☆どのみちこの道!☆

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日常+本や映画の感想を思うままに綴っています。

ユナイテッド93

2006年09月13日 | 映画
あらすじ

2001年9月11日に起きた米同時多発テロの当日、ハイジャックされた4機の旅客機のうち、唯一目的地に到達しなかった“ユナイテッド93便”の機内で起きた物語を遺族の方の話を元にして作られたドキュメンタリー映画


感 想

あの日、同時にハイジャックされた4機のうち、ユナイテッド93便が何故テロの目標物に達し得なかったのか、当時では知りえなかった事が映像化されており、5年前にニュースで初めて知った時の衝撃が思い出され、更なるショックと共に考えさせられる作品になっていました。
有名俳優を使わず、管制官やパイロット、軍関係の人など当時に現場にいた人間を出演させ、それぞれの立場からその時何をしていたかがわかるように描かれているので、リアリティにあふれていて、結末がわかっていても、心の中で結末への拒否反応がでました。

最後に乗客たちが、家族へ電話をするところはとても痛々しかったです。そして、テロリストも同じように家族に「愛している」と伝えて飛行機に乗り込み、お祈りを唱えているのが印象に残りました。憎むべきテロリストで、実際はどうなのかわかりませんが、人として愛するものや信じるものがある同じ人間だという事を改めて感じました。

いまだに、世界中でテロや戦争の恐怖に脅かされながら暮らしている昨今。
すこしずづでも、戦争やテロを減らす為にも、貧しい国が減って、更に安心して暮らしていける世の中になっていくように、自国の私利私欲だけではなく他国との協力と団結が必要だなぁと、そんなような事を悪い頭で考えながら帰りのバスに揺られました。
個人的には、ちっちゃい事ですが、隣人を愛す努力と理解する努力をしようかなと思いました。