☆どのみちこの道!☆

いらっしゃいませ♪
日常+本や映画の感想を思うままに綴っています。

オリバー・ツイスト

2006年01月25日 | Weblog
☆あらすじ☆

養育院で育ったオリバー・ツイストは、9歳になり救貧院に戻される。そこでは子供たちが労働をしながら生活している。
満足に食事も出ず、いつもお腹が空いており、夕食時におかわりを求めたオリバーは救貧院から追い出されてしまう。そして、葬儀屋に引き取られるが、イジメられて喧嘩した事から折檻される。
葬儀屋を家出したオリバーはいくあてもなく、70マイル離れたロンドンへ向かうが、道中は厳しく、やっとのことでロンドンに着いたオリバーは裸足のまま空腹と疲れで道にヘタリこんでしまう。
すると、『食わせてやる』というドジャーという少年について行くと・・・・




☆感 想☆

英国の文豪「チャールズ・ディケンズ」の名作で何度も映画化されている名作。

今までも自分の子に自分の作品を見せてきたが、「いまいちわからない~」みたいな事を言われてきたらしく、子供にもわかるような映画を撮りたい♪と思った監督が子供も共感できるような作品を・・・ということで作られたらしい。
監督の子もチラリと出てるそうな。ええのう。。

主役のオリバー役の子の、とっても美しい顔立ちと訴えかけるような瞳もあってすぐお話の世界に吸い込まれた。

ロンドンで出会う、ドジャーとフェイギンの住処での子供たちやフェイギンのやりとりも、それぞれがイキイキしていていけない仕事とはいえ、見てるとワクワクした。
話の内容は、全然知らないまま観たので、てっきりオリバーがすっごく自分で行動して運命が変わっていくのかと思いきや、回りに巻き込まれまくりな感じでお話が進んでいったのが意外だった。
でも、イイ人と悪い人、悪いことしてるけどイイ人・・・とオリバーを中心に欲望と善意が絡み合って面白い内容だった。


んで、オリバーがロンドンについてからの町並みが、ほぼCGを使っていないというだけあって、かなりリアル。
衣装もほとんどの人がボロボロな着たきりスズメな服だけど、それぞれが19世紀っぽいカッコになってて驚き。

オリバーはボロい服と金持ちの服を両方着ていたけど、やっぱり人って服で雰囲気変わるもんだなぁ・・・と思った。

画面全体がもう19世紀になっててそれだけでも見ごたえあり。そして、それぞれのキャストが役にハマっていた気がする。

私は映画詳しくないけど、素人目にも「戦場のピアニスト」の監督が作ったらしい映像?になってて、こだわりある映像になっていたと思う。
なんちゅ~~人や!と憤る場面も多々あって、何度も子供の涙を観ることになるけど、貧しくとも、幸せになるには「踏み外せぬは人の道」・・・ベンベン♪と感じられた作品だったw