☆どのみちこの道!☆

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日常+本や映画の感想を思うままに綴っています。

群青に沈む時

2007年02月18日 | Weblog
季節的な事なのか、新年の希望や決意が萎えやすい時期なのかよくわからないが、心身ともに2月~3月は不安定になりやすい要注意な月だ。

もう、30年以上生きてきて、十分わかっているつもりでも、毎年ハマる。
たぶん新年を迎える1月に調子に乗ってしまい、少しムリをするからだと思う。
後で後悔する。


大抵の不安や後悔は、寝る前に襲ってくる。
普段、後回しにしすぎる事が悪いのだろうが、一気に襲われて足元をすくい、足元が沼になり、ずぶずぶと沈んでおちていく。
もう何年もハマっているので、私はそれを群青の海底と名づけた。周期的にハマるなら、せめて名前ぐらいつけた方がいいと思って数年前につけてみた。別に、墓場でも砂漠でも密林でもいいのだが・・・


そこには、沢山の今まで捨てたり消化と思っていたものが、意外と捨てきれておらずに溜まっていて、普段の自分では思いつかないような物がゴロゴロ転がっている。
よくもまぁ昔の事を恨みがましく覚えてるなと、自分に感心する。

そこでひとしきり悲観的になって、どんどん自分の不幸ネタを盛り上げる。
結構壮大なストーリーで、昼に思い返すとすこし笑える。
ただ、夜の時点では笑う余裕もない。そして老後あたりまで考えたところで、だいたい同じ結末になり、考えがつきて明日やる事が浮かんでくる。

更に考えすぎて眉間にシワができる事や、泣いて目が晴れ、老化が早まるムダしかない事だというのを思い出す頃には、悲しい群青の色は消えている。そして、ついさっきまで死んでしまってもいいなぁと思っていたのに、習慣からか自分と家族の無事を祈って寝る。矛盾しているなと冷静になると思う。

それでもまた夜になると同じ事を繰り返し、年齢や体力の低下でどんどん群青の海底に物は増え、色は深まる。

こんな毎日はダメだ、悩みたがりなだけのダメ人間だわっと思っていたが、ようやく考え方が変わってきた。ブログの成果だろうか? 

過去はともかく、悲しい将来を数パターン考えるのも現実的でエエじゃないか~と。思えば、10代20代の頃は、身の程知らずな上に常に夢見心地だった。ようやく一人前に将来、というか老後?について考えはじめた気もする。悲しい将来パターンの、最低パターンにならないように妄想で毎晩予習したと思えばいい。朝になれば、ひとまず頑張ろうと思える私はマトモなのだ!と逆ギレかもしれないが思う事にした。

それに、若いからこそ寝る前に悩む。人によって違うが、年をとると寝る前だけでなく朝もそんな気持ちになる事が多いそうだ。

つまり、私の群青はまだまだ薄く浅いという事だ。

そう思えば、まだまだ先は長く、まだまだ違う色に変化するかもしれない。ブログを始め、つたないながらも自分の気持ちをアピるぐらいだから、かなりの変貌を遂げているはずだし。

「寝る前にゃー、エエ事しか思い浮かびまへんなぁ~Ψ(`∇´)Ψケケケ」ぐらいのプラス思考になるのも可能かなと思ってみたりもする。