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ざっきばやしはなあるき  

雑記林花或木 Since 2005-01-01 
美術とか映画とかなんとなくぶろぐ 

ベンジャミン・バトン

2009-03-01 21:58:58 | 映画[は]
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』

 ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット。老人の体で生まれて、だんだん若返って行くという、ありえないシチュエーションで、宇宙人襲来のほうがよっぽど理にかなっていると思うほど荒唐無稽なので、映画の方も、どんなもんかなぁと、あまり期待していなかった。しかし、ありえない法螺話はその一点だけで、あとは山あり谷ありのベンジャミンの人生を真面目に描いたいい映画だった。自分だけが若返ることによって生じる、いろんな形の「別れ」が切なく語られる。生きること、年を重ねることの意味を考えさせられる映画だ。

 皺だらけのベンジャミンが年を追うごとに皺が減って若返る。もういい加減、歳とっちゃった人には、なんともうらやましい話だ。老人で生まれるのはちょっとアレだけど、今後、年老いて死ぬのと、若返って死ぬのと比べたら、今からでも受付OKなら若返りたいなぁ。「普通に人生を全うするのが一番さ」なんて言われるだろうけど、数奇な人生はそうそう簡単には手に入らない。好きな人生もなかなか手に入らないんだけどね。
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ハンコック

2008-08-23 21:46:18 | 映画[は]
『ハンコック』 オフィシャルサイト

 いかにも薄汚い恰好で、道端のベンチでグースカ眠りこけているウイル・スミスに、通りすがりの子供が近づき、「ハンコック、悪い奴がいるよ」と声をかける。電気屋のショーウィンドウのテレビでは悪い奴が大暴れ。しかしハンコックはうざったそうに寝ているだけ。そんなスーパーヒーローに呆れた子供は「asshole」と毒づいて去ってゆく。そんな、どうしようもなく、飲んだくれで、ぐーたらなスーパーケツの穴ヒーローのものがたり。

 そうはいっても、スーパーヒーローと呼ばれているくらいだから、いろいろと人助けやら犯罪者追跡に出向いたりするのだが、やることが手荒なため、ハンコックの現れるところは、いつも甚大な被害の山、ビルは壊すは、道路は壊す、救助のはずが怪我人まで出る始末。ロス市民から鬱陶しがられて、「お前なんかニューヨークにでも行っちまえ」とののしられる。

 そのろくでもないハンコックが、とあるきっかけで、市民に愛されるヒーローになろうとするのだが、さてどうでしょう。なんと、ハンコックはアンパンマンより悩み多きスーパーヒーローであった。けっこうコミカルな映画で、笑えるシーンあり、とんでもない展開ありで、ダークナイトとは違って、家族そろって楽しめそうな映画である。
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ハプニング

2008-07-26 23:23:30 | 映画[は]
『ハプニング』 オフィシャルサイト

 ぽぉにょぽにょぽにょ♪ ←しつこい?

 M・ナイト・シャマラン新作。「シックス・センス」はけっこう好きだったけど、「サイン」みたいなお笑い落ちもあって、見ない方がいいかなと、やや心配しながら、それでも気になるので、あくせく働いて稼いだお金を使って自己責任で見てきた。←(そこまで言うこたぁないが)

 ┌【∵】┘♪└【∵】┐♪┌【∵】┘♪┌【;´o`】┐

 いいかい君たち、映画ってもんはなぁ、見ているそのひと時を楽しむものなのだよ。最後はどうなるのとか、あの人は死んじゃうのとか、犯人はだれなのとか、そういう些細なことはどうでもいいのじゃよ。君たちも遊園地でジェットコースターに乗るじゃろう。あるいは観覧車に乗るじゃろう。そういう時に、一周まわったて降りるときのことを楽しみにしながら乗る人はおらんじゃろう。なぁ。映画とて同じことじゃよ。見ている時間を楽しんだならそれでいいじゃないか。ああ、もうこんな時間だ、わしは寝るよ。なんだか無性に眠りたい気分じゃよ。そっとしておいておくれよ。なぁ。それじゃひとつがんばってな。何をって、いろいろじゃよ。
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僕の彼女はサイボーグ

2008-06-01 21:36:38 | 映画[は]
僕の彼女はサイボーグ オフィシャルサイト

 さえない男ジローは、街で綾瀬はるかと出会う。その出会い方はロマンチックでもありストーカー的でもある。ちょっとキモイから普通ならヤバイと思って逃げる。しかしジローはつかまってしまう。そして綾瀬はるかは軽犯罪の数々を犯して帰ってゆくのであった。おしまい。

 じゃなくて、未来から来たというサイボーグの彼女とジローとが繰り広げる珍道中の数々と、ふたりの関係の謎に迫るSFスペクタクル映画!感動大巨編!!・・・また心にもないことを書いてしまった。

 タイムマシンとかロボットとかもちろん好きなので、それなりに楽しめる。ロボットならではのペーソスがあり、また、ロボットならではの勘違いはお笑いネタの宝庫である。すごいタイムパラドックスだが、そんなことをとやかく言うようなハナシでもないので、コスプレ綾瀬はるかがお茶目に笑いを取っているのを見ているだけで心がなごむ作品なのであった。

 大活躍の綾瀬はるかはマジックアワーにも出るようだし、その次は座頭市をやるらしい。予告編で人を斬っていた。
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秘密結社鷹の爪2

2008-05-31 23:13:59 | 映画[は]
秘密結社鷹の爪 THE MOVIE II ~私を愛した黒烏龍茶~ オフィシャルサイト

 ムダに生きるか、ムダな映画を見て死ぬか、お前が決めろ!

