね。
患者の本当の気持ちも解らないだろうし、辛さも解らない
逆説的に言うと、だから治療を淡々とできるのかもしれません。

自分が進行がんになって「患者の気持ちなんか、何ひとつ
解ってなかったわ」と、夫は言っていました。

あるとき「絶対、死なんといてよ!!」と言うと
「あー!!!」と力強い声が返ってきました。
でもだんだん病が重くなるに従って、私も寡黙になっていきました。

今にして思えば、もっと私自身が、心から彼の生を信じてあげたらよかった
自分だって、自分の明日があることを信じて疑わないのだから。


ご主人の生を信じてくださいね。
妻が信じてあげることが、一番の力になるのでは、と思います。


もし今、夫が生きていたなら言います。
生きる力が、身体中にみなぎっている人は、生き続けるよ!と
だから、1日1日輝いて生きよう、と。




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