
SNS上で、後ろのヤマタクこと山添拓さんの表情が曇っていた、不快そうだった、ということに一縷の希望を見出そうとしている党員や支持者の声がいくつも上がっていて、それがかえって切ないし、問題だとも思う。
本日の日本共産党大会にて。松竹氏の除名処分に異論を述べた大山奈々子神奈川県議を、壇上で激しく叱責する田村智子氏。
— 布施 剛 (@fuse_go) January 18, 2024
後ろに居る、山添拓さんの物悲しい顔には「そこまで言わなくてもいいのでは…」という感情が現れている気がする。 pic.twitter.com/GX45WC0hKn
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101年目を迎える日本共産党。
その記念すべき2024年1月の党大会で、歴史上初めての女性委員長にタムトモの愛称で知られる田村智子さんが選ばれました。
前から田村さんが委員長になったらいいと推し続けてきた当ブログでは、タムトモさんが委員長になった翌日の2024年1月19日に、うちには珍しいご祝儀記事?を書きました。
【祝!】日本共産党に初の女性党首田村智子委員長誕生!タムトモさんらしく失敗を恐れず頑張って!!そして志位和夫委員長、23年の長きにわたってお疲れさまでした。ありがとうございましたm(__)m
ところが、翌日、私が上のブログ記事を書いた数時間後に配信されていたこの産経新聞の記事を見て、
「失敗を恐れず頑張って、とは書いたけど、まさかもう失敗しとったんかい!」
と、ガラガラガッシャンと何かが壊れて崩れ落ちる幻聴が聞いた思いでした。
『共産党の田村智子委員長が18日の党大会で、党首公選制導入を訴えた党員の除名処分に異論を唱えた大会出席者を公開の場で「発言者の姿勢に根本的な問題があることを厳しく指摘する」と糾弾したことを巡り、党地方議員らに「発言者に大会で反論する機会がないのに、ここまで取り上げる必要があるのか」などとハラスメントを指摘する声が広がっている。』
『渦中の発言は大会2日目、16日の討論で飛び出した。
「何人もの人から『やっぱり共産党は怖い』『除名はダメだ』と言われた。問題は出版したことよりも除名処分ではないか。除名は対話の拒否にほかならない。排除の論理ではなく、包摂の論理を尊重することが党運営に求められている」
神奈川県の大山奈々子県議団長は党運営の在り方にこう苦言を呈した。念頭にあるのが昨年1月、元党員の松竹伸幸氏が党首公選制の導入など党運営の透明化を訴える書籍を出版した際、党から「重大な規律違反」として除名処分されたことだ。松竹氏は処分を不服として今大会で再審査を請求し、処分の撤回を求めたが、請求は却下された。
大山氏の発言は「心ある党員の心情にマッチしている。全面的に賛同する。共産党の良心ともいえる発言」(山口県萩市の宮内欣二市議)などX(旧ツイッター)上で共感も広がった。
ただ、田村氏は18日の党大会結語の討論で、大山氏の発言を取り上げて
「『除名処分を行ったことが問題』という発言者の姿勢に根本的な問題があることを厳しく指摘する」「党員としての主体性を欠き、誠実さを欠く発言だ」「全く節度を欠いた乱暴な発言」「党外から出版という形で党の綱領と規約を攻撃した者を除名処分にしたことは当然だ。この政治的本質を全く理解していない発言者に大きな問題がある」
など延々と批判した。』
2024年1月19日付け産経新聞 共産・田村智子委員長こそ「パワハラ」 党員除名処分への異論を糾弾 地方議員が続々指摘
日ごろから反共姿勢のフジサンケイグループの記事だからひょっとしたら偏っているのでは?!とも思いましたが、記事全体が冷静なトーン。
しかも、
『共産党のある地方議員は産経新聞の取材に「明らかなパワハラだ。見ていて気分も悪くなった。田村氏の結語について、地方組織で事後採決する際には一言言おうと思う」と語る。神奈川県相模原市の今宮祐貴市議も18日、Xに「この糾弾はハラスメントだと考える。謝罪と撤回が必要。市民の理解は得られない」と投稿した。
愛知県東郷町の門原武志町議は田村氏の結語の直後、党本部に抗議の電話を入れたことを明かし、「ハラスメントの芽を小さなうちに摘む組織でありたいと思う」とXに書き込んだ。京都府長岡京市の小原明大市議もXで「参加者の発言内容に誤りがあったとしても、参加者全員の前でその個人を極めて厳しく叱責するようなことは、ハラスメント根絶を掲げる組織としてはやってはならない」と訴えた。』
