田万川散歩

都会に伝えたい田舎の空気

大洪水

2013年07月29日 01時34分38秒 | 日記


報道でもなされている、地元、山口県萩市田万川および須佐地域の大豪雨による被害の件。
まず、ご心配頂き各所からご連絡を頂いたことをこの場を借りてお礼申し上げます。

午前中よりバケツをひっくり返したような雨が続き、それでも「あぁよく降るなぁ」程度にしか思っていなかった。
午前中は職場で消防署員によるAEDの研修があった。
消防署員の方にも「この雨で通行止めとか大丈夫ですかねー」と聞くと「このまま降り続ければやばいですねー」と、
まだ緊迫感はなく。

午後になり、報道では「山口県と島根県で記録的大雨」と言われ出した。僕は見事にその境目に住んでいる。
「そっちは大丈夫?」と親からメールをもらうが「そんなんじゃないよ」と返信。
気になってちょいと様子を見に外に出てみるとそこには目を疑う光景があった。

家や車が水没している。

この写真の場所は僕が以前住んでいた場所。一階が完全に浸かっている。
住民は二階や近場に避難し、状況を見ている。
いつの間にこんな被害になっていたのだろうか。そこまで降ったとは感じていなかった。
義父母は萩を離れていたが、帰路を塞がれてしまった。

まー坊が昼寝をしたので僕は職場へ向かった。
僕の家や職場は幸い高台にあるため浸水被害はない。

みるみるうちに被害が表面化してきた。
あらゆる道路は寸断、橋は流され、地元の高齢者施設は孤立化し、また浸水して緊急救助要請がでた。
僕の職場でも利用者様の安否確認や職員の安否確認に追われる。
すでに避難所へ避難している人も多く、情報も錯綜。
近くの田万川は氾濫し、道路へあふれ出し、そこは一帯大きな湖となっているとのこと。
想像がつかない。

明日からまた対応に追われる。
幸い、近くで命に影響する被害はなさそうだ。
あっという間に起こる災害を目の当たりにし、危機管理の甘さを痛感した。

外ではおそらく水没した車だろうか、警報が鳴り続けている。