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CASIO EXILIM EX-FH100

2010-05-01 00:44:31 | 電子機器
 鳥の羽ばたきシーンやミルクの王冠の盛り上がるさまを撮影できたりする「ハイスピードムービー」が画期的なシリーズ最新作。FH100は同じハイスピードEXILIMのFC100よりひと回り大きくなっているが、焦点距離が35mm換算で24mm~240mmの広角&高倍率ズーム機になっているので、この程度の大きさなら問題ない。ハンドグリップの膨らみがついているので、ホールドしやすい。

 1秒40枚に相当する「高速連写」では、「パスト連写」、「ムーブイン/ムーブアウト連写」などと共に、静止画として撮りたい瞬間を捉えることができる。FC100にはSLOWの専用ボタンまであった「スローモーションビュー」は削減されてしまった。高速連写で代用できる機能だから捨てたのかな。また、シャッターを押す瞬間を補正する「タイムラグ補正」も、なんとなく「パスト連写」と似ているからか、機能が削減された。

 「マルチモーション」は、動いている被写体だけを合成する機能。富士フィルムFINEPIX HS10の動いている被写体だけ消す「動体キャンセル」の逆みたいな雰囲気。どっちも面白そうな機能である。

 マニュアルモードもついているが、絞りやシャッター速度をダイアルで小刻みに変えられるわけではなく、SETボタンを押して、メニューから決められた値を選ぶようになっているので、使い勝手はそれほどよくはない。

 電池容量が増えたので、そうそう残量危機に陥る恐れはない。カタログ値は520枚となっているが、マルチモーションやHF夜景、HFライティングなど、連写の合成による撮影などを含めると、そこまで枚数はかせげそうもない。300枚あたりから時々、電池マークがオレンジ色になったりしていた。

 マクロは最短7cm、もうちょっと接写できたらよかったんだけど。

 いちばん気になるところといえば、起動の遅さ。スイッチを入れてレンズがせり出し液晶が点いて撮影可能になるまでおよそ4秒かかる。ちょっともたついた印象。シャッターチャンスを逃さない優れた機能を満載しているが、持っている自分も早めに撮る気を起さないと、シャッターチャンスを逃すかもしれない。

 なにはともあれ、広角から高倍率ズームまでカバーでき、おもしろ機能満載の、いつも持って歩けて遊べるコンパクトデジカメである。


24mm広角で撮影: 遠くに見える朱雀門(奈良 平城遷都1300年祭 大極殿の窓から撮影)


240mm望遠で撮影: 近くに見える朱雀門(奈良 平城遷都1300年祭 大極殿の窓から撮影)

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