と田村氏のパワハラに公のXで抗議する共産党の地方議員がこれだけいるということになれば、これはもう言い訳はきかないでしょう。
むしろ、大山奈々子議員が党の方針に公然と異議を唱え、またそれを糾弾した田村氏の発言を批判する地方議員が続々と現れたことに、共産党再生の芽を見いだせるのが唯一の救いといえるかもしれない、という状況です。
右側が大山奈々子議員。左ははたの君枝さんという前議員とのこと。
党大会での大山議員の発言。
党にいただく助言や批判の全てが反共だとは私は思いません。
— 大山奈々子(誰1人置き去りにしない県政を) (@nanako_jcp) January 23, 2024
党を応援するからこそ耳が痛いことをお伝えいただく方々がいらっしゃいます。
大山議員の今日のポスト。
さて、2023年6月に書いた
毎日新聞の「記者の目」特集「衰退止まらぬ共産党 指導部刷新の時機では」を日本共産党執行部はどう受け止めるのか。共産党は一般党員の民意を聴き、志位・小池執行部から田村智子・山添拓体制に一新したらいい。
という記事に登場してもらった尊敬するA弁護士に率直に聞いてみました。
この弁護士さんは弁護団活動も一緒にやったことのある方で、尊敬している同年代の弁護士さんなのですが
と書いておられた方なんですね。

田村氏が小池氏にパワハラを受けたのにパワハラと感じなかったと言ってしまったときに1回書いたんだけど、やっぱり思い切って若返りを図り、山添拓委員長にした方が良かったんちゃうか。
日本共産党の小池晃書記局長によるパワハラ問題で、被害者のはずの田村智子副委員長が「パワハラを受けたという認識は全く持っていなかった」と記者会見で述べること自体がこの組織の問題を表している。
それで単刀直入に
「Aさん、お忙しい時に申し訳ありません!
田村智子新委員長の最後のまとめがパワハラって言われてるのはどう捉えてますか
また、地方議員から声が上がってるというのは本当なんですか」
と質問したら、これに対するお返事が
「パワハラではないかと思います。
私も批判の対象となった大山さんと同じ意見であり、〇〇〇の党の会議で同趣旨の発言をしました。
地方議員から声が上がっているのも本当です。
ちなみに松竹さんの意見そのものに賛同する人はごく少数派で私も賛同はしていないです。」
とのことでした。
ああ、やっぱりAさんは共産党員だったんだと初めてはっきり知るとともに、しかし大山さんにしても他の地方議員にしてもAさんにしても、異論が出せる共産党の良心はまだ死んでいない、という思いを強くしました。

ちなみに、この件をどう取り上げるかうちのブログは3日間考えあぐねていたわけです。
冒頭の記事では日本共産党がいかに苛烈な反共攻撃に遭ってきたか私なりに概観しましたが、逆に3日間もこの件をどう書くか熟慮するということは、私のような無党派市民から日本共産党は期待され、ある意味「手加減」されているということはわかっておいてほしいですね。
これ、日本維新の会での問題だったら事件を知った途端に即座に取り上げ、毎日毎日、こっちがネコ馬場代表だの吉村共同代表だのを糾弾し続けているところです(笑)。
そしてあの舌鋒鋭い古寺多見さんも、この問題をいち早く取り上げて
「それにしても、その田村智子次期委員長がいきなり大々的にパワハラを炸裂させたことには驚き呆れました。」
と書きながらも、
『これは志位和夫が田村智子に踏ませた「踏み絵」のようなものでしょう。
共産党なので「踏み絵」というのはおかしいかもしれませんが、事実上志位が田村氏に神奈川県議団長に対する批判を強要したものだと思います。
手続き上は十分な議論を行った上で得た結論だということにしてはいるんでしょうけど。
志位が田村氏に後ろから鉄砲かましたな、と思いました。
志位が議長に就任した悪弊がいきなり出た。
「誰得」と思いますが、どう考えても保身を図れる志位にしかメリットはないですよね。』
とすべて志位委員長の問題だとしており、ある意味、田村智子新委員長には救済の手を差し伸べていると感じました。
「男2人が影のフィクサーみたいにならないように(笑)。」と書いたのだが。。。
参考記事 kojitakenの日記さんより
共産党、志位和夫が委員長を退任し田村智子を新委員長に就任するも、松竹伸幸し除名を批判した神奈川県議団長に対していきなりパワハラ炸裂(呆)/事実上、志位が田村氏に発砲した「後ろ弾」か
