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生誕300年記念 若冲展

2016-05-15 00:39:32 | 美術[さ]
「生誕300年記念 若冲展」@東京都美術館

 土曜日、開館前の8:00から行列のできる展覧会に並んだら、9:30頃には入場できたけれど、なんでこんなに混むんだ? 若冲人気高騰中というだけでなく、会期がひと月という短期決戦なのも混雑の原因なのかも。

 今回の目玉は、相国寺の《釈迦三尊像》と《動植綵絵》30幅かな。1階ワンフロアにぐるりと丸く展示していい雰囲気を醸し出していたけれど、係員のおばさまが仕事を頑張りすぎて「右回りで立ち止まらないで!」と大声で采配を振るっていたのでやたらやかましいフロアになっていた。《動植綵絵》30幅は「皇室の名宝展」でも見たが、《釈迦三尊像》は初めて見た。縦2m以上、横1m以上ある割と大きな絵が3幅。

 2階に移動すると先ほどとは打って変わって静かな展示室、喧騒から逃れてほっと一息。ここにも目玉商品が待ち構えている。エツコ&ジョー・プライスコレクションの《鳥獣花木図屏風》。升目描きという独特の描き方は一度見たら忘れられない。かといって真似もしたくもない面倒くささがヒシヒシと感じられる。今回は美術館のエントランスの横に、《鳥獣花木図屏風》をモチーフにした、チームラボの《Nirvana》という動く升目デジタルアニメ作品も展示されていてとってもかわゆい。それから《雪中鴛鴦図》の「ボク平気カモ」もやっぱりかわゆい。ニワトリは派手だがカモのほうがかわゆい。

 なんだかんだ言っても全部若冲、全部目玉のような展覧会なので、見逃したくはなかったけれど、これだけ混むと見逃さざるを得ない人も出てきちゃうかも。もうちょっと期間が長い方がいいなぁ。どうして短くなったのかな?ケツカッチンなのかな・・・なんて思いながら外に出たら「待ち時間180分」とか書いてあって背筋を凍り付かせながらその場を後にした。

チームラボ 《Nirvana》


《雪中鴛鴦図》


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