碧き地平線の記憶

この小さき世界の中で

「ダブリン危機」 拾ったのを拾った話 これが、マネー

2010-11-29 17:40:52 | Weblog
今、危機に、耐えるダブリン。

ダブリンで拾った話というのを見つけた。
面白かったので拾ってみた。

(アイルランドの閑散とした都市での話。)

「雨が降り 人どおりも少なかった。経済は厳しい。
みんな借金だらけだ。誰かにカネを借りている状況。
そんなある日 恰幅の良い旅行者が通りかかり、
とあるホテルに寄った。
100ユーロ紙幣をカウンターに置いて
“今夜泊まるのに適当な部屋があるか
検討したいので階上の部屋を見せてくれないか”
ホテルのオーナーは部屋のキーを幾つか選んで渡し、
旅行者が階上に行くや、100ユーロ紙幣を掴み
隣の肉屋のツケを払うために走った。
受け取った肉屋は 直ぐに養豚業者に走り 
滞っていた支払を済ませた。
その100ユーロ札を受け取るや
養豚業者は餌と燃料の販売業者に走り
溜まった請求を払った。
販売業者は、直ちに近くの飲み屋でