新長田駅南側は震災でもっとも大きな被害を受けた場所でもある。
火災でなくなった街区は区画整理の対象となって、それまでにも再開発計画があったが、用地買収等で難航していたのが、一気に震災で加速したのが現状である。
日本国内でも最大の予算、2700億円が投じられた。
震災から14年を経た今も、まだ新しいビルの建設が行われ、できたビルの店舗はシャッターが下りたままで、開店した店も客がいないので、次々に閉めていくなど、結果、神戸市の失策とも言うべく結果となり、新しいゴーストタウンの建設を官民あげて取り組んだようなものと批判も多い。
そんな批判も、さらに進む不況、そして長田地場産業のケミカル業界が低迷しており、周辺の経済はさらに厳しい。
これからは、現実を見据え、一喜一憂せずに、足元にあることからひとつずつ取り組んでいくことが、この街に生きる者の役割かと。