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ざっきばやしはなあるき  

雑記林花或木 Since 2005-01-01 
美術とか映画とかなんとなくぶろぐ 

『エクスペンダブルズ』

2010-10-19 22:50:10 | 映画[あ]
『エクスペンダブルズ』

 この公式サイト、YouTubeモドキで面白いぞ!

 シルベスター・スタローン監督・脚本・出演、ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ドルフ・ラングレン、ミッキー・ロークなどの大物レスラー、じゃなくて大物スターが登場。おまけにブルース・ウィリス、アーノルド・シュワルツェネッガーという大物レスラー、じゃなくて大物スターや州知事がチョイ役だったりして、ありがたいようなもったいないような話。だからスタローンとシュワちゃんの競演も出し惜しみ気味。とはいえ登場シーンはちょっとゾクゾクした。

 ほぼチンピラ傭兵軍団「エクスペンダブルズ」が腕力にモノを言わして暴れまくり、撃ちまくり、殺しまくり、爆発しまくっているバトルヴァイオレンスムービー。しつこいくらい何度も繰り返される爆発音と、ごきげんなろけんろーるの騒がしさに、耳を塞ぎたくなるような、やかましい映画である。やってることは派手だが、なんか昔の西部劇でも見ているような定番な雰囲気も悪くはない。
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『悪人』

2010-09-11 23:18:01 | 映画[あ]
『悪人』
 
 原作:吉田修一、主演:妻夫木聡、深津絵里。朝日新聞の連載小説だったが、新聞は取ってない。その連載の挿絵を束芋が担当していた。そしてこの映画で深津絵里がモントリオール映画祭の最優秀女優賞を受賞して一気に話題になっている。

 深津絵里はもちろんのこと、セリフ少ない妻夫木聡、そして樹木希林もいい味だしてる。原作にあるからしかたないけど、老人だます悪徳商法で気が散った。さていったい誰が悪人なのか。この映画を見ていちばん憎たらしいのがあの男で、二番目に憎たらしいのがあの女、なんて思ったけど、みんなはどう思うのかな。
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『インセプション』

2010-07-24 23:17:18 | 映画[あ]
『インセプション』
 
 レオナルド・ディカプリオ主演、渡辺謙が共演の夢見心地な映画。夢見心地といってもそんなメルヘンな映画ではない。眠っている人の夢の中に入り込んで、潜在意識からアイデアを盗み出すという超ド級の犯罪者を演じるディカプリオ。その犯罪者にウルトラA級のミッションを依頼するのが渡辺謙。渡辺謙はチョイ役ではなくてほとんど出ずっぱり。

 夢の中だから何でも有りのやり放題。夢ならではの理不尽な出来事や不思議な光景が頻繁に出てきて目を楽しませる。折りたたまれる街や無重力ホテルなどの視覚的面白さ、夢の階層構造という概念的面白さに加えて、夢だから眠っている姿が多く、眠りながら漂っていたりするちょっと間抜けなシーンも面白い。そして夢物語ではお馴染みの、夢と現実の区別がつかなくなるくだりも、ふんだんに盛り込まれていてスリリング。

 「どうせ夢なら派手にやろう」というセリフが似合う絵空事ムービー。SF好きで夢見がちな人にお勧め。
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『踊る大捜査線 THE MOVIE3』

2010-07-05 20:28:16 | 映画[あ]
『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』

 レインボーブリッジを封鎖したがってから7年、湾岸署は引っ越し作業の真っ最中、「事件はやっぱりお台場で起きてるんだ!」というわけで、たいした事件じゃないけど、お馴染みの人たちが、あいかわらずの大ボケ小ボケ満載で警察署珍道中を繰り広げるマニアックで楽しいお笑い映画。←でいいのか

 係長に昇進した織田裕二、意味不明な立場のTHE交渉マン・サンタマリア、笑顔0秒の柳葉敏郎、それに小栗旬や伊藤淳史を加えて新鮮な空気を送り込んだとか送り込まなかったとか。←なんてな
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『アウトレイジ』

2010-06-14 19:43:54 | 映画[あ]
『アウトレイジ』

 「全員悪人」というキャッチフレーズの北野武監督作品。ホントにみんなワルいやつらなので、ワルすぎて笑ってしまう。「OUTRAGE - 極悪非道」 下剋上、罵り合い、騙し合い、殺し合い、バイオレンスの教科書みたいな映画。

