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ツタンカーメン展

2012-08-10 12:55:04 | 美術[た]
「ツタンカーメン展 黄金の秘宝と少年王の真実」@上野の森美術館

 上野に9:35に着いて40分待ちのツタン行列に並んだ。行列はときどき炎天下になるが、ほぼ木立の下なので過ごしやすい。ほぼ予告通り40分程度で入り口に到着。平日とはいえ夏休みなので子供連れが多い。後の時間になると時刻指定の整理券を配っているようなので、並ぶのが嫌な人は時間をずらしてもOKかも。今日は9:30頃にはオープンしていたようだ。8月11日から19日までは9:00からオープンする。

 入場すると最初に2分30秒の映像を見ることになっている。これで約5分くらいのインターバルで客の入場整理ができるという企みらしい。でも見終わって展示室に進むと前のグループがまだたくさんいるので、結局行列ができてしまう。20分くらいの映像なら効果はあるだろうが、入場そうそう20分もポカァンと映像を眺めるのも嫌なのでこれ以上は無理かな。

 いろいろな像やら棺やらの並ぶ中、この展覧会の目玉は、《ツタンカーメンの棺形カノポス容器》、そばにいるスタッフさんも「これがメイン」と叫んでいた。死者の内臓を入れるための小ぶりな容器で、高さ39.5cm、幅11cm、厚さ10cm。こんな小さいのが目玉展示品かと思うが、金や宝石でできていて表面の模様も細かい。中には肝臓が入っていたらしいが、今は空っぽ。この大きさと豪華さは所有欲をくすぐる逸品である。

 それにしても入場料が高い。入場料は平日2700円、休日3000円という鬼価格。それでも美術館は赤字だという話はあるけれど、通常の2倍はちょっとつらい。関西ではそれでも93万人も入ったようなので、たぶん関東でも大台に乗りそう。これに味をしめて展覧会が軒並み値上がりしたらえらいこっちゃ。


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