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猫に腕枕

腎不全の猫と暮らした日々+

モノクロかカラーか

2007年08月28日 | 銅版画
今日は久々の教室。
夏休みを挟んだからかなりあいてしまった。
私は家では腐蝕をしないので(薬品を扱うのが嫌だから)
夏休中は腐蝕をしなくてもできるメゾチントを制作。


この絵は18×20cmと今までのと比べると大きめなので
けっこう時間がかかった。
写真は試刷1回目。
窓辺で携帯で撮ったから光の加減で白っぽく見えるけど
実物は漆黒というか、もっと黒が強い。
全体にもう少し陰影をつけ立体感を出し
目元、口元、あと首周りを修正し
表情をつけたいのだけど
メゾチントは刷る度に版が磨耗して白っぽくなってしまうので
試刷りはせいぜいあと2回が限度かも。
最初の予定では墨版と色版に分けて
カラーメゾチントにするつもりだった。
でも1回目の試刷りを見たら
モノクロのままの方が綺麗な気がして。。。



モデルはこの写真のゆず。
うーん・・実物の方が可愛い(当たり前!)。
瞳の中に青空が映ってて、それが描きたくて
カラーにしたいと思ったのだ。
でも、ゴチャゴチャ描かず
モノクロのコントラストの綺麗さを出すようにした方がいいのかも?

とりあえずもう少し描き込んで2回目の試刷りで決めようかと思う。
コメント (6)
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紙を求めて千石へ

2007年03月29日 | 銅版画
十猫十色猫だらけ展まであと1ヶ月と10日あまり。
教室はその間2回しかないので、超特急で作品を仕上げねばならない。
間に合うのかーっとかなり焦っていたのだけど
今週の教室で一応2枚は完成した。
ただ、ちょっと紙の色とインクの色を変えて刷り直したい気持ちがムクムクと沸いてきて。
そこで、先生から教えてもらった和紙の専門店に昼休みを使って行ってみた。

↑入り口の木の扉に思わずニッコリ。
千石にある「紙舗 直」(tel:03-3944-4470)。
都営三田線の千石駅A2出口から右へ徒歩5分で到着のはずが
何故か出口を間違えて迷って戻って…かなり彷徨ってしまった(^_^;)
だから辿り着いた時はもう嬉しくて汗かきながら思わずニッコリ。
購入したのは草木染の雁皮紙。
雁皮刷りというのをやりたいの。
雁皮紙は教室の画材屋さんでも売っているけれど生成り1色しかない。
生成りで刷っても十分美しく仕上がるけれど
他に色があるならそれも試してみたくて
高価だったにもかかわらず2枚購入。
いやー教室の画材屋さんの2倍のお値段だった。
1m単位での販売だから仕方がないのだけど。
(でも使うのはほんの10cmとか20cmなのよね~)

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最近、仲良くくっついて寝てる3匹。
最初に見た時は驚いた。
何故かというと、とらはミニが嫌いで、絶対に自分の側には寄らせなかったから。
だから3匹でくっついて寝たとしても、必ずももがとらとミニの間に入っていた。
それがどういう心境の変化か
もうここ2,3日はこんな風にミニがとらにくっついて寝てる。
ミニ、一応遠慮してるのか、とらに寄りかかることはないけれど。
で、すっかり仲良しになったのかと思ってたら
そうじゃないんだよねー。
3匹とも網戸越しに外を眺めるのが大好きなのだけど
その時にミニがとらの隣に来ると、とらはガルルル…と唸って怒る怒る。
時々は猫パンチまで出るとら。
やっぱり仲は悪いままなのかしら。
でも寝る時は一緒…うーむ。
コメント (7)
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黒の技法

2006年06月12日 | 銅版画
今日は銅版画教室だったため、帰宅がすっかり遅くなり
8回目の12日にもかかわらず
甘エビやイカの刺身を手に入れることができなかった(涙)
1日ずれちゃうけど明日こそは
ゆずとそのおこぼれに与るのを楽しみにしているニャンズのため
デパートで美味しいお刺身を買って帰ろうと思う。