 いつもはやさしい人を演じている役者たちが、思いっきり悪人になりきってヤクザをやっている。まさに「夢の狂演」

 みんな肩怒らせて大声で怒鳴り合うので、最初の方では、いったい誰が誰より偉いのかわかりづらい。もちろん意図的にそうしているのだが、そこがまたコントみたいで面白い。とはいえコメディではない。誰が下剋上を制するのか、最後まで飽きずに楽しめる極悪映画。

 カンヌ映画祭は受賞しなくてよいが監獄映画祭なら大賞も夢ではない。
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『アリス・イン・ワンダーランド』

2010-04-17 21:40:41 | 映画[あ]
『アリス・イン・ワンダーランド』

 こどもじゃないのに見ちゃったよぉヽ(。_゜)ノ

「世界はもう、マトモではいられない・・・」なんて書いてある。19歳になったアリスが再びアンダーランド(地面の下の世界)で大活躍をするという、ルイス・キャロルもびっくりな3D映映画。

 アバターの時とはちょっと仕様の違う3Dメガネを借りて見る。眉間にセンサーがあって、これを塞ぐと、2Dモードになってしまう不思議なメガネ。なんか、3Dが流行ってるので、3Dの出来具合を見たかったし、VFX満載のマトモじゃないものが見たかったし。

 主役のアダルト・アリスは、ミア・ワシコウスカという変わった名前の女優。そして、なんとかとチョコレート工場を思い出す、ややダサめなテイストのジョニー・デップ。それから姿を消せる化け猫チェシャキャット。小さなヤマネも出ていたが、タナカは出てなかった。

 「不思議の国のアリス」でいちばん好きなキャラはぺらっぺらなトランプの兵隊。クスリやってそうなアブナイ世界に相応しい異様なキャラが、ぺらっぺらなのに動き回るのが子供のころから印象的で好きだった。今回のトランプの兵隊は、完全な武装ロボットみたいに見えて、ちょっと好みと違うなぁ。地味だし。もっとカラフルでバカみたいなのがいい。

 というわけで、

 こどもじゃないのに見ちゃったよぉヽ(。_゜)ノ ってゆうおはなし!
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アバター

2009-12-23 22:17:58 | 映画[あ]
『アバター』
 
 偏光フィルターメガネをかけて見る3D映画はひさびさ。こういうメガネをかけると、2Dだったらどう見えるのか気になって、メガネを上にずらしてみたりするのだが、メガネをしたままちょっと顔を上向きにしてスクリーンを見たら、そのまま2D状態で見えた。なんだ、ずらさなくてもよかったのか。

 偏光メガネを借りるために別途300円徴収された。今後も3D映画のたびに割増料金になってしまうのだろうかねぇ。だからといって、3D上映で金がないからメガネ要りません、なんて言ったらいかん。字幕もダブって読めないぞ。それにやっぱり3D映像は見ていて面白いから、医者に止められてない限り、ぜひとも3Dで見ることをお勧めする。

 ジェームズ・キャメロン監督作品。構想14年、製作4年という大作らしい。22世紀、5光年離れた星パンドラに、資源採掘を任務とする地球人が向かう。そこにはナヴィという民族が暮らしている上、地球人にとって大気が有害なため、採掘の妨げになっていた。これを解決する作戦として、地球人とナヴィを遺伝子操作で合成したアバターと呼ばれる肉体を開発し、遠隔操作で潜入させることにした。はたして作戦は成功するのか。

 最初のうちは3Dばっかり気になって注意散漫になりがちだったが、その立体的な映像も手伝って、迫力のある幻想的な空想科学ファンタジードラマを楽しむことができた。なんとなくキモイ雰囲気のアバターやナヴィもだんだん見慣れてきて、終盤はそうでもなくなってくるから不思議だ。変なクリーチャーや、ラピュタのてんこ盛りも見応え充分で、不思議な地球でないどこかを演出している。シガニー・ウィーバーも出てきて、その名の通りタバコ吸っている。←なんやて

 アバターといえば、以前、ワールドチャットをやってたころは、オリジナルアバター(オリアバ)を作ってかぶって、夜更かしチャットして遊んでいたなぁ。だからアバターと聞くと不健康なテレホーダイを思い出すのだ。
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イングロリアス・バスターズ

2009-11-21 21:33:43 | 映画[あ]
『イングロリアス・バスターズ』

 タラちゃん作、ブラピ主演、ドイツ占領下のフランスでは、ユダヤ人が根こそぎ犠牲になっていた。そんな中、軍服を着たナチスを残虐に葬る部隊が現れる。イングロリアス・バスターズ(名誉なき野郎ども)と名乗る恐怖の部隊、そのリーダーがブラッド・ピット。思いっきりワイルドに徹するブラピはちょっとヤバイかも。そしてヒロイン役のメラニー・ロランもいい感じ。

