ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習
おもいっきりホーリーシットな品性に欠ける猥雑でモラルを逸脱した柔らかい糞の様な飛沫が危険極まりない阿呆な映画である。まったくもって面白い。普通はタブーとされているあれやこれやを揶揄したり馬鹿にしたりするジョークなども多数あり、これならアメリカの紳士淑女がみんなの前で眉をひそめる真似をするのもうなずける、タブーで笑わせるのは反則かとも思えるし、そういうジョークは笑ってはいけないのが、良識あるオトナのたしなみだと思うが、ついつい、声を出して笑ってしまう。ヤバイ。良識がないのであった。
カザフスタンの馬鹿レポーター役は、ケンブリッジ大学出身の頭のいいオゲレツ紳士、じゃなくてイギリス紳士である。やっぱりイギリス人は阿呆なのだろう。モンティパイソンを排泄した国だけのことはある。映画の中ではたくさんの一般人たちの顰蹙を買っている。とりあえず街中では会いたくない人物である。でも彼もさすがに英国紳士だけあって、背が高くて毛深い。