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KOFUKUの家から

演劇的体質の自由人
大きな愛にいだかれて
チワワたち猫たち
南のちいさな森の家にて
芸術的田舎暮らし真っ最中

実りの時

2008-10-16 | 相方さん(米澤観児氏について)
今日はいいお天気でした。秋晴れって感じの高い空でした。
今日は思いがけず、探し物をせねばならぬこととなり
急にうちに居られることになりました。
下手すると一週間以上戻れない日が多いので、
(月に6日位しか家に居られないのが現状なんですね~)
そんな偶然がちょっと嬉しかったです。
探し物は無事に夕方暗くなってから出てまいりました。善かった(^^)

「探し物」って過去と出会うことだったりしますね。
今日探してた物は「写真」でした。
あるお友達に貸して差し上げるのです。
懐かしい写真を見ながら、今の自分が居るところを振り返りながら
そして、久々に秋の空と夕月を見上げながら、
はぁ・・・・秋だわぁ・・・とシミジミ。

秋って暑かった空気が和らいで、ほっかりとしたあたたかさになります。
光は白く照りつける強いまるで剣のような鋭い光から
黄金色のやわらかい慈愛に満ちた金色に変ります。
花は散るけれど、その先に種を包み込んだ実を実らせます。
朝の神聖なひんやりした空気にショールを羽織ると
誰かに抱きしめられているようにぬくぬくになります。
街に目をやると人はあたたかな服装をして、
店頭にはおいしそうな秋の実りが並んでいます。
みんな、みんなが優しい実りの時を迎えるようです。

先日、熟成の時だと書きましたが、その時の一つ一つは
過去と言う時間を経て、実りの時を迎えるのですね。
写真の一枚一枚に刻まれた時がなければ私はここに居ませんでした。
昨日、ミクシーで友人とマイミクさんのメール交換をしました。
このお友達の一人ひとりも、今日を作ってくれた人たちです。
そして明日を作っていく、熟成の時を共に過ごす人たちです。
こうして写真を見ながら、今日の彼らにメール交換できる幸せを思いました。
いまこそ、彼らはわたしの大事な「友」なのです。

家族もまた時間を通して熟成を重ねてゆきますね。
そしてそれは日々、小さな実りを迎えるのだと思います。

先日、バレエの中山りん子先生が
お子様のれいちゃん(2歳)を連れてこられました。
れいちゃんはキッズバレエに参加してくれています。
とっても元気でおしゃまさんでやんちゃさんで
2歳とは思えないくらいお話も上手で、
身体も上手に動かす女の子ちゃんです。
そのれいちゃんにとっても感心するのは
たとえばママが「これはお友達に貸してあげようね」とか
「後からこうしようね」と言うとするでしょう?
すると、すーっという事を聞けるのです。
まだ自分自身を扱うのが精一杯で他者を思いやるという感覚の薄い
2歳くらいのこどもにとってそれはとっても難しいことです。

「すごいねえ、関心だねえ」といいますと、
りん子先生がこう言いました。

「生まれた時からね、あの子に話した事は絶対にやるようにしていたの。
絶対に嘘をついたり、裏切ったりしちゃいけないと思って
それだけは大事にしていたの。だからじゃないかな?
たとえばね、「後で遊んであげるね」って言って待っててくれたら
自分がどんなに忙しくても、絶対に5分でも10分でもいいから
絶対に遊んであげるようにしてたの。
だかられいちゃんは待てるんじゃないかな。」

う~ん、なんて素敵なんだろうか~。すばらしい!
約束を守れるって本当に素敵なことです。
小さな子供との約束はうわべだけになりがちだったり、
最初からごまかすつもりだったりしがちなのに
りん子ママは素晴らしいです!誠実です。素敵です。
このお話を伺いながら、ああ、これも一つの実りだな~と思ったのでした。