 例によって、エグいシーンも登場するR15指定、戦争映画だから、というだけでなくて、猟奇的タラちゃんが監督なのだからしかたがない。個性的なキャラクターたちが、ちゃんと仕事しているし、予想を裏切る展開もあり、見応えがあってけっこう面白い。

 というわけで、面白くなくて60分以内に途中退室したら金返しますというキャンペーン(公開から4日間)もやっているので、途中退室をしてみたい人はチャレンジしよう(∵)/

 いままでに映画館で途中退室したことは学生時代に1度あっただけである。そのつまらない映画が何だったのかは残念ながら覚えてない。そりゃつまらなかったから記憶に残るのもいやだったのだろう。その後もたまにはがっかりする映画にぶち当たったりもしたが、最後まで見てから「つまらない」のレッテルを張ることにしている。

 いちばん感動したのはエンドロールの短さ。油断していたらあっという間に明るくなったので「え?あっ、みじかい・・・」と声を出してしまったくらいである。エンドロールが始まった途端にトイレに急ぐ人などでワサワサするくらいなら、いっそ短いほうがいい。
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アマルフィ 女神の報酬

2009-07-18 23:55:46 | 映画[あ]
『アマルフィ 女神の報酬』

 主役は織田裕二、天海祐希。それから戸田恵梨香、福山雅治、佐藤浩市。おまけに全編イタリアロケというけっこうなデラックス。フジテレビ開局50周年記念作品だそうで、贅沢三昧。いたるところでサラ・ブライトマンの主題歌「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」が流れるので、刷り込まれてしまって、今後この歌を聴くたびに「アマルフィ」を思い出しそうだ。

 日本人の少女が誘拐されるというストーリーは、とやかく言うことでもなく、普通に面白い。でもいちばん見たかったのは戸田恵梨香、じゃなくて、イタリアの風景なのだ。行ったことのある所はコロッセオやスペイン広場くらいしか出てこなかったが、わざとらしく観光地をあっちこっち飛び回るので、ローマの伝統的な街並みの荘厳さや胡散臭さは十分伝わってくる。それよりなにより、山あいに広がる白亜の街アマルフィと青い海の美しさは、大画面で見ると凄いことになっている。それだけでも伊太利亜観光気分を満喫できるような映画だった。
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インスタント沼

2009-05-23 23:54:19 | 映画[あ]
『インスタント沼』

 なんかしょうもないことになってしまう変なOL「沈丁花ハナメ」役に麻生久美子。なんか変な髪型のパンク野郎役に加瀬亮。なんか変な風体の骨董屋役に風間杜夫。カッパを釣りに行っちゃう変なお母さん役に松坂慶子。シオシオミロに始まって、カッパで終わらず、なんだか変なハイテンションで進行する変な映画なんだけど、見終わると変な気はしない。涙なくして見られない感動のエンディング! いや、ちょっと違うかな。謎が謎を呼ぶ超リアルミステリー! いや、ちょっと違うかな。大スペクタクル感動巨編! いや、ちょっと違うかな。途切れ知らずの大爆笑ムービー! いや、そうでもないけど、いたる所に小ネタが散りばめられていて、クスクス笑いながら見るのにうってつけの、すがすがしく馬鹿馬鹿しい映画である。ちっちゃいことは気にしなければ大丈夫。なにはともあれ濃くない美人の麻生久美子があんぽんたんなことをやっている姿はいいね。
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おくりびと

2009-05-01 22:56:27 | 映画[あ]
『おくりびと』

 アカデミー賞外国語映画賞受賞作品。遺体に死化粧をして棺に納める納棺師という仕事を扱った作品。東京でオーケストラのチェロ奏者として生きるために、1800万円もするチェロを借金までして買った本木雅弘だったが、オーケストラが解散しちまって途方に暮れる。

 チェロを売り払って美人妻の広末涼子と田舎に帰り就職活動。『旅のお手伝い』というキャッチコピーに誘われて添乗員にでもなるつもりで面接に行ったのが運のつき。そこから始まる納棺師の人生。

 誰かが亡くなると大抵呼ばれるのに、周囲に理解してもらえず、「もっとまともな仕事につけ」と言われてしまう微妙な仕事を通して、人と人との出会いと別れ、悲喜こもごもが描かれる。

 死を扱った映画だからシリアスには違いないのだが、笑えるシーンもしっかり挟み込んであって興味深く面白く見られる。そして当然のように、泣かせるシーンも漏れなく満載、無理なく笑えて無理なく泣ける感動的な作品だった。
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ウォッチメン

