
今回も松花堂

第53回京都非公開文化財特別公開
期間:11月1日(水)~11月12日(日)

庭園(外園)

梅隠
千宗旦好みの茶室を再現したもの。間取りは4畳半。

中くぐりを入ると内露地があり茶室には貴人口より入る。
次は

松隠
小堀遠州が昭乗の為に瀧本坊に造ったといわれる茶室「閑雲軒」を再現。

4畳台目の茶室。遠州の伏見奉行屋敷にも同じ間取りの茶室があった。
遠州好みの代表的な間取りとされる。

さてさてここからが本題

松花堂
寛永14年(1637)草庵「松花堂」を建て隠棲した。

茶室は二畳

天井は竹網代張で日輪に鳳凰図が描かれているが、これは後年の作。

仏壇(正面)丸炉(右)

くど

一見して持仏堂のようだが、茶室であり生活の場でもあった。昭乗の理想とする終の棲みかに相応しい。

泉坊 車寄せ
伏見城の遺構とされ、扉に太閤桐の紋が付いている。

屋根上の唐破風瓦
「寛永の三筆」筆とされ、「福」は近衛信尹、「禄」は本阿弥光悦、「寿」は松花堂昭乗の筆とされる。(写し)

泉坊 書院
小早川秀秋の寄進とされる

主室には玉座が設けられており、後陽成天皇や孝明天皇が行幸に訪れたとされる。

砧の手水鉢
豪商淀屋愛用

庭(内園)
久々の松花堂、やはり独特の雰囲気がありますねぇ。