うちはご縁あって、自分の中の善きものと呼応していることもあり
シュタイナーや自然教育のクラスをやっていますが
りん子先生をはじめ、そういうのを知らない関係者の方も一杯居ます。
フツーにテレビみたり、駄菓子食べさせたり、そういう生活の人も多いです。
だから中には、ロハスな生き方をしてないし、
シュタイナー的子育てからは遠い生活をしているので、
ここに来るとそんな生き方を否定されるのではないか?
と思っていらっしゃる人もお出でのようです。
でも~、私はそういう絶対責めたりしませんよ~。
テレビが悪いとも、食べ物が悪いとも、育て方が悪いとも言いません。
どの生き方のなかにも素晴らしいものがあります。
大切なのは「教育方法」ややっている事そのものより、
それを与えている親や周りの人たちの「愛」の部分であると私は思っています。
親が愛を持ってこれはいいと思ってやっていることなら、
それはそれで一番素敵なことではないかと思います。
そしていつかこども達がその愛に気づいてくれたなら、なお素晴らしいと思う。
それは10人居れば10通りの愛の形があるように、
それぞれが持っている素晴らしさや善いと思うものを
シェアしあって認め合って、生きて行けたらと願っています。
りん子先生もシュタイナーの事はよく知らないけれど、
ここはあたたかなおもちゃがあって、木があっていいわ~と言ってくださいます。
だかられいちゃんを連れてきたいんだ~って。
それで十分。善いものとはきとそういうものなのです。
きっと自然と「いいなあ」とそう感じるものなのです。
ここで仲良しのお姉ちゃん達はれいちゃんと一緒に遊んでくれます。
森のレストランを開いたり、妖精や天使になったりします。
普段のれいちゃんの遊びの中にそういうものが現れるようになったそうです。
そして「素敵」「可愛い」と優しい言葉を一杯つかうようになりました。
こんな風に共存して認め合って溶け合って行けたらいいなあ。
こどもの様に善きものを構えず、触れて持ち帰れる、
そんな人間関係や日々の学びであったら良いですね。

「○○はこうだからダメなんだ」

否定の言葉からは喜びは生まれない気がします。
だから、それぞれの良いところを認めて歩んで生きたいです。
もちろん、その方の信じるところはドンドン信念をもってなさればよいと思います。
それはとても大事だし、素晴らしいことだから。
だからこそ、人はその人の持っているものに感動するのだし(^^)

そうそう、もう一つ、実りの時で素敵な話があるんですよ~。
今日の写真はこの間のにじみ絵の授業でかかれた
「さるかに合戦」のかにと柿なんですが、
今日の作品を書いてくれたご家族のお話です。

夫婦って、家族って時々とっても難しいですよね。
「家族だから」って言う理由で相手に過度に期待したり、求めたりしてしまう。
それが苦しくなって、親子喧嘩が耐えなかったり、夫婦が上手く行かなかったりしてしまいます。
でも、それって「許しあってる」から出来ることなんじゃないかな、って思うんです。
心を許しているから、誰にもできないような態度が取れる。

「甘え」もまた「愛」の現れの一つです。
もちろん、そこに生まれる色々な「ジェラシー」もそうですね。
家族だからこそ、その甘えや驕りや焼きもちをわかって欲しいし、許して受けれて欲しいものです。
そして、こういった感覚はどの家庭にもある物なのだと思います。

このご家族とは個人的にとってもとっても仲良しなのです。
普段はこのご家族、とってもとっても仲良しさんです。
ところが時々、パパが「うちは裏では言い合いばっかりなんですよ」
とおっしゃったり、ママがきらりん!とちょっとお怒りモードだったりもします。
私はこの場合どんな返事すれば~と思いながら「あはは~」と笑っているんですが(^^;)
ところが先日、この絵を描いた日の帰りに、
パパさんが「今日の絵はママの為にかいた」と言ってくれたのだそうです。

「かにはママが美味しいようにって描いたんだ。
柿はかたくみえるけど甘いんだ」って。

素敵なお話です。
思いを込められる人が居るというのは素晴らしいことです。
家族や夫婦はたくさんの時間を過ごす分、
起こす行動とは裏腹に心がとても繊細になります。
でもそこで起きる痛みや傷は真珠のように
自分からあふれるもので包まれていつしか宝石へと変っていきます。
その美しさは痛みと悲しみを抱えた分、忍耐強く穏やかな光を放ちます。

この素敵な一つの実りの時のお話を伺えて
わたしの心もあたたかくなりました。
このかにの絵と柿の絵がその美しい愛を描き込んだものです。
本当においしそうにかけています。いい絵でしょう?
愛してるものたちに自分の力でおいしいものを食べさせたい、
そこに「父性」と言う力強い男性の愛情のあり方を感じました。

そのご家族がいつまでも幸せなときを刻み続け
そしてそれぞれの最後の日にこの人といてよかった、と
この家族で本当に善かったと愛を感じてくださるように
心からお祈りします。

すべての家族がその様な実りの時に満たされますように

サイゴンうちわ

2008-10-16 | 演劇、ミュージカル、エンターテイメント
先日、ご招待を受けまして帝劇で行われている
サイゴンイベントとやらに行ってまいりました。
関係者席、一番後ろでも倒れそうになるくらいの熱気と興奮と
俳優さんから繰り出される熱い演技の応酬にくらくらしながら
よける事すら出来ずま、正面からともに熱食らってきました。
(解る人には解る・笑)
いやいや、ミス・サイゴンにご主演の皆様、元気です。
芸達者です。すごいです。
われらが水越君もその中のイベントメンバーでしたが、
そりゃあ、いいもの見せてもらいました(^^;)
23日、千秋楽まであと少し。
頑張ってくださいませ!

