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ざっきばやしはなあるき  

雑記林花或木 Since 2005-01-01 
美術とか映画とかなんとなくぶろぐ 

アイアンマン

2008-09-27 22:38:50 | 映画[あ]
『アイアンマン』

 有能な兵器発明家が武装テロリスト集団に拉致され、自分たちのために殺人兵器を作ることを強要される。しかしその天才ぶりを発揮して、窮地を逃れることができた。それをきっかけにパワードスーツに身を包み悪と戦うアイアンマンが誕生することになるアメコミ。

 今年はいろいろなヒーロー映画が公開されていて、ヒーローマニアは大喜びだろう。アイアンマンには魔法も超能力も細胞分裂もなく、一から十までテクノロジーという、今風なヒーローだ。色合いとしてはロボコップのような立ち位置かな。でも天才発明家のやることだから、ハンパねぇのである。

 「変身」するにしても電話ボックスでクルリと変身みたいな素早さはないが、ロボットアームで機械を組み立てるような職人芸が好き。初号機はレトロな鉄仮面みたいで渋いが、赤と金の派手派手アイアンマンの顔はヌベェ~っとしてあんまりかっこよくはない。でも活躍ぶりはかっこいい。コミカルなシーンも多く、気楽に楽しめる危機一髪映画である。
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アキレスと亀

2008-09-20 22:24:31 | 映画[あ]
『アキレスと亀』

 北野武監督作品。主人公はマチスという画家。マチスといっても、アンリ・マティスではない。金持ちのおぼっちゃまくんなのに絵ばかり描いてて勉強もしない「真知寿」という少年の不憫な人生。青年期は柳ユーレイが演じ、中年期はビートたけしが演じる。ずっと被り続けている赤いベレー帽が真知寿のトレードマークとなっている。若き日のマドンナ役を麻生久美子が静かに演じ、中年期は樋口可南子が、たけしと絡んで馬鹿馬鹿しく演じる。このあたりはかなり爆笑できる。画家として生きて行こうとする真知寿の生きざまが面白おかしく綴られていて、ほのぼのと笑える映画だった。

 誰でもピカソとかいいながら、アーティストになりたがっている人たちはこの映画を見て目を覚まそう(∵)/

 とりあえず朝になったら目を覚まそうヽ(。_゜)ノ
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アクロス・ザ・ユニバース

2008-08-13 23:16:41 | 映画[あ]
『アクロス・ザ・ユニバース』 オフィシャルサイト

 全編ビートルズの曲によるミュージカル映画。リバプールで母マーサと暮らす、ちょっと見ポール似のジュードは父を捜してアメリカへ、そこで出会ったマックスとその妹ルーシー、そしてプルーデンスやセディやジョジョとの出会い、ドクター・ロバートに連れられてマジカルミステリーツアーでミスター・カイトに出会う・・・というように登場人物はビートルズの歌に出てくる名前ばかり。そしていろんなところにビートルズネタを挟み込んだ上、33曲のビートルズナンバーが登場人物たちによって歌われる。ビートルズファンには捨て置けない作品だよん。

 まあ、時によっては「え?そんな歌い方するんか(¨;」というような聞いてて照れるようなケースもあるけれど、全体的にチョーキモチイイ雰囲気。ストーリーもホニャホニャしたラブストーリーというだけでなく、ベトナム戦争、反戦運動なども絡み合って、緊張感もあり、そういうシーンにふさわしい曲が、効果的に流れ、また、芸術的な映像もたくさん織り込まれているので、よくあるミュージカル映画とは趣が異なり、プロモーション・ビデオのような雰囲気がある。イチゴパフォーマンスがいいね。

 ミュージカルには違いないので、喧嘩しながら歌ったり、葬儀の最中に歌ったり、どこでも歌うわけだが、もう休む間もなく次から次へとビートルズが流れ続けるので、計ったわけじゃないが、流れてない時間のほうが短いんじゃないかと思うほどで、ミュージカルは苦手でというタモさんでも安心して見られると思う。

 お気に入りは、ボーリング場での『I've Just Seen A Face』と、ビルの屋上での『Don't Let Me Down』かな。
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インクレディブル・ハルク

2008-08-03 22:59:00 | 映画[あ]
『インクレディブル・ハルク』 オフィシャルサイト

 超人ハルクの最新作。変身する前のエドワード・ノートンの弱弱しそうな雰囲気がいいかも。ハルクの顔つきも妥当だし、跳躍力も妥当かな。あまりにも遠くへジャンプされるとギャグマンガみたいだから、って、もともとマンガだからしょうがないんだけど。マンガだからどんなに巨大になってもパンツはちゃんと履いている。そんなツッコミに答えるかのように、露店で、よく伸びるパンツを買うシーンが面白いが、どうせならシャツも伸びるやつにしておけばいいのに。ついでに伸びる靴下、伸びるジャージの上下でも着ていれば、ただの巨漢教師みたいだ。変なクスリ打って暴れまわる映画だけれど、意外にちゃんとしていて面白かった。もしも、最後までハルクの顔を見せなかったら、けっこうコワイばけもん映画になるのかもしれないなぁ、なんて思った。
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インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国

