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ざっきばやしはなあるき  

雑記林花或木 Since 2005-01-01 
美術とか映画とかなんとなくぶろぐ 

『SPEC ~天~』

2012-04-07 22:17:48 | 映画[さ]
SPEC ~天~

 4月1日にテレビドラマ『~翔~』をやっていたSPEC、もののはずみに劇場版『~天~』も見てしまった。スペックホルダーと呼ばれる超能力者の戦いを描いた、珍妙な空気が楽しいハードアクションなバカ映画。超能力とか宇宙人とかいう胡散臭い物件は大好きなのでもろもろOK。主演の戸田恵梨香、加瀬亮ほか、出演者のほとんどすべてがおちゃらけている貴重な作品。繰り広げられる超能力はものすごいパワーと、ものすごい馬鹿馬鹿しさに満ち溢れ、超能力者にありがちな暗い過去、そのシリアス場面を凌駕するおちゃらけシーンにしばしば感動。起承転まで来たので、必然的に~ケツ~でも稼ぐ気まんまんな御様子。映画だとすぐ巻き戻して見直せないので、ぜひテレビドラマで~ケツ~してほしい。暇さえあればギョーザを食ってる当麻紗綾、そんな映画を見た夜はしかたなくギョーザを食ってしまった。
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『ステキな金縛り』

2011-11-03 00:51:10 | 映画[さ]
『ステキな金縛り』

 初めて金縛りにあった頃は、めっさ怖かった。扉がすぅ~っと開いてちっちゃい黒いのがすすすっと部屋に入ってくる。そのうち必ず布団の上に乗っかってきて、体を押さえつける。うわぁっと思って払い除けようとするのだが、体は動かない。目を開けようとしても開いているのかいないのか微妙な狭間をさまよいながら、ぜ、ぜ、ぜったい何かいるぅ、うぅ、うぅ・・・とか気持ちだけもがいているうちに冷や汗たらたらで解放される、というか目が覚める。布団の上に起き上がってキョロキョロしたもん。それで変なのが笑っていたらヤバいけど、何もいなかった。

 そのうちに、あれ? 胸のあたりを四角く抑え込まれているぞ、うぅ、うぅ、とかいいながら目覚めて胸に手を当てて見ると、ちょうど押さえつけられたエリアに沿って、毛布が四角く乗っかっていたりして。金縛りが頭だけ目覚めていて身体が寝たまんまの状態だとわかってからは、無理にもがいたりせずに、押さえつけられた感覚がどのくらい続くのか、なにもせず待ってみたりするのが楽しみになったのだが、近頃とんと御無沙汰である。寝ている時の金縛りより、寝ている時のこむら返りのほうが痛くてコワイのだ!

 そんなことはどうでもいいが、アホな三谷幸喜監督作品では見ずにはいられない。殺人事件の裁判の証言台に落ち武者の幽霊が出てくるというしょーもない話。なんかもう声出して笑っちゃう映画。くだらないのに面白い。グレート西田敏行! ファンタスティック深津絵里! その他、豪華スターたちが、真面目にバカやったり、どうでもいいようなチョイ役で出演してたり、贅沢だ。

 これはぜったい見たほうがいい。いま見る暇がない人は、DVDが出てからでも買って見たほうがいい。買うのはちょっとという人は借りてでも見たほうがいい。借りると返しに行くのが面倒だという人は、テレビでオンエアされるのを待ってでも見たほうがいい。そんなに待てないけどどうしようという人は身近で見たお友達に詳しい話を聞いた方がいい。お友達がもったいぶって教えてくれないのならネットサーフィンしてみよう。ネタバレ記事があちこちにあるから見なくてもだいたいわかっちゃうぞ。
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『猿の惑星 創世記(ジェネシス)』

2011-10-15 00:11:17 | 映画[さ]
『猿の惑星 創世記(ジェネシス)』

 砂に埋もれた自由の女神が印象的だった猿の惑星。この映画はそうなるきっかけを描いている。猿の惑星になるんだから結末は判っている。とかいいながらも面白そうだから見てしまう。最新のCG技術で、猿がそこらへんの猿より猿らしくできている。その表情を鑑賞するのも面白い。だんだん知性が感じられるような顔つきになって行くシーザーの顔も立派なものだ。この映画は割と猿寄り気分、猿に感情移入しやすい映画になっている。どうしても猿モンキーが嫌いだという人以外なら見ても大丈夫。
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『世界侵略:ロサンゼルス決戦』