こちらは熱気払いに頂いたサイゴンうちわ。
なんとこれを持ってチケット買いに行くと当日券が4000円くらい安くなるそうな!
すご~い!

今日もたのしく

2008-10-12 | 相方さん(米澤観児氏について)
シュタイナー学校の模擬授業、今日も楽しく終わりました。
今日のお話は「さるかに合戦」でした。
かにさんと秋の実りをにじみ絵で書いてこれから皆で浜ちゃんのお豆腐をおやつに頂くところです。
担任の森下先生と生徒のそらいくん、仲良しの二人です(^^)
そうそう、みてください。
すっかりぴーちゃんはそらいくんとお友達になりました。
仲良し3人組みです。

豆腐屋さんのはまちゃん!

2008-10-12 | 相方さん(米澤観児氏について)
ピープ~~~~~♪(と~~~~ふ~~~~)
と言う笛の音とともにリヤカー引いてやって来るのは
とってもステキな22歳の男の子「はまちゃん」です。
はまちゃんが引いているリヤカーには自然食のお豆腐が一杯です。
はまちゃんは野口やサンというお豆腐やサンの引き売り士。
その正体は絵描きさんだったり、DJさんだったり、
地球の平和を愛する熱い奴なのです。
神宮前近辺の方、日曜日、はまちゃんの笛の音が聞こえたら、
どうぞおひとつお声をかけてやっておくんなさい!
写真ははまちゃんを囲む、シューレの仲間たちです(^^)

SLOW & MELLOW~ゆったりとまろやかに

2008-10-12 | KOFUKU日記
みなさま、こんばんわ。只今、夜の12時半を迎えました。
夢の街で一息つきつつ書いています。
ふうぅ~~~、先週からそれはそれは忙しくしていました~~。
そんななか、とてもステキなお友達のアドヴァイスを受けて
食べるものを調整するチャレンジをしたり、
カラダの言葉を聞くチャンスをもらったり、
久しぶりに外に出ていろんな刺激と出会いをもらったり、
とっても楽しかった2週間でした。

今日も帝劇に行かせて頂き、社の代表としてミス・サイゴンを観て参りました。
これで3回目の観劇となります。
私の帝劇関係歴はかなり長くて、いつも本当にお世話になっている
岡幸二郎先輩、石川禅さん、坂元健児さんなどなど
プライベートでも仲良くさせていただいている素晴らしい俳優さんをはじめ、
各作品の出演者、プロデューサーはじめスタッフの皆様に
優しい笑顔で迎えてもらえる幸せな場所なのです~。
しかし不思議なものですね~、
「帝劇か~、やっぱ実家のようだ~。
なんか家族に会いに行くみたいな気分だわ~」
と思いつつ出かけたら今日を待っていてくれたかのように懐かしい仲間たちと再会!
そしていつもの様に新しい出会いも盛りだくさん!

レミに出演していた親友の岡田雄一君とまずばああああったり!!
懐かしい声を聞きながら一緒に食事して~
その後もぞくぞくと同じくレミやエリザベートなどでご活躍の酒本あきらさんと再開!
久しぶりの再開にロビーでハグハグしたりして(^^)
そおしてずいぶん昔から存じ上げている本日トゥイ役でご出演だった泉洋平さんとは
マネージャー様ともご一緒に懐かしい話をさせていただいたり、
そしてクリス役の藤岡正明さんはご一緒の時間をとっても楽しいトークで楽しませてくださいました。
何時もとっても仲良くして頂いているジョン役の坂元健児さんには
いつものごとく芝居への熱い情熱をもらえたし、
夢の街のアイドル、こっしーこと水越友紀くんからも舞台への愛情を頂きました、
そしてレミ時代からお世話になっている帝劇地下二階のしなの路のママ~、
きょうもおまけしてくれてありがとう御座います(^^)
みーんなとはなしたり笑ったり、お茶したり、本当にステキな時間を過ごしたのでした。
本当に私の近しい俳優さん女優さんは、
ココロの優しい、いい人ばっかりなんです。
そりゃあ、ファンの方も夢中になるわよね、って感じですね。
みなさま、今日は楽しい時間をありがとう御座いました~~~!!
おかげさまで楽しい、優しい仲間たちからの愛をもらって疲れも吹っ飛び、
今日も元気百倍にパワーチャージです!
私のふるさと、そして心のより所でもある舞台に立つ仲間たちに
ココロよりココロより感謝いたします。