 そんなキャッチフレーズではない。

 あいかわらずくだらないFLASHムービーで多少笑ってきた。リアルタイム予算ゲージもグレードアップ、告白タイムにリラックスタイムも加わって波乱万丈、血沸き肉踊る21世紀最大のサイバーアクションムービーになった、いやなってない。たくさんのスポンサーもついてデラックスになったが、座席の下のアンケートスイッチはついてない。なにはともあれ、島根県の人にとっては見逃せない映画である。全国に微妙に散らばるTOHOシネマズで絶惨上映中!

 た~か~の~つ~め~!
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ブラックサイト

2008-04-20 01:54:32 | 映画[は]
ブラックサイト オフィシャルサイト

 そのサイトを見に来る人が多ければ多いほど、ターゲットは早く死ぬ。だから見てはいけない。という映画。そう言われても見に来る人は増える一方で、アクセス数はウナギ登りで犯人の目論見どおりに事は運ぶ。クリックひとつで何でも見られるネット社会の暗部を描いた猟奇犯罪映画。実際にこんな事件が起こったら、たぶん映画と同じことになるだろう。見るなと言われれば見たくなる、マスコミは面白がって煽り立てる、あちこちに話題のスレッドが立ってあーだこーだと書き込んでは「あ、いま死んだ」とゲーム感覚で実況されるのは間違いない。R-15指定だけあって、えぐいシーンも多いので、そういうのが苦手な人は見ないほうがいい鴨。でもラストシーンは嫌いじゃない。
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ぼくたちと駐在さんの700日戦争

2008-04-07 21:56:22 | 映画[は]
ぼくたちと駐在さんの700日戦争 オフィシャルサイト

 高校生たちと駐在さんのしょーもないイタズラ合戦。大ボケ、小ボケの連発。駐在さん@佐々木蔵之介が大人げなくボケてていい味出している。町内のマドンナ@麻生久美子もかわゆく、ボケ役じゃなくて正当な美女役を演じている。いじめとかいやがらせとか、そういう嫌なモノがなくて、能天気にイタズラを繰り返しているので、後味も悪くなく、そこそこ笑える楽しい映画って感じ。
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ヘンリー・ダーガーの謎

2008-03-29 23:00:07 | 映画[は]
非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎 オフィシャルサイト

 昨年、原美術館でやっていたヘンリー・ダーガー展は行きそびれたので、なんか美人なジェシカ・ユー監督作品であるドキュメンタリー映画を見た。ダコタ・ファニングなどのナレーションで、近所の人やダーガーを知る人へのインタビューなどの現実の世界と、ダーガーの描いた絵をアニメーション化し、ヴィヴィアン・ガールズの動くストーリーとしての非現実の世界が交互に進行する。油断していると、ストーリーの中の話なのか、ダーガーの生活の話なのか、こんがらがってしまう。なのに俺は油断してしまった(;´o`)

 ダーガーの作品は、晩年、本人が病院に入った後のアパートの部屋で見つかるまで誰も知らなかったもので、本人はこの作品について何も語らずに世を去ってしまったし、近所の人もこの人の名前が「ダーガー」なのか「ダージャー」なのかよくわからないというくらい謎の人だった。その人の描いた独特の世界観を持った作品もまた謎に満ちている。近所付き合いもなく、部屋に引きこもったまま、非現実な自分だけの王国を創ることに没頭していたダーガー。家に引きこもって自分だけのウェブサイト王国を創ることに没頭している人たちと似てるっちゃ似てるの鴨。
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ピューと吹く!ジャガー

2008-01-27 00:03:45 | 映画[は]
ピューと吹く!ジャガー THE MOVIE オフィシャルサイト

 以前、魔が差してこのコミック第1巻を買ったことがある。くだらなそうだったからだ。読んだら案の定くだらなかった。なんじゃこりゃぁと感心したものだ。ああまったく。それが映画化されたんだから、そりゃくだらなかろうと思った。で、映画のチラシにはコミックにあったとおりの姿でタモさん、じゃなくて要潤が笛を吹いている姿が写っていた。えぇ~、見るのか、これ? とりあえず見なくちゃかな? と思ってしまって見てしまった。ああ、くだらない。コミックと一緒で非常にくだらにない。要するに潤っている。ただ、もっと馬鹿馬鹿しくてとてつもなくくだらないのを期待していたのだが、やや馬鹿馬鹿しくややくだらない映画だったので、油断していると単なるつまらない映画になってしまう恐れがあって、だから今、微妙に苦笑いをしているところである。「陰日向に咲く」で流した涙も枯れ果ててしまった。どうしてもこの映画を誰かにお薦めするとすれば、そうだなぁ、要潤のファンの人か、なぎら健壱のマニアの人にお薦めしたいなぁ。
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ボーン・アルティメイタム

