田万川散歩

都会に伝えたい田舎の空気

ぱぱ、おいで。

2013年09月22日 23時56分42秒 | 日記
息子まー坊との二人生活の後、妻みー坊の生活が落ち着いてきた頃からまー坊を寝付かすのは妻の仕事。
夕食後に散々僕と走り回って汗だくになるまで遊んで、いざベッドへ誘うと必ず
「ぱぱ、ばいばい」
という。
言葉がまだほとんど出ないころから、このワードだけは確実に、且つはっきりと言う。
「ぱぱ、ばいばい」
ふざけて、「はい、今日もパパと一緒に寝ようねー」とベッドに入り込むと力いっぱい僕を引き離し、
「ぱぱ、ばいばい」

今夜は、僕の楽しみにしている『半沢直樹』の最終回。
ドラマを見るのは数年ぶり。一週間の楽しみこの上なしというほど。
とはいうものの、時にまー坊の我がままに付き合ってすべてを見れてはいないわけで。
今夜は早めに片づけを済ませ、妻もドラマを見たいのを我慢しながらまー坊を寝付かせに入った。

よし、準備完了。ソファーに腰掛け、照明を消し、ドラマが始まるその瞬間。
「ぱぱ、おーいでー」

うそだろ?この日この時間に、数ヶ月無かったその言葉が聞こえてきた。
いや、無視しよう。
すると、寝室から元気よく出てきたまー坊。
「ぱぱ、おーいでー。まま、ばいばい」

僕の楽しみは、この一言で崩れた。
そして、テレビの無い寝室へ寝付かせに入った。

絵本を読み、そろそろ寝付くかと思ったそのとき。
「ぱぱ、ばいばい」
でた。

ドラマは既に終盤。見るとすでに常務と戦っている。
結局最後はママとテレビを見ながら寝付いたまー坊。

こいつ、奇跡だわ。






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