しかし、田村智子委員長に残された時間は多くないです。
しんぶん赤旗を見ると、田村智子氏に対するパワハラで問題になったものの書記局長に留任した小池晃氏が、早くも1月19日の会見で田村氏の結語がパワハラと批判されていることに関して
「党大会は党の最高機関であり、討論のなかで出された発言のなかに重大な誤りがある場合、『結語』でそれを批判して、大会として採決に付して決着をつけることは当然必要な対応です」
「田村氏の結語は『叱責』ではなく発言内容への批判です。発言者の人格を傷つけるようなものではありません」
「結語の案は中央委員会総会で真剣に集団的に議論したもの。打撃的な表現は避け、発言のなかのどこが綱領と規約に照らして問題があるのかを、理を尽くした言葉で語っています」
「パワハラという指摘は違います」
と述べたそうです。
小池晃書記局長が田村智子委員長の発言について「パワハラという指摘は違います」と言っても全然説得力がなく、マンガのようだ。
日本共産党の小池晃書記局長にパワハラで警告処分。地方議員の名前の呼び間違えで、それを正した田村智子政策委員長を逆に𠮟責。謝罪までに8日かかったことも大問題だ。
今のところ、これが共産党の公式見解的なものだと思うのですが、日本共産党の最高会議である党大会で、これから委員長になるという人が結語で延々と参加者全員の前で、ネット配信もされている中で、地方議員をつるし上げ続けたんですよ。
発言者の大山奈々子さんの人格非難をしていようがいまいが、普通の会社でこんなことを新社長が中間管理職にしたら、パワハラになるに決まっているではないですか。
厚労省が示したパワハラの6類型の一つに「精神的な攻撃」=「同僚の面前で叱責される」「必要以上に長時間、繰り返し執拗に叱る」が挙げられている。https://t.co/pVg28h3F8a
— 醍醐 聰 (@shichoshacommu2) January 22, 2024
共産党大会で田村・志位両氏と3名の代議員が行った大山奈々子さんへの公開みせしめ発言は、まさにこの類型に当てはまる。
私が冒頭に紹介した記事で「タムトモさんらしく」と表題に書いたのは、彼女の素直で柔らかい感性を見込んでのこと。
逆にもし、田村新委員長の定例記者会見などで同じような自己弁護をしたら、もう心ある党員からも市民からも、タムトモさんとは呼んでもらえなくなりますよ。
早くも勝負の天王山が来ました。
田村智子氏はその持ち味である素直さを今こそ発揮して、徹底的な自己批判と共に自らの発言を謝罪し、101年目を迎えた日本共産党は市民感覚に沿った柔軟な党になっていくということを満天下に示さなければなりません。
日本共産党の党首公選制騒動。一番の問題は志位和夫委員長と田村智子副委員長が自らの言葉で丁寧に説明しようとせず、「赤旗の論文にすべて書いてある」としか言おうとしない風通しの悪い体質だ。
日本共産党が、党首公選制を主張して本を出し記者会見をした松竹伸幸氏を党に対する敵対行為をしたとして除名処分。こんなに狭量で党員の自由な表現を圧殺する「民主」集中制では市民の支持は得られない。
日本共産党を除名された松竹伸幸氏が党内の機関で一度も意見を表明したことがないまま、いきなり党外に持ち出したのは言語道断で除名に値する。しかし、共産党も適正な手続と丁寧な説明を尽くすべきだった。
古寺さんがここまで「逃げ道」を用意してくれることなんてめったにないよ。
参考記事 kojitakenの日記さんより
『田村氏は委員長就任早々、志位和夫らに忖度したか強要されたかは知らないけれども「やらかして」しまった。
しかし今ならまだ取り返しがつく(と思いたい)。
これ以上強権発動をちらつかせる(ましては発動する)ような真似は絶対に止めるべきだ。』
共産党員除名 大山県議「排除より包摂を」 田村氏から非難も「後悔ない」(カナロコ)
私は日本共産党による松竹伸幸氏の除名は当然、けれども少数意見の排除につながる民主集中制自体はもう捨てるべきだという意見。
古寺多見さんは松竹氏に関してはうちより同情的?のようですが、民主集中制に関しては
『実は弊ブログは以前にも何度か書いた通り、「民主集中制」を全否定する立場には立たない。弊ブログが否定するのは、共産党の民主集中制に「分派の禁止」の条項が含まれていることだ。』
