温かい気持ち

東北新幹線　受験生、停車駅勘違いで“温情停車”

受験シーズンになると毎年このようなニュースが報道される。それが、タクシーであったりバスであったり。。。今回は新幹線。
仕事において、決まりを守るという事は、確かに大事な事である。しかし、決まりはあくまでも業務を円滑に進める為の決め事。業務が円滑に進むという目的が阻害されないのであれば、決まりは変更されても良いものだと、個人的には思っている。
JRという大きな組織の中で、今回の措置。学生と直接接したのは車掌さん。車掌さんは当然自分の判断では決定はできない。それを無線で連絡。連絡を受けた人が上に連絡。組織的にどのくらいの人が関ったのかは解らないが、その間沢山の人の“温かい情”があった事は言うまでもない。そして、その措置は車内アナウンスされる。乗り合わせた人の中にその措置に抗議する人が現れれば状況は変わったかもしれない。そこにも沢山の“温かい気持ち”。今回の様に、新幹線が温情で停まるという大きな出来事だけがクローズアップされるが、本当は毎日が“温かい気持ち”の集まりだ。やっぱり人は人に支えられながら生きている。人の思いやりに支えられながら生きている。ありがとう。

こんな事を感じさせてくれるニュースだった。

【ニュース概要】
ＪＲ東日本が２日、入学試験会場に向かう際に間違った東北新幹線に乗った福島市の男子高校生のため、本来止まらない駅に特例で停車させたことが分かった。高校生は試験の開始時刻に間に合ったという。
郡山の試験会場で受験する為新幹線に乗り込んだが、郡山駅には停車しないことに気付き、慌てて車掌に相談した。ＪＲ側は一度は無理と断った。しかし、後続列車のダイヤに影響が出ないことを確認し、車内放送で乗客に断った上で、本来通過するはずの宇都宮駅に特別に停車、受験生を下車させた。終点の東京駅には３分遅れで到着した。
生徒は下りの新幹線で郡山に向かい、試験開始時刻の午前１０時半前に会場に到着。無事に試験を受けたという。