2011-09-19 22:13:49 | 映画[さ]
『世界侵略:ロサンゼルス決戦』

 ある日突然、隕石が落ちてきた。その隕石は世界中の大都市から15kmの海上に落下した。普通の隕石ではない、着水する前に減速した。そんなバカな、なんて思っているうちに敵が現れてロサンゼルスは戦場となってしまう。宇宙人や宇宙船が出てくるお馴染みの地球侵略SF映画のひとつだが、臨場感のある戦闘シーンはもうバリバリの戦争映画である。違いはただ単に敵が地球人ではないということだけ。そんなことも気にならなくなるようなスピード感のある展開、緊迫した銃撃戦と人間ドラマは時間を忘れて楽しめる。SFはあまり見ないという人にもお勧め。
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『スカイライン』 & 『スーパーエイト』

2011-06-26 22:09:48 | 映画[さ]
『スカイライン -征服-』

 宇宙人が出てくる映画1。引っ張るだけ引っ張って最後に予期せぬ宇宙人が出てきたら笑うしかないが、この映画は最初からありえない事態になっているから心配ない。宇宙人というか宇宙船というか境界がよくわからないが、正体は飽きるほどよく見せてくれるので、そういう意味でのじれったさはない。「征服」ってタイトルにあるように敵以外の何物でもない宇宙からの侵略者に対して、右往左往する人間たち。出てきたらもう出し惜しみなく出づっぱりの宇宙人。マニア必見。でも終わり方はこれでいいのか?


『スーパーエイト SUPER 8』

 宇宙人が出てくる映画2。制作:スピルバーグ、監督:J.J.エイブラムス。スリーマイル島原発で何らかのトラブルが発生した頃の設定。スタンド・バイ・ミーみたいな懐かしげな雰囲気の中、少年たちが8ミリカメラで映画を作成中、列車大事故に巻き込まれる。そこからいっきに何やら怪しげな雰囲気に突入。軍は出てくるわ、警察は出てくるわ、ゾンビは出てくるわ、あ、ゾンビは違うか。こっちは宇宙人の出し惜しみ映画。少年時代の甘酸っぱいラブストーリー付きノスタルジー物件。


 似たような映画を同じ日に続けて見てしまった。今はまだいいけど半年もしたら内容が混ざっちゃいそうな予感。ロサンゼルス決戦も見たらなおさら混ざりそう。
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『さや侍』

2011-06-11 23:48:27 | 映画[さ]
『さや侍』

 松本人志監督3作目、作風をガラリと変えて時代劇。とある事情で刀のさやしか持ち歩かない侍・野見勘十郎、脱藩の末、捉えられた勘十郎に課せられた「三十日の業」。笑わぬ若君を一日一芸で笑わせたら無罪放免、ダメなら切腹。さあ大変! ここから一日一芸が映画のメインシーンとなる。芸で笑いを取れなければ切腹という、お笑い芸人監督ならではの切実な思いがそのまま映画になったような作品。

 脚本協力もしている板尾創路も出演してるが、ほぼ主役かと思うほど出ずっぱりだったりして。で、ホントの主役の野見勘十郎役の野見隆明という人は、松本番組に出ていた素人らしい。その番組を見てないのでぜんぜん知らない。このコントみたいな映画でまさかホロリとさせられるとは、お釈迦さまではないから気が付かなかった。

 そういえば「大日本人」がハリウッドでリメイク決定とかなんとか。高評価なのはよいが、すべる予感。リメイクってなんかいつもあれだなぁ。リメイクする暇があるなら新しいアイデア出せばいいのにって思ったりして。大日本人や獣の暑苦しくてウザくてキモくて病的なニュアンスが、やたらかっこいいマッチョにリメイクされたらヤダなぁ。
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『SPACE BATTLESHIP ヤマト』

2010-12-01 22:09:18 | 映画[さ]
『SPACE BATTLESHIP ヤマト』

 そういうわけで宇宙戦艦ヤマト実写版。監督は『ALWAYS 三丁目の夕日』を撮った山崎貴監督。あのすばらしいCGを思い出して安心して見ていたが、戦艦のシーンがちょっとアニメっぽく見えたくらいで、だいたいいい感じだった。イスカンダルが存在するとはNASAも認めていないが、地球はそんなことを言っている場合ではない。運命背負い今飛び立つのであった。キムタク主演。キムタク映画を見るのもひさしぶり。『2046』『武士の一分』以来。キムタクがあまりにもスマップであり、キムタクがあまりにもキムタクであるのがちょっと気にはなったが、キムタクのほかにもいろいろな役者が出演。黒木メイサとか、黒木メイサとか、黒木メイサとか・・・
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『十三人の刺客』

2010-10-01 23:28:55 | 映画[さ]
『十三人の刺客』

 江戸時代末期、明石藩主・松平斉昭(稲垣吾朗)が老中になろうとしていた。この吾朗ちゃんが極悪非道で、もう中居くんより悪そうな雰囲気がプンプンしていて、これなら誰でも吾朗ちゃんを暗殺したくなるに違いない、そうしないと世間に害が及ぶ。

