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ざっきばやしはなあるき  

雑記林花或木 Since 2005-01-01 
美術とか映画とかなんとなくぶろぐ 

少年メリケンサック

2009-02-14 23:59:41 | 映画[さ]
『少年メリケンサック』

 シネマズディ1000円だったので、宮崎あおいが出てるってんで見てきた。篤姫が、パンクに熱姫に変身。でもパンク嫌いですだぁ?

 レコード会社で新人発掘の仕事をしていた、かんな@宮崎あおいが、mixiにリンクされていたバカ映像で、「少年メリケンサック」というすごいパンクバンドを見つけて売り出そうと奔走するが、にゃんとその画像は25年前のものだったので、出会ったバンドメンバーは薄汚いおっさんであった。佐藤浩市や木村祐一などがくたびれたしょうもないパンク野郎を演じていて、とっても馬鹿馬鹿しくてくだらない。でも面白い。宮崎あおいも真剣に馬鹿やっていて、そこここで笑えるいい感じのコメディになっている。
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スターシップ・トゥルーパーズ3

2008-07-21 00:12:48 | 映画[さ]
『スターシップ・トゥルーパーズ3』 オフィシャルサイト

 ぽぉにょぽにょぽにょ♪で腰砕けになったあとはR15指定の殺戮映画を見た。

 It's a good day to die !
 --- 今日はくたばるのにうってつけの日だぜぃ! ---

 なんちゅ映画だ・・・

 ハインラインのSF「宇宙の戦士」をもとにした映画で、人間と昆虫バグズの壮絶な血みどろ大戦争が繰り広げられる。今回は「マローダー」と呼ばれるパワードスーツが登場して、ガンダムみたいな戦いが繰り広げられるのが見せ場だろう。バグズもデカけりゃいいってもんでもない。1作目の虫たちのほうがリアルでよかった。あんまり面白くない2作目に比べれば、ずいぶんマシだけれど、やっぱり1作目のインパクトが大きくて印象深い。
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ザ・マジックアワー

2008-06-07 23:38:06 | 映画[さ]
ザ・マジックアワー オフィシャルサイト

 三谷幸喜お笑い監督作品。やくざ西田敏行の愛人深津絵里に手を出した妻夫木聡が、許して欲しければ、伝説の殺し屋”デラ富樫”を連れて来いと言われて、困ったあげくに売れない俳優佐藤浩市を、映画の撮影だとだまして殺し屋に仕立てるという、バレて当然のような無茶な設定のほころびが、おたんちんな笑いにつながるコメディ作品。なかなかおもろかった。有頂天ホテルと同じくらいおもろかった。有頂天ホテルは俺による俺だけの俺のためのマイベストシネマ2006の3位に蚊が焼いた作品である←なんのこっちゃ。

 なんといっても主役の佐藤浩市のおばかっちょぶりが凄惨を極め、じゃなくて、秀逸を極め、笑いが絶えなかった。佐藤浩市ってこんなにおばかっちょなだったのかと認識を新たにするにちまいまい。

 守加護という、シカゴのバッタモンみたいな名前のこの街並みが、セットが、街並みのセットが、いや、セットの街並みが、いや、どっちでもいいが、この馬鹿映画にはもったいないくらい、ちょっと歩いてみたいと思わせるようなやたらノスタルジックでいい雰囲気であった。

 マジックアワーとは、太陽が消えてから周囲が暗くなるまでのほんの僅かな時間のことだということらしい。ちなみに俺は、今日のマジックアワーには、電車で居眠りしていた。
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少林少女

2008-04-26 23:35:07 | 映画[さ]
少林少女 オフィシャルサイト

 柴咲コウ主演の、おたんちん・カンフー・ムービー。監督:本広克行、エグゼクティブ・プロデューサー:チャウ・シンチーってことで、馬鹿馬鹿しさは筋金入り。「少林サッカー」と「カンフーハッスル」を足して8で割ったような変な作品。今度はラクロスと少林拳を合体させてみました(∵)/