それから、この二週間の間に夢の街は新しいスタートを迎えました。
そして更にこれからいっぱいっぱい新しいスタートが続きます。
今年2月寺田高征さんという、素晴らしい協力者の支援の下に
グランドオープンを迎えてからここまで、いろんなことがありました。
本当に少しずつ、すこしずつの歩みだけれど、振り返れば、
「大変だったけど本当に歩いてきて善かったなあ」と思える道のりなのでした。

ここを訪れてくださる方が言います。
「せんせい?これで経営は成り立ってるんですか?」
私は苦笑して答えます。
「いいえ、全然~~」
はい、そのとおりなんです。今は本当に成り立ってません。
社長の寺ちゃんにみーんなでおんぶに抱っこにかじりついてる状態です。
(寺ちゃん、重くてごめん~~~^^;)
でも、これは種まきなんです。そう、今は「愛の種」をまいているのです。
われらの社長の寺ちゃんは、畑も何もかも違うけど、
そういう種を理解しようとしてくれる貴重な魂の持ち主です。
いわば大地です。私たちをはぐくんでくれる地球、
そしてそれを耕すファーマーなのですね。
この大地を栄養豊かな土地に何時もしておくことは簡単なことではないと思います。
けれど寺田君はおっとり笑って
「ここでやっていることは素晴らしいことだ。
夢を現実にすることだ。きっとそれは花が咲くと思う」
と言って一生懸命に土地を耕してくださいます。
そしてクリエイティヴプロデューサーの米澤さんはじめ、
アートクリエイターのカンナちゃん、講師の先生方、
縁の下の力持ちのスタッフさん、そして集ってくださる方々、
応援してくださる人々、夢の街に関わる全ての人たち、
その一人ひとりが愛の種を育てる光を持っている人ばかりなのです。
その光を夢の街に惜しみなく降り注いでくださり、
この夢の街の大地は栄養を蓄えてきました。

オープンから7ヶ月が経ち、私たちが撒いた小さな種は
たくさんの時と愛を栄養に芽を出し少しずつ育ち始めました。

バレエのレッスンに通う小さな少女は、いつの間にか手も伸び、足も伸び、
小さなバレエステップをひらひらと踊るようになりました。

赤ちゃんたちは首が据わり、ハイハイをはじめ、言葉を紡ぐようになりました。

イベントや体験にも少しずつ多くの親子さんが訪れてくださるようになりました。

先日は一本のお電話を頂きました。

「今は子どもが小さくてなかなか行けないけれど、
夢の街の考え方は本当に素敵だと思うので
子どもの成長とともに通わせていただきます!」

と言う応援のお電話でした。

メールもたくさん頂いています。
愛の一杯詰まったメールです。
お返事を返したいけれど、カラダがひとつしかなく、
なかなかお返事も難しい時間を過ごしていて失礼しておりますが
この場を借りて皆様に深く御礼を申し上げたいと思います。
何時もありがとう御座います。
これからもどうぞよろしくお願いします。

懐かしい友に逢い、そしてこれまでを振り返り、
これこそが「熟成」の過程なんだなと思いました。
私は基本的に時間のかかるものが好きです。
アンティークの雑貨たち、使い込まれた古い家具、
果実酒やジャムつくり、羊毛をほぐし、糸にしていく時間、
カチカチと編み針を動かす時間、
時間をかけて誰かへの祈りとともに手を動かすのが好きです。
新しい木の壁が時間になじんで色あせていく様が好きなんです。
誰かと何かを一生懸命創り上げる時間がすき。
誰かと話すその時間が、少しずつこころ溶け合っていく時間が好きです。
誰かを思い、ココロを傾ける時間がすきです。
それはSLOWでMELLOWな、それはそれはゆったりとまろやかな時間なのです。
そして私はそこにこそ「今」を感じます。
今日の日は今日再開した友人たちが立ってくれている場所にあるのだ、と感じるのですね。
ちいさなちいさな時間の積み重ねの上に、美しい花が咲いている、そう思います。

種は芽をだしました。
これから時間をかけてもっと大きく育つことでしょう。
ゆったりとまろやかに時は熟成されていくのです。
すぐに出来上がっては来ないけれど、手をかけ、時をかけ、
熟成された旨味は格別です。
いつの日かどこにも負けない美味しいものが出来上がることでしょう。
「夢の街」の毎日はこれからもゆったり、まろやかに過ぎていくのです。

今日の写真は首の据わらない赤ちゃんだった「たまちゃん」がすっくと立ち上がったりりしい姿です。
夢の街もたまちゃんの様にいつかすっくと立ち上がる日がくるのです。