ざっきばやしはなあるき  

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『ステキな金縛り』

2011-11-03 00:51:10 | 映画[さ]
『ステキな金縛り』

 初めて金縛りにあった頃は、めっさ怖かった。扉がすぅ~っと開いてちっちゃい黒いのがすすすっと部屋に入ってくる。そのうち必ず布団の上に乗っかってきて、体を押さえつける。うわぁっと思って払い除けようとするのだが、体は動かない。目を開けようとしても開いているのかいないのか微妙な狭間をさまよいながら、ぜ、ぜ、ぜったい何かいるぅ、うぅ、うぅ・・・とか気持ちだけもがいているうちに冷や汗たらたらで解放される、というか目が覚める。布団の上に起き上がってキョロキョロしたもん。それで変なのが笑っていたらヤバいけど、何もいなかった。

 そのうちに、あれ? 胸のあたりを四角く抑え込まれているぞ、うぅ、うぅ、とかいいながら目覚めて胸に手を当てて見ると、ちょうど押さえつけられたエリアに沿って、毛布が四角く乗っかっていたりして。金縛りが頭だけ目覚めていて身体が寝たまんまの状態だとわかってからは、無理にもがいたりせずに、押さえつけられた感覚がどのくらい続くのか、なにもせず待ってみたりするのが楽しみになったのだが、近頃とんと御無沙汰である。寝ている時の金縛りより、寝ている時のこむら返りのほうが痛くてコワイのだ!

 そんなことはどうでもいいが、アホな三谷幸喜監督作品では見ずにはいられない。殺人事件の裁判の証言台に落ち武者の幽霊が出てくるというしょーもない話。なんかもう声出して笑っちゃう映画。くだらないのに面白い。グレート西田敏行! ファンタスティック深津絵里! その他、豪華スターたちが、真面目にバカやったり、どうでもいいようなチョイ役で出演してたり、贅沢だ。

 これはぜったい見たほうがいい。いま見る暇がない人は、DVDが出てからでも買って見たほうがいい。買うのはちょっとという人は借りてでも見たほうがいい。借りると返しに行くのが面倒だという人は、テレビでオンエアされるのを待ってでも見たほうがいい。そんなに待てないけどどうしようという人は身近で見たお友達に詳しい話を聞いた方がいい。お友達がもったいぶって教えてくれないのならネットサーフィンしてみよう。ネタバレ記事があちこちにあるから見なくてもだいたいわかっちゃうぞ。

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