2008-06-14 23:28:26 | 映画[あ]
『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』 オフィシャルサイト

 インディアナ・ジョーンズ4作目。このところ年取ったスターの往年の名作リターンズ作品が目白押しだ。ハリソンおじさんもいい年こいて大活躍している。一難去ってまた二難、三四も五男でおれ長男、どっかで見たようなシーンばっかりだが、やっぱりそれなりに面白い。都合よく一難去っちゃうところが笑える。インディシリーズはどれも、ガチガチのシリアスアクション映画ではなく、お笑い小ネタがたくさんあるので飽きずに見ることができる。そのかわり、窮地に陥っても笑っているうちに助かっちゃうのだが。もともと怪しげな魔術的な雰囲気のするシリーズだし、ルーカスとスピルバーグのお仕事集大成まつりっぽい作品なので、何がでてきてもとりあえずまあいいか。ハーレーに乗るシャイア・ラブーフもアメリカン・グラフィティのような懐かしい雰囲気でかっこいい。いい年こいて飛び回るハリソン・フォードは、コンピュータ犯罪者相手に転げまわるよりは、妙なしゃれこうべ抱えて転げまわるほうが似合っている。
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犬と私の10の約束

2008-03-24 00:01:26 | 映画[あ]
犬と私の10の約束 オフィシャルサイト

 やだな、絶対泣くもんなぁ、見たくないなぁ、と思いながら見た。で、やっぱり、10の約束を話すあたりでもう泣ける。またこのゴールデン・レトリーバーがかわゆいもんで。犬と少女の10年間を描いた作品で、意外と普通な犬のいる映画という感じだった。普通なのに泣ける。だって犬だもん。
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アース

2008-01-13 01:45:18 | 映画[あ]
earth オフィシャルサイト

 渡辺謙のナレーションで繰り広げられる大自然の美と驚異。やっぱり大スクリーンで見ると迫力倍増。滝つぼに落っこちそうだった。「ディープ・ブルー」は海だらけで、夢魔の海に引きずりこまれそうだったが、今度の「アース」は陸海空、山あり谷ありで見ごたえがあってだいじょうぶだった。野生の動物が自然界を生き抜くのはただでさえ厳しいのに、地球温暖化という、人間が仕掛けたワナでますます厳しくなってきている現状が、壮大な映像で語られる。この映画の主役は地球である。アース様が主役である。ゴア様ではない。それにしてもクマの子はかわいい。
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アイ・アム・レジェンド

2007-12-15 23:58:27 | 映画[あ]
  映画に出たのと同型のウィル・スミスのサイン入りマスタング

アイ・アム・レジェンド オフィシャルサイト

 ウィル・スミスが記者会見で自らネタばれ発言をしてしまったというニュースが流れていたが、幸い俺はその場にいなかったので、新鮮な気分で見ることができた。

 ひょんなことから地球最後の男になってしまったウィル・スミスと愛犬サムの気ままな暮らし、なんて言ってる場合ではなく、陽が沈む前に隠れ家に戻らないと、たいへんなことになるという緊張感、誰もいない街をさまよう孤独感、そして、荒れ果てた町並みのCGはなかなかいい。しかし、ダーク・シーカーと呼ばれるあいつらがパンツを下ろしてうんこしたあとパンツを上げるとも思えないが、小奇麗なパンツをはいてるCGはどうもなぁ。・・・なんのこっちゃ。・・・なにはともあれ犬がよかった。
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エクスクロス

2007-12-01 23:58:28 | 映画[あ]
XX(エクスクロス) 魔境伝説 オフィシャルサイト

 映画の日。第1回「このミステリーがすごい!」大賞で話題になったということで、原作を読まずに映画を見た。キ印村の温泉に来た女2人がキ印に追いかけられる。それも2種類のキ印に。シチュエーションとしてはコワイけど、半お笑いムービーみたいな感じで、みんな笑いながら怖がっていた。だからコワイ映画が苦手な人でも、だいじょぶかも。うん。たぶん、だいじょぶだ。しょこたんは友情出演程度。鈴木亜美も活躍したが、やっぱ小沢真珠の大活躍が目立った。でもいちばん強烈なのは物部昭かな。んで、あんた、妹が心配じゃなかったのか。
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ALWAYS 続・三丁目の夕日

2007-11-04 01:04:36 | 映画[あ]

ALWAYS 続・三丁目の夕日 オフィシャルサイト

 大笑いのオープニングから、1作目と同じ鈴木オートと茶川竜之介の4か月後を描く。東京タワーは完成してしまった。前作からやたら縦に伸びた須賀健太、このままでは3作目は大日本人になってしまうというありえない事態になる。鴨。この映画はいい。徹底的にマニアックなCGがいい。今回は首都高が空を塞ぐ前の日本橋や、疾走するクリーム色の特急こだま、羽田の東京国際空港、などが目玉かな。当時の看板や玩具、生活用品なども主張することなく、それらしく散りばめられている。洗濯物がベロ~ンと平べったくなって出てくるローラー絞り付き洗濯機も懐かしい。うちにもあった。
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インランド・エンパイア