2009-04-01 23:18:41 | 映画[あ]
『ウォッチメン』

 ようやくゲトできた代休は映画の日、さっそく気になっていたウォッチメンを見た。2時間40分の長丁場なので、水分を控えて気合い入れて見に行った。

 かつてウォッチメンと呼ばれたヒーローのひとりが殺された。現場に残されたスマイルバッジ。真相を追い始める顔のない男ロールシャッハ。いったい何が起こっているのか。ノスタルジックでお洒落なオープニングから、ミステリアスに進行するストーリー。まことしやかに差し挟まれる歴史に残るシーンが「フォレスト・ガンプ」みたいだが、印象深い。スーパーヒーローが束になって出てくるけれどR15指定になっていて子供向きの映画ではない。

 予備知識ほとんどなしで見たので長いけれどかったるくならずに楽しめた。ネーナが流れていた。サイモン&ガーファンクルが流れていた。なつかしい曲が流れていた。なんかマニアックな映画だなぁ。
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ICHI

2008-11-01 22:48:58 | 映画[あ]
『ICHI』

 11月1日にちなんでICHIを見た。←ちなむな!

 綾瀬はるか主演、座頭市子が世相を斬る! じゃなくて人を斬る! こないだは強いサイボーグだったけど、今度は強い女。かっこいいねぇ、強い美女は。でも今の世の中で身近にあんましツヨイ女がいるとそうも言ってられない鴨新米。ものすごく薄汚くてむさ苦しいボロ衣裳のくせに顔や手は汚れひとつなく健康そうな白い肌の綾瀬はるかだけど、絵的にはそのほうがうれしいわ。悪役で、竹内力と中村獅童が顔突き合わせてニタニタ笑っているとこなんか、もう、世界征服を企んでいるくらい悪そうな面構えでホントにこの人たちは悪人の中の悪人なんだなぁ、って人相悪過ぎて笑っちゃったぞ。座頭市が女だってこと以外は、突飛なことなどほとんどなくて、定番の時代劇を安心してこたつみかんでのんびり見ているような気分だった。もちろん入浴シーンは無い。
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イーグル・アイ

2008-10-18 22:32:08 | 映画[あ]
『イーグル・アイ』

 そこらへんにいるごく普通の一般市民シャイア・ラブーフとミシェル・モナハンは、ある日、アリアという謎の女から身勝手な司令を下されて、嫌という暇もなく、あれよあれよと言う間にテロリストとして追われる身となってしまう。アリアの指示は的確で、追手を蹴散らし、有無を言わせず、望む方向へとふたりを動かす。指令に従わなければ死が待つだけ。そしてテロの計画は着々と進んで行くのであった。息つく間もないほどスピーディで迫力ある展開で、寝ないで見られることは間違いない、絶対お勧めの映画である。それにしても米国人はいろいろぶち壊すのが大好きな人たちであるなぁ。

 製作総指揮スピルバーグが全人類に警告する、これから起こるかもしれない危機。まさに鷹の目のように、どこへ逃げても追尾され、すべての行動を見張られているような世界は、夢や映画の中だけのハナシではなくなりつつある。映画でも言っていたが、電話、SNS、ブログ、メール、全部補足しているって、そりゃ大困りではないか。くだらんことをブログに書けないではないか。書いてるけど。少なくともテロリストはブログなど書いてはいけない。言っちゃまずいことまで、つい調子に乗って書いちゃって、FBIに待ち伏せされることになるぞ。
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アイアンマン

2008-09-27 22:38:50 | 映画[あ]
『アイアンマン』

 有能な兵器発明家が武装テロリスト集団に拉致され、自分たちのために殺人兵器を作ることを強要される。しかしその天才ぶりを発揮して、窮地を逃れることができた。それをきっかけにパワードスーツに身を包み悪と戦うアイアンマンが誕生することになるアメコミ。

 今年はいろいろなヒーロー映画が公開されていて、ヒーローマニアは大喜びだろう。アイアンマンには魔法も超能力も細胞分裂もなく、一から十までテクノロジーという、今風なヒーローだ。色合いとしてはロボコップのような立ち位置かな。でも天才発明家のやることだから、ハンパねぇのである。

 「変身」するにしても電話ボックスでクルリと変身みたいな素早さはないが、ロボットアームで機械を組み立てるような職人芸が好き。初号機はレトロな鉄仮面みたいで渋いが、赤と金の派手派手アイアンマンの顔はヌベェ~っとしてあんまりかっこよくはない。でも活躍ぶりはかっこいい。コミカルなシーンも多く、気楽に楽しめる危機一髪映画である。
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