『私は「分派の禁止」の条項さえ含まれなければ「民主集中制」は合理性を持つ普遍的な組織の原理であるとさえ思う。』
という立場。
「年末に大勢の前でぼくが受けた仕打ちそっくり。 吐きそう。スターリナ…。」(紙屋高雪氏のX)
いずれにしても、田村智子委員長による早い段階での修正が大事です。
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渦中の発言は大会2日目、16日の討論で飛び出した。
「何人もの人から『やっぱり共産党は怖い』『除名はダメだ』と言われた。問題は出版したことよりも除名処分ではないか。除名は対話の拒否にほかならない。排除の論理ではなく、包摂の論理を尊重することが党運営に求められている」
神奈川県の大山奈々子県議団長は党運営の在り方にこう苦言を呈した。念頭にあるのが昨年1月、元党員の松竹伸幸氏が党首公選制の導入など党運営の透明化を訴える書籍を出版した際、党から「重大な規律違反」として除名処分されたことだ。松竹氏は処分を不服として今大会で再審査を請求し、処分の撤回を求めたが、請求は却下された。
大山氏の発言は「心ある党員の心情にマッチしている。全面的に賛同する。共産党の良心ともいえる発言」(山口県萩市の宮内欣二市議)などX(旧ツイッター)上で共感も広がった。
ただ、田村氏は18日の党大会結語の討論で、大山氏の発言を取り上げて「『除名処分を行ったことが問題』という発言者の姿勢に根本的な問題があることを厳しく指摘する」「党員としての主体性を欠き、誠実さを欠く発言だ」「全く節度を欠いた乱暴な発言」「党外から出版という形で党の綱領と規約を攻撃した者を除名処分にしたことは当然だ。この政治的本質を全く理解していない発言者に大きな問題がある」など延々と批判した。
党大会の様子はインターネット配信されており、田村氏の発言は党員に波紋を広げた。
共産党のある地方議員は産経新聞の取材に「明らかなパワハラだ。見ていて気分も悪くなった。田村氏の結語について、地方組織で事後採決する際には一言言おうと思う」と語る。神奈川県相模原市の今宮祐貴市議も18日、Xに「この糾弾はハラスメントだと考える。謝罪と撤回が必要。市民の理解は得られない」と投稿した。
愛知県東郷町の門原武志町議は田村氏の結語の直後、党本部に抗議の電話を入れたことを明かし、「ハラスメントの芽を小さなうちに摘む組織でありたいと思う」とXに書き込んだ。京都府長岡京市の小原明大市議もXで「参加者の発言内容に誤りがあったとしても、参加者全員の前でその個人を極めて厳しく叱責するようなことは、ハラスメント根絶を掲げる組織としてはやってはならない」と訴えた。
田村氏はこれまでベテラン議員や省庁幹部によるセクハラや職場のパワハラには厳しい姿勢で臨む一方、身近な問題には〝鈍感力〟も発揮していた。令和4年、当時上司だった小池晃書記局長が田村氏を会合で叱責し「パワハラ」に該当するとして党から処分された際、当の田村氏は「パワハラを受けた認識はなかった」などと語っていた。(奥原慎平)
◇
「この大会の討論の中で、元党員の除名処分について、『問題は出版したことより除名処分ではないか』、つまり、除名処分を行ったこと自体が問題だとする意見が出された」
「この意見に対して、代議員・評議員から、処分を受けた元党員の言動は党の綱領と規約の根幹を否定し、党の変質を狙った、明らかな攻撃であったこと。メディアを利用して地方選挙の前に攻撃をしかけたのは、元党員の側であること。わが党は異論を許さない党などでは決してないことなどが、この攻撃を打ち破る論戦を懸命に展開した経験に立って発言された」
「除名処分が規約に基づく当然の対応であったことは、すでに山下(芳生)副委員長から再審査請求の審査内容として明確に報告され、再審査請求を却下することに異議を唱える者はなく、党大会で承認を得たことは、党の最高決定機関による党への妨害者・攪乱(かくらん)者への断固とした回答を示したものとして重要だ(拍手)」
「党大会での発言は一般的に自由であり、自由な発言を保証している。しかし、この発言者の発言内容は極めて重大だ。私は『除名処分を行ったことが問題』という発言を行った発言者について、まず、発言者の姿勢に根本的な問題があることを厳しく指摘する」