 突っ込みどころ満載だが、あえて突っ込む必要もないし、突っ込んだところで、ニヤっとされるだけである。感動を分けてもらおう、なんて甘い考えで見てはいけない。そんなものはナイ。基本お笑い系で、シリアスなシーンも軽微なオチャラケで台無しにする、だからやっぱお笑い映画なのだ。

 仲村トオルと江口洋介が、映画をシリアスな方へ引っ張ろうとしているが、ナイナイ岡村、ラム・チーチョン、ティン・カイマンなどがこれをお笑い方面に引きづり込む。キティ・チャンというどっかの猫のような名前の新人女優がたどたどしいニポンゴで花を添える。なにはともあれ、柴咲コウのコスプレラクロスもなかなかいいし、コスプレカンフー姿もかっこよかったわ。というわけでやっぱりおたんちんなお笑い映画である。ちなみに「少林サッカー」は超大好きである。
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Sweet Rain 死神の精度

2008-04-01 22:34:54 | 映画[さ]
Sweet Rain 死神の精度 オフィシャルサイト

 死にそうな人のところにやってくる死神のはなし。金城武がちょっとスッとぼけた死神を演じていて、笑いを誘う。小西真奈美が幸薄そうな目立たないOLを演じているが、目立つ。それで、藤木一恵デビューシングル「Sunny Day」ってんだけど、映画の中でもうちょっとクローズアップしてくれないと、後々、何の歌だっけ?ということになりそうで、印象薄いなぁ。映画としては大感動とかではなくて、なんとなくホッとするような感じだった。悪くない。それにしても、あのロボットは、無理やりすぎていらない。
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ジャンパー

2008-03-02 00:15:04 | 映画[さ]
ジャンパー オフィシャルサイト

 予習もせずに見に行ったら、主人公はデヴィッドはアナキンだった。ヘイデン・クリステンセンがひさしぶりにフォースを使って世界中を飛び回る。世界の名所にジャンプするのが見せ場みたいなもので、いろいろな名所旧跡などに忽然と姿を現すジャンパー。 

 一瞬のうちに別の場所に空間移動してしまう、そんな能力があったら向かうところ敵なしのはずだが、それでは映画にならないってんで、すごく偉そうなサミュエル・L・ジャクソンが渋い顔で登場してきて、さあたいへん。一難去ってまた一難のスリルとスピードのVFX。90分くらいの映画なので、飽きずにそこそこ楽しめる。

 ジャンパーは自分がジャンパーだということを知られてはならない。だから瞬時に世界中の名所を訪れても、それをブログに書いてはならない。すぐバレる。あるいは、妄想君だと思われる。いずれにしても書いてはならない。
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スウィーニー・トッド

2008-01-19 23:55:57 | 映画[さ]
スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 オフィシャルサイト

 ジョニー・デップ主演の殺人理髪師物語。よくチェックもしないで見に行ったらいきなり歌いだしたので、あれぇ、ミュージカルかぁ、ちょっとあれかなぁ、なんて思いながら見ていたが、ジョニー・デップの床屋とヘレナ・ボナム=カーターのまずいパイ屋を舞台に、エグいストーリーが着々と進んで行くうちに、R15指定だけあって、遠慮なく血のしたたる過激な映像とスリルのある判りやすいストーリー展開にハマる。両手に剃刀を構えるジョニー・デップは、「シザーハンズ」を思い出させるし、「チャーリーとチョコレート工場」よりはぜんぜんかっこいい。床屋に行くのが怖くなるような映画だが、これはけっこう名作ミュージカル鴨新米。とはいうもののミュージカルファンでも血生臭いのが苦手な人にはあんましお勧めできない。
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スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ

2007-09-15 23:59:20 | 映画[さ]
スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ オフィシャルサイト

 足らん血乃さんがスキヤキ食ってる役で出てるってんで、耐死覚悟で見に行った。予告を見たときには、なんかグダグダでとってもしょうもなくて見たことを後悔する映画かと思っていたが、しょうもないわりには楽しめる映画だった。西部劇によくあるパターンを踏襲していて、いかにもって感じ。三池崇史監督作品。伊藤英明、伊勢谷友介、佐藤浩市、石橋貴明、木村佳乃などが出演。香川照之が笑えるポジションで活躍、桃井かおりも別な意味で笑わしてくれた。全編が英語で日本語字幕が出ているという外人向け耐欧仕様な映画。まあそれは別にいいんだけど、そのためにちょっと「新春かくし芸大会」の英語ドラマみたいな雰囲気もちらほら。んでこれの日本語吹き替え版は出るのか? 出たら誰が吹き替えるのか? 浜ちゃんか?