 というわけで十人のインディアンじゃなくて十三人の刺客が登場して、吾朗ちゃんをやっつけようとする映画。猟奇的な残酷シーンからちょっとした笑えるシーンまで幅広くカバー。なのでお子さんから御老人まで幅広くカバーかと思ったらPG12指定となっている。

 超豪華な十三人が個性豊かに槍や刀を握って大活躍する贅沢仕様となっている。伊勢谷友介がお笑い担当みたいなおいしいポジションでいいとこ持ってっちゃったりして。判りやすいストーリーでラスト50分の壮絶な死闘まで2時間20分、けっこう楽しめる本格派「チャンバラ映画」だった。
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『ソルト』

2010-07-31 19:26:28 | 映画[さ]
『ソルト』
 
 開演時刻が近付いたのでシネコンに入ってみると、入場口が大混雑。なんだ、こんなに大人気なのか? アンジェリーナ・ジョリーの舞台挨拶があるわけでもないのに、と、いぶかっていると、シネコンのマネージャクラスの人が出てきた。

 「ソルト上映劇場のエアコンが故障して修理に1時間ほどかかります、館内は外と同じで30℃ほどあります。ご希望の方は払い戻しします」

 ぎょえぇぇえええええ~ぎょ、ぎょ、ぎょえぇぇぇぇええええ~!!!



 ぎょぎょぎょぎょうげげげぇ~うげげうげげうげ~!!!






 うげ

 ロシアの陰謀だ! そうにちまいまい!!!

 しかしこんな事で挫折していたらスパイは務まらない。我慢してミッションを遂行することにした。なるほど確かに劇場内は夏本番である。さいわい天井はあるので炎天下でないが、みんな配られた紙うちわをパタパタやりながら覚悟を決めている。それでも払い戻しした人もいたようで、まとまった空席が目立った。

 そんなこんなでみんなで暑がっているうちに、CIAエージェントのイヴリン・ソルト(アンジェリーナ・ジョリー)は、突然現れたロシア人に、あんたがスパイだと密告されてしまう。

 そんな馬鹿な、私はハメられたのよ、と言っておとなしくしているわけにはいかない。自分が白でも逃げなければならない時がある。弁護士も逃げる京子の五郎、スパイ容疑を晴らすため、CIAから脱げるソルト。無実でも逃げなければ、警察権力で痴漢犯人に仕立て上げられてしまう世の中である。さあどうなるイヴリン・ソルトの運命は!!

 もうアンジェリーナ・ジョリーのワンマンショー的な大活躍。トゥームレイダー を思い出す。たらこくちびるがスクリーンを覆い尽くす。手に汗握るハードアクション、手だけじゃなくて体中汗だらけ。30℃の館内は興奮のドツボ、暑いから?、面白いから?、どっちだろう? とにかく見ごたえのあるアクションムービーであることには違いない。けっこうお勧め。

 映画も終盤に差し掛かって、館内にひんやりとした空気が漂い始めた。それは映画を見たみんながドン引きしたからではなく、エアコン修理が終わったからである。至福のひと時であった。

 さて今回のミッション完了の報酬であるが、見終わって出て行くと「申し訳ありませんでした」と言いながら紙を1枚手渡された。なんだ? 次の指令か? と思ったら無料入場券ではないか。なんと!!!
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『サロゲート』

2010-01-30 20:12:37 | 映画[さ]
『サロゲート』
 
 ブルース・ウィリス主演近未来SF。人間が自分の身代わりロボット「サロゲート」により日常生活を営む世界。サロゲートはみんな自分の望みどおりの理想の体型、美男美女ばかり。街角は実に若々しく活動的である。身代わりロボットを操作している本人は、自室のコントロール装置に横たわり、快適で安全な生活をひっそりと送っている。年老いてしわの増えたなさけない姿の自分を隠して、立派なサロゲートで世を渡ってゆく世界。ロボットだらけで犯罪も激減した、いっけん理想の世界である。

 この理想の世界で、サロゲートが破壊され、持ち主も死んでしまうという事件が起きる。そして颯爽と登場するのは髪の毛フサフサのブルース・ウィリスである・・・フサフサ・・・そういう映画である。

 つまりフサフサの映画である。

 安全な部屋でヘッドギアをつけてロボットを動かすって、アバターの都会版みたいな感じ。ロボコップのような、ターミネーターのような、ダイ・ハードのような、ブルース・ウィリスのような。人類みんな身代わりロボットというのは、なかなか無茶な設定だけど、それなりに面白かった。「アバター」ではアバターは2人だけだが、「サロゲート」ではアバターが数十億人だと思えばよい。
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しんぼる

2009-09-12 22:13:31 | 映画[さ]
『しんぼる』

 松本人志の監督第2作。予告映像では、なんか黄色っぽいなんかパジャマを着たなんかまっちゃんが、なんか壁のポッチをなんかポチっと押したら、そのぽっちはなんか天使のちんこで、なんか天使がなんか壁から沸き出てきたような、なんかシュールな場面が流れていたのでなんか←なんかなんかが多すぎないか?