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銅版画教室は、前々回から新しい生徒さんが加わっている。
彼女はとても力強いエネルギッシュな面白い絵を描く。
私とは真反対のタイプの絵なのだけど
けっこう好み♪
自分には描けない絵だから余計に惹かれるのかもしれない。
うちの教室は、生徒がそれぞれ好きなものを好きな技法で自由に制作している。
だから、他人の絵を見るのはとても勉強になる。
当たり前だけど、みんなそれぞれホント個性的なのだ。
技術の有無、上手い下手、とは全く別なところにある個性を見るのが面白い。
また、銅版画は、腐食の時間や松脂の粉のかけ具合とか
色々な偶然によって、刷ってみたら自分では意図しなかった効果が出ていた
なんてこともあるから、プレゼントを開けるような面白さもある。
今日もベテランの生徒さんが家でうっかり腐食し過ぎてしまったという
ソフトグランドで作ったシダ植物の作品を持って来ていたけれど
刷ってみると深みが出ていて意外に良い感じに仕上がっていた。
私はというと、黒の技法と言われるメゾチントに挑戦中。
エッチングよりも難しいので、かなり苦戦しているのだけど
刷り上げた時、深い深い闇の中にすっと白いシルエットが浮かび上がる感じが
なんだろう、なかなか感動するのです。上手い下手は別にして。
一番好きな技法かもしれない。

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ところでW杯、全く期待はしていなかったけど・・・
けど・・・けど・・・  点取られ過ぎでしょー
コメント (3)
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合同作品展

2006年01月23日 | 銅版画
久々の銅版画教室。
銅版画を始めてまだ3ヶ月なのだけど
合同作品展に出品することになった。
作品展といっても、単にアートスクールの生徒の
日頃の成果を発表する場なので
私が出品するのも何とか本刷りまで仕上げた最初の銅版画1枚。
別に何枚出品してもいいらしいけど
2枚目の銅版画は、丸顔のゆずは可愛く描けたものの
まだ背景が仕上がってないし
人物がイマイチというか肉がないというか薄っぺらというか・・・
どうも納得がいかないので出品しないことにした。
そういうわけで、出品作品は既に出来ているので
あとはのんびり2枚目の手直しだ! と思ってたら
クラスのみんなで作るグループ作品というのも作らねばならないという。
先生、言うのが遅いよ。
今日と次の教室のたった2回で出来るだろうか。
グループ作品は、みんなで共通のテーマで作品を作る。
例えば、あるクラスのテーマは「思ひ出」。
「思ひ出」から連想される作品を
各自が6センチ×6センチの小さな銅版に描き
大きな紙1枚に全員の銅版を刷りあげるのだ。
過去のグループ作品を見せてもらうと
同じテーマでも連想するものは人それぞれで面白い。
またテーマも毎回様々で、「花」とか「鳥」とか
解りやすいテーマの時もあれば
「蜜の味」という人によっていくらでも広げた解釈ができるものの時もある。
で、このテーマは毎回新人が決めることになっているという。
そう、新人とは私とSさんと前回中途入会してきた男性の3人。

「どうします?」
「戌年だから犬は・・・?」
「え"っ!猫は描けるけど犬は描けませんっ!」(←これ、もちろん私)
「うーん、描きやすいテーマがいいですよね」
「もう単純に今の時期だから『冬』とか『雪』はどうですか?」
「あ、いいですね。描きやすそう」
「どっちがいいですか?」
「雪!『雪』にしましょう」(←男性新人、ここで初めて発言)

という感じで、テーマの面白さとかを全く考えず
単純に描きやすいってことで『雪』に決定。
だってあと2回で完成しないといけないんだから仕方ないよね。
教室のみんなで慌てて6センチ×6センチの銅版を買いに走る。
テーマが簡単なせいかみんなサクサク図案を考えている。

え?私?
もちろん描くのは『猫と雪』。
結局、今のところ私が描きたいのは猫だけみたい。
そんなだから2枚目の銅版画の人物が上手く描けないのかも。
コメント (4)
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銅版画2・・まだ途中

2005年12月12日 | 銅版画
2枚目の銅版画です。こちらはまだ制作途中。
元気だった頃のふっくら丸々としたゆずの顔が描きたくて
この写真をモデルにしてみたのですがイマイチ人物が薄っぺら。
写真でも薄く写ってるのですが(私の体が薄いから仕方ないのですが)
絵にするとそれが目立ってちょっとバランスが悪いかも。
うーーん・・・もう少し工夫が必要です。
背景には言葉を入れる予定です。
コメント (7)
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