今日はなおび幼稚園の卒園式でした。
昨年春に出会った小さな仲間たちは、
ちょっぴり大人に近づいて幼稚園を巣立ちました。
昨日、最後のお外遊びの時、こんなことがありました。
K君という男の子はとってもやんちゃで、
いつもいつも私に注意されていたのですが、
彼はいつも大きな笑顔で私に懐いてくれました。
そのK君は、昨日もいつもと同じように
大声で庭を駆け回っていたのです。
ところが突然お友達の輪を離れて、
一人ホウキを持ってテーブルを掃除し始めました。
目もうつろで危なげだったので「どうした~?」と
声をかけますと、「なんでもない」と気のない返事。
そこでいつもなら食いついてくる冗談風の語り口で
「あ~、明日からここで遊べないからさみしいんだあ~」
と言いますと、ぽとり、とホウキを落としてうつむいたのです。
その目には涙がいっぱいたまっていました。
「…さみしいの…」
そういってK君は涙を一粒落としました。
わたしは彼と一緒に座って、話をしました。
今から行く小学校のこと、幼稚園の思い出。
そして指切りをして、小学生になった姿を見せに
幼稚園に来るという約束をしたのでした。
そんな彼も今日は素敵な笑顔で巣立っていきました。
私の介助していた女の子も巣立ちました。
アスペルガーという症状を持つ彼女が、
これからの人生を生き生きと過ごしていって欲しいと
願いつつ、抱きしめました。
春、出会いと別れの季節。
彼らと出会えた偶然と必然に感謝しつつ、
子ども達の未来がひかりに包まれるよう
祈りたいと思います。
みんな、卒園おめでとう。
昨年春に出会った小さな仲間たちは、
ちょっぴり大人に近づいて幼稚園を巣立ちました。
昨日、最後のお外遊びの時、こんなことがありました。
K君という男の子はとってもやんちゃで、
いつもいつも私に注意されていたのですが、
彼はいつも大きな笑顔で私に懐いてくれました。
そのK君は、昨日もいつもと同じように
大声で庭を駆け回っていたのです。
ところが突然お友達の輪を離れて、
一人ホウキを持ってテーブルを掃除し始めました。
目もうつろで危なげだったので「どうした~?」と
声をかけますと、「なんでもない」と気のない返事。
そこでいつもなら食いついてくる冗談風の語り口で
「あ~、明日からここで遊べないからさみしいんだあ~」
と言いますと、ぽとり、とホウキを落としてうつむいたのです。
その目には涙がいっぱいたまっていました。
「…さみしいの…」
そういってK君は涙を一粒落としました。
わたしは彼と一緒に座って、話をしました。
今から行く小学校のこと、幼稚園の思い出。
そして指切りをして、小学生になった姿を見せに
幼稚園に来るという約束をしたのでした。
そんな彼も今日は素敵な笑顔で巣立っていきました。
私の介助していた女の子も巣立ちました。
アスペルガーという症状を持つ彼女が、
これからの人生を生き生きと過ごしていって欲しいと
願いつつ、抱きしめました。
春、出会いと別れの季節。
彼らと出会えた偶然と必然に感謝しつつ、
子ども達の未来がひかりに包まれるよう
祈りたいと思います。
みんな、卒園おめでとう。