 あのシュールなイメージばかりの映画であるはずもなく、松本仁志ネタ見せショーみたいな塩梅でもある。それと並行してメキシコシーンではルチャリブレの選手の日常が流される。まっちゃんシーンと、意図的に正反対のイメージを描いたようだけど。

 『大日本人』のしょうもないお笑いネタでグダグダになって終わるラストはなかなか好きなんだけど、『しんぼる』の最後は思わぬ方向へいっちゃって笑いが足りない。みんな気に入るんだろうか。もっとおたんちんな終わり方を期待しちゃうファンのほうが多いような気もするがどうなんだろう。

 なにはともあれ『ちんこ』を押す映画であることにはちまいまい。

 前売りの券のおまけは『ちんこ』マグネットだった。マグネットといえばそこしかないので、とりあえず冷蔵庫に貼ってみた。

 『ちんこ』を冷蔵庫に貼ってみた。

 さてどうでしょう
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スター・トレック

2009-05-30 23:56:57 | 映画[さ]
『スター・トレック』

 ジェームズ・カークやミスター・スポックが初めてUSSエンタープライズに乗り活躍する若いころの物語。若いカーク役のクリス・パインはワイルドな雰囲気な池麺で違和感なし。若いスポック役のザッカリー・クイントも普通に若々しいのだが、中年スポックのイメージが強いせいか、ちょっと青臭くてかゆい感じ。わかりやすい筋書きになっているので、スター・トレックを見てない人でも普通に見られる宇宙大作戦映画のようだ。エンタープライズはやっぱりかっこいいな。
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スラムドッグ$ミリオネア

2009-05-01 22:59:03 | 映画[さ]
『スラムドッグ$ミリオネア』

 アカデミー賞作品賞受賞作品。クイズ$ミリオネアのインド版。クイズに挑戦してどんどん正解し続けるのは、スラム育ちの貧乏青年ジャマール。まともに教育も受けてないスラムドッグが答えを知ってる筈がない、ズルしているに違いないと疑われてしまう。クイズと一緒に進行して語られるジャマールの悲惨な生い立ちが強烈でショッキング。

 目の付けどころがシャウプな映画。日本でもクイズ$ミリオネアは人気だが、チャンネルを合わせると必ずみのさんが溜めている。溜め過ぎである。インドでは溜めないようだ。でもみのさんは溜める。この『溜め』のせいで、多くの日本人視聴者は、貴重な人生の1ページも無駄にしているという統計結果が出ている。このままでは日本経済は遠からず破綻するであろう。
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少年メリケンサック

2009-02-14 23:59:41 | 映画[さ]
『少年メリケンサック』

 シネマズディ1000円だったので、宮崎あおいが出てるってんで見てきた。篤姫が、パンクに熱姫に変身。でもパンク嫌いですだぁ?

 レコード会社で新人発掘の仕事をしていた、かんな@宮崎あおいが、mixiにリンクされていたバカ映像で、「少年メリケンサック」というすごいパンクバンドを見つけて売り出そうと奔走するが、にゃんとその画像は25年前のものだったので、出会ったバンドメンバーは薄汚いおっさんであった。佐藤浩市や木村祐一などがくたびれたしょうもないパンク野郎を演じていて、とっても馬鹿馬鹿しくてくだらない。でも面白い。宮崎あおいも真剣に馬鹿やっていて、そこここで笑えるいい感じのコメディになっている。
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スターシップ・トゥルーパーズ3

2008-07-21 00:12:48 | 映画[さ]
『スターシップ・トゥルーパーズ3』 オフィシャルサイト

 ぽぉにょぽにょぽにょ♪で腰砕けになったあとはR15指定の殺戮映画を見た。

 It's a good day to die !
 --- 今日はくたばるのにうってつけの日だぜぃ! ---

 なんちゅ映画だ・・・

 ハインラインのSF「宇宙の戦士」をもとにした映画で、人間と昆虫バグズの壮絶な血みどろ大戦争が繰り広げられる。今回は「マローダー」と呼ばれるパワードスーツが登場して、ガンダムみたいな戦いが繰り広げられるのが見せ場だろう。バグズもデカけりゃいいってもんでもない。1作目の虫たちのほうがリアルでよかった。あんまり面白くない2作目に比べれば、ずいぶんマシだけれど、やっぱり1作目のインパクトが大きくて印象深い。
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