2007-08-18 23:57:21 | 映画[あ]

インランド・エンパイア オフィシャルサイト

 ディヴィッド・リンチ監督の不可思議映画。ハリウッド女優が自分の出演している映画と現実世界の境界を行ったり来たりしてわけわかんなくなる映画。そして観客もわけわかんなくなる映画。どこかの老夫婦が帰りがけに「わけわかんないわ」と愚痴っていた。突然、裕木奈江が出て来てわけわかんないセリフを喋っていたが、そのほかの人たちもわけわかんないので、特に違和感はない。顔のアップがでけぇ!! 映画のイメージとしては「金のかかっているブレアウィッチ・プロジェクト」みたいな雰囲気もある。ホントは不条理映画は好きなんだけどね。この映画はハードである。何がハードかというと、寝ないで3時間過ごすのがとてもハードである。「結末は言わないでください」という映画がよくあるが、この映画の場合は「言えない」というか「言ってもしょうがないかも」あるいは「言うのがめんどくせぇ」あるいは「そんなの関係ねぇ」

 最後に冗談を言います。→ この映画はとってもとってもお勧めです。
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オーシャンズ13

2007-08-05 01:17:50 | 映画[あ]

オーシャンズ13 オフィシャルサイト

 大物スターがぞろぞろ出てくるオーシャンズ泥棒シリーズ3作目。今度は裏切られた友人のかたき討ちに立ち上がる泥棒たちであった。カジノを舞台に、みんなであれこれ仕掛けを張り巡らせたりするシーンは、それなりに面白いが、ふと耳を澄ますと近くの席から高イビキが聞こえてきた。まあ、そんなような感じ。マット・デイモンのセクスィー部長も見られるぞ。
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第60回日本アンデパンダン展

2007-03-11 23:43:40 | 映画[あ]
 サンド・オペラ in 上野
 「東京のオペラの森2007」開催記念とかで、上野公園入り口付近で砂の彫刻を彫っている人がいた。 3月18日まで展示してから壊すらしい。

 東京都美術館最後の第60回アンデパンダン展を見てきた。次回から国立新美術館で開催するんだとか。無審査で誰でも出品できるから、作品のレベルはさまざまで、あんなもんやそんなもんが並べて展示してあるのがおもしろい。本松進一氏の「明日香の秋」という絵がきれいだった。反戦的な意味合いを込めた作品も多かった。息子を抱えた母親が手榴弾のピンを抜いた、4秒後に死ぬ母子の彫刻作品を見て胸が詰まった。なにやらパフォーマンスを演じているヘンテコな人たちもいた。なんでもありなんだな。どこかの老夫婦がせわしなく行ったり来たりして「あったあった」と叫んでいた。どうやら息子の出品作品を見に来たらしい。親孝行な息子である。息子の作品を見ながらあーでもないこーでもない言った後、せっかちな母親が「さあ帰るか」と言い、父親が「せっかくだからひととおり見ていこうよ」と説得してふたりでまたせわしなく変な方向に歩み去った。結局いつもせわしない夫婦なのだろう。
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アダム・ブース個展(西麻布)

2007-01-20 23:54:30 | 映画[あ]
 西麻布の九美洞ギャラリーでアダム・ブースというイギリス人画家の個展をやっている。俵屋宗達の描いた白い象に影響を受けたという日本画を描く日本在住の外国人。象というと去年見た伊藤若冲も思い出させるし、アダム・ブースのサイトを見たら、象のような、そして何か別の不思議なキャラクターが描かれていて、面白そうだと思い行ってみた。たまたまアダム・ブース氏もいて、カルマちゃんのことや、小さな像のことや、仏教画の靴のことなど、流暢な日本語で話してくれた。純日本的な花鳥画の中に、なにか得体の知れない生き物がなにげなく溶け込んでいるのが面白い「Looking after Karma」。マッチ箱の額に囲まれたまつげの長い象もよかった「ファンタチィック象」。

 2月10日~17日にセシオン杉並展示室という所で「日本に魅せられた作家たち」という展覧会も開催されるようだ。イギリス人アダム・ブースと、アメリカ人スタン・アンダーソン、中国人ヤン・シャオミンの合同展である。

 銀座から移ったという九美洞ギャラリーへは六本木駅から行ったが、地図がないとたどり着けないような秘境の裏街道の奥地にひっそりとあった。←言いすぎ。この場所でひとが来るのかと心配になるが、21日に開館する国立新美術館も近いので、今後は訪れる人も増えるかも。
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悪夢探偵

2007-01-14 23:40:10 | 映画[あ]

悪夢探偵 オフィシャルサイト

 他人の夢の中に入り込むことのできる悪夢探偵。なんかパプリカと似ているので見に行った。似てない。悪夢探偵に扮するのは松田龍平、なのだけど、hitomiのほうが目立ってるし、出番も長そうだし、セリフも多そうだし、主役は誰なんだ? 出てくる人たちがみんな死にたがっているし、みんな暗い。やたら後ろ向きな映画である。バックオーライ。
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