「発言者は『問題は出版したことより除名処分ではないか』と発言しながら、除名処分のどこが問題なのかを何も示していない。発言者は、元党員が綱領と規約にどのような攻撃を行ったかを検証することも、公表している党の主張・見解の何が問題なのかも何一つ具体的に指摘していない。発言者が述べたのは、ただ、『党外の人がこう言っている』ということだけだ。党外の人が言っていることのみをもって処分が問題と断じるのは、あまりにも党員としての主体性を欠き、誠実さを欠く発言だと言わなければならない」
「発言者は、(旧)希望の党の小池百合子氏の『排除』発言を持ち出して、『あの時国民が感じた失意が、今、私たち共産党に向けられていると認識すべき』とまで発言した。反共分裂主義によって野党共闘を破壊した大逆流と並べて党の対応を批判するというのは、全く節度を欠いた乱暴な発言と言うほかありません(拍手)」
批判の矛先180度間違い
「発言者は『除名というのは対話の拒否だ』と述べ、包摂の論理を尊重することは政党運営にも求められていると述べた。しかし、対話を拒否したのは誰か。党を除名された元党員は、自分の意見を一度として党の正規の会議で述べたことはなく、一度として正規のルールにのっとって党に意見を提出したこともない。党内での一切の対話の努力をしないまま、党外からいきなり党攻撃を開始したというのが事実だ。ここでも発言者は批判の矛先を180度間違えていると言わなければならない」
多数者革命に責任
「党外から出版という形で党の綱領と規約を攻撃した者を除名処分にしたことは当然だ。問題のこの政治的本質を全く理解していないことに発言者の大きな問題があると言わなければなりません(拍手)」
「わが党は多数者革命に責任を持つ党として、組織と組織原則への攻撃を断固として打ち破り、党の統一と団結を固め合い、これからも民主集中制の組織原則に基づいて強く大きな党をつくり歴史を開く。この決意をここに表明するものだ(拍手)」
2024年1月20日(土) しんぶん赤旗
大会結語への意見について
会見で小池書記局長
日本共産党の小池晃書記局長は19日の会見で、田村智子副委員長(現委員長)が第29回党大会で行った結語で特定の大会発言者の発言を批判したことに対し、「パワーハラスメントだ」との意見が出ていることについて問われ、「党大会は党の最高機関であり、討論のなかで出された発言のなかに重大な誤りがある場合、『結語』でそれを批判して、大会として採決に付して決着をつけることは当然必要な対応です」と述べました。
小池氏は、「田村氏の結語は『叱責』ではなく発言内容への批判です。発言者の人格を傷つけるようなものではありません」「結語の案は中央委員会総会で真剣に集団的に議論したもの。打撃的な表現は避け、発言のなかのどこが綱領と規約に照らして問題があるのかを、理を尽くした言葉で語っています」と指摘し、「パワハラという指摘は違います」と述べました。
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共産党は私にとっても今の日本の唯一の希望なんですが、組織である以上、そこの頂点に立つということは人間が取りうる権謀術数を使ってるはずです。タムトモといえどもそこに至る道筋で党内ライバルを色々な意味で蹴落としてきてるはずですので、今回の発言に関しての反省などは出ないでしょう。出たら逆に驚きますね。それでも共産党に期待するしかないのが情けないですわ。
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-9608.html
左派のみならずリベラル無党派の多くが日本共産党に期待し、気も使っているわけで、なんとかして良という感じです。
松竹氏は除名撤回・地位保全の裁判を提起するそうです。
パワハラ結語の田村さんには反省してもらわないといけませんが、松竹氏を除名するのが小池都知事の「排除の論理」だという大山議員の言い回しも挑発的でどうかと思うんですよね。
ずっと松竹押しの伊勢崎賢治氏と言い、どうもなんだかややこしい人が多いです。
会社でも散々会社のやり方とか批判してた人が、役職ついてしまったとたん、会社の人間になってしまう人がいますが、タムトモさんもそうなのかな…と。今までのやり方の良いところと悪いところを見つけ、悪いところを反省して、良いところを伸ばしていかなければ会社は発展していけないように、共産党もいつまでたっても「なんか怖い党」から脱却できないと思います。