 おまけに主題歌は北島シャブちゃんだった。うひゃぁ、すげぇ

 映画はともかくとして、タコなウエブデザイナーの手にかかったオフィシャルサイトの文字が小さくて読めない。目がすごく良い人は気にならないのだろうか。俺は15.4インチの画面で見ていて、そんなに狭い画面のつもりはないのだが。タコな人は21インチかなんかで作ったんだろうか。「かっこよく作ったのでFlashを拡大しないと文字が読めない仕様です」ってのはありなのか。
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シッコ

2007-08-26 01:24:34 | 映画[さ]

シッコ オフィシャルサイト

 メタボリック監督マイケル・ムーアが今度は医療保険問題を扱う。あまりにも悲惨なアメリカの医療の実態に驚いたり、カナダ、イギリス、フランスなどの他国の医療制度に感心したり、キューバのシーンなどは胸が熱くなったりなんかしちゃったりして。それじゃあいったい日本の医療制度はどんな程度なのだろうと心配になってくる。アメリカとは制度が違うとはいえ、もし日本で自分が、治療に何億円もかかるような、保険も効かない奇病にかかったら、借りても返せない額なので治療をあきらめることになるだろう、などと以前から何度も想像したことがある。貧乏人はそこでゲームオーバーだと。そしてそれもしかたないことだと思っていたが、別の国ではそうでもなかったりするらしい。日本人もアメリカ人を気の毒がっている場合じゃない鴨新米。そんなふうに直接、生命にかかわる話題なので、けっこう見ごたえがある。便所に行きたくなるようなタイトルとは裏腹に、なかなか興味深い映画である。
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ザ・シューター/極大射程

2007-06-10 23:04:54 | 映画[さ]

ザ・シューター/極大射程 オフィシャルサイト

 ワナにハメられた狙撃手のアクション映画。陰謀の渦をすり抜けながら、真実を求めての復讐劇。なんとなくボーン・アイデンティティみたいな雰囲気かな。スリルとサスペンスに満ちた、寝てるヒマの無いハイテンションムービー。スカっとさわやか。もろもろOKかも。
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主人公は僕だった

2007-05-19 22:35:27 | 映画[さ]
主人公は僕だった オフィシャルサイト

 国税庁の会計検査官ウィル・フェレルの頭に、ある日突然、女の声でナレーションが聞こえてくる。空耳アワーかと思ったら、自分の動作や考えを覗かれてでもいるように的確なナレーションだ。周りの人には、とうとうイカレポンチになっちまったと思われるし、仕事も手に付かない。思い余って「なんか俺に関する噂が聞こえてくるんですけどもぉ」と、文学部タダのダスティン・ホフマン教授に相談する。どうやら自分が何かの小説の主人公に抜擢されているらしい。主人公になるのはいいとしても、作家はどうやら主人公を死なせようとしているとわかって大慌て。という話。

 CG使ったり、現実と空想が入り混じったりする表現も面白い。もともと現実と小説が入り混じっている映画だから、何があってもおかしくない。ダスティン・ホフマンとの会話は漫才みたいで笑った。「トゥルーマンショー」っぽい感じもするコメディだが、意外とちゃんとしていて、いい感じの映画だったので「主人公は僕だった」というダサい邦題が逆に残念な気もする。作家役のエマ・トンプソンは神経質そうなアブナイ雰囲気がいい。ケーキ屋のねいちゃん役のマギー・ギレンホールもいい感じ。
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スパイダーマン3

2007-05-06 23:06:33 | 映画[さ]