2007-11-16 23:07:20 | 映画[は]
ボーン・アルティメイタム オフィシャルサイト

 マット・デイモン主演「ボーン・アイデンティティー」「ボーン・スプレマシー」に続く完結篇。ジェイソン・ボーンが無くした記憶を取り戻すために世界を股にかけて飛び回る、アクションムービー。あちこちで繰り広げられるチェイスの目まぐるしいほどのスピード感は、見ていて飽きない面白さ。
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バイオハザード3

2007-11-10 23:41:43 | 映画[は]

バイオハザードIII オフィシャルサイト

 ミラ・ジョヴォヴィッチがゾンビをぶった切る映画。1作目が地面の下、2作目が市街地、3作目が砂漠と、主要シーンがだんだん広々としたエリアに移ってきて、ゾンビのありがたみが薄れてきたような気もするが、それでもそれなりに面白い。やっぱりゾンビは、遠くのほうをフラフラ歩いているより、暗がりからいきなり飛び出してきたほうがよっぽどキョワイ。そのうちゾンビ映画だかなんだかわからなくなりそうな気配になってきて、ちょっと笑った。
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パーフェクト・ストレンジャー

2007-09-29 23:59:00 | 映画[は]
パーフェクト・ストレンジャー オフィシャルサイト

 ハル・ベリー主演、なんだかわからんが謎に満ちた映画っぽい宣伝に釣られて見に行った。「ラスト7分11秒まで、真犯人は絶対わからない」というキャッチコピー。まあ確かにわからないといえばわからないかもしれない。でもこう言われるとわざと裏を読んでしまったりするから、余計な能書き付けないほうがいいような気もするが、どうなんだろう。プラネット・テラーに続いてまたもブルース・ウィリスおじさんが登場してしまった。ミステリアスな雰囲気で進行するので飽きずに見ることができたが、隣に座ったおっさんが10分後にいびきをかいてて困った。冷静に考えるとこの犯人のやってることはホントに傍迷惑だなあ。ハル・ベリーのイメージビデオかと思うほど、スクリーンいっぱいの、どアップシーン満載、セクスィ~なドレスアップ映像もあり、ハル・ベリーのファッションショーみたいで、満足したことは確かだ。
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プラネット・テラー

2007-09-22 23:52:13 | 映画[は]

プラネット・テラー in グラインドハウス オフィシャルサイト

 ロバート・ロドリゲス監督作品、グラインドハウス2本目。やはりいちばんのポイントは、切断された片足にマシンガンを装着したオンナの活躍がカッコイイ。そんな、片足チョン切れてたら、ホントは気の毒で痛々しいハナシのはずだが、そこはゾンビ映画だけに、ゾンビ毒々モンスターのほうがよっぽどイタイからダイジョウブ。映画の良し悪しに関わらずこの片足マシンガンオンナのキャラクターはずっと残る傑作になるに違いない。足らん血乃さんもエゲツない役で出演している。とんでもない手段を使って、途中からストーリーが急展開するのはもう笑うしかない。2時間バージョンでもダレることなく見られた。ただ、偏頭痛を我慢して見に行ったため、見終わる頃にはさらに頭痛が悪化して、こっちがゾンビみたいな顔で家に帰らざるをえなくなった。
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ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

2007-07-15 13:08:41 | 映画[は]

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 オフィシャルサイト

 ハリー・ポッター第5弾、せっかくだから先行上映を見た。なかなか陰気なジュブナイル学園ドラマである。とはいえ、みんなどんどん成長してしまって「中学生日記」みたいな雰囲気である。宿敵ヴォルデモートに対抗するべく、みんなで指揮棒を振り回して特訓するさまは「のだめ・・・」みたいである。←みんな指揮者か。ダンブルドア軍団vsサンダンバラ先生の対決ということで、今回の主役はピンクの太ったおばはんだったかも。
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プレステージ

2007-06-09 23:58:04 | 映画[は]

プレステージ オフィシャルサイト

 ヒュー・ジャックマン、クリスチャン・ベール、スカーレット・ヨハンソン。奇術師の映画。最初はわかりづらかったが、だんだん面白くなって、それで、なんとなく謎・・・なのか?

 「この映画の結末は決して誰にも言わないでください」

というクリストファー・ノーラン監督のコメントも出てくるが、
「この映画に限らず・・・」に変えたほうが言いと思いまぁすぅ(∵)/
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