スパイダーマン3 オフィシャルサイト

 赤い蜘蛛助と黒い蜘蛛助の魂の対決。いい気になってヘラヘラ街をうろつく、堕落したスパイダーマンがバカっぽくて哀れを誘う。ドン引きする通行人の様子が面白い。赤と青のクモがそのへんを這って来たら、絶対に毒グモとしか思えないので、そりゃ恐ろしかろう。黒いクモのほうが普通な気もするが、映画の中では黒いクモはちょっとヤバイのである。スパイダーマンは都会でなければ活躍できない。大草原の小さな家の近所で敵と戦ったら、糸を出しても地べたにひっつくだけで、ただもう走って逃げるくらいしかできないのだ。というわけで、スパイダーマンは相変わらず自分の存在に苦悩しながら、へたっぴな生き方をしているのであった。
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それでもボクはやってない

2007-01-23 00:16:01 | 映画[さ]

それでもボクはやってない オフィシャルサイト

 満員電車で痴漢に間違われた男を描いた周防正行監督作品。目撃者探しや再現ビデオ作成、警察での異様な取調べ、留置所暮らし、繰り返し行われる裁判風景。よくある裁判の映画だが、ぜんぜんダルくない。犯罪組織の陰謀で犯人にされてしまう外国映画などよくあるけれど、自分にとっては別の世界の出来事としか思えない。それに反して、痴漢冤罪は、自分も電車で通勤する身であるだけに、明日は我が身の恐ろしさがつきまとう。ホントにやっちまってるならしょうがないだろうが、やってもないことを、やったと言わせられてしまうような不条理な世の中の仕組みに身の毛もよだつ気分である。女性がいつでも被害者というだけでなく、近頃は示談金で小遣い稼ぎをする極悪女子高生なんかもいるようだからなおさら怖い。白い子供も天井を這う血だらけ女も出てこないが、この映画を見ると、あまりの恐怖に満員電車に乗れなくなるかもしれない。まったく新春一番のホラームービーである。
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スーパーマン リターンズ

2006-08-14 00:04:31 | 映画[さ]

スーパーマン リターンズ オフィシャルサイト

 お馴染みのテーマミュージックが高らかに鳴り響くと、「ああ、スーパーマンが始まるんだなぁ」と感慨もひとしおである。クリストファー・リーブに次ぐスーパーマン役のブランドン・ラウスもぜんぜん違和感ない。スーパーマンにまつわるあれやこれやのエピソードをまんべんなく散りばめて、これがスーパーマンだぞという見本のような映画になっている。なかなかいい映画だけど2時間30分がちょっと長い気もする。ひとりで夕暮れの大空を徘徊しているスーパーマンの姿は、大きな孤独を背負っているようで哀愁を感じさせる。

 まさにお約束映画だから、ここぞという時に必ず駆けつけて助けてくれる、まるで水戸の御老公様だ。その活躍ぶりは、地球規模、宇宙規模、あまりに大規模で見ているこっちが照れる。以前にも地球を逆回転させたことがあることだし。こんな大技ができるのは、スーパーマンかアラレちゃんくらいだ。ほよ。
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サウンド・オブ・サンダー

2006-03-29 23:21:37 | 映画[さ]

サウンド・オブ・サンダー オフィシャルサイト

 よくあるタイムトラベル系の映画だけど、そっち系は好きだからOK。レイ・ブラッドベリの原作は読んでないが、展開も結末も想像通り、いたって普通である。タイムパラドックスものは、ほとんど「風が吹けば桶屋が儲かる:バタフライエフェクト」の結果なので、その結果がどんなふうに変わっているかが、驚きであったり笑いであったりして、いちばん楽しみなところでもある。この映画でも、激変する様子を「進化の波」をアルマゲドンの津波みたいに象徴的に表現している。過去の世界への出入り口や通路も同じく象徴的で、リアルではない。現実が無いのでリアルも糞もないが、数十年前のSFテレビドラマ的な感じがする。子供が見て喜びそうなわかり易さである。一方、2055年の町並みや自動車は、一時停止ボタンを押して見てみたいような、いい雰囲気だと思ったらエンドロールにシド・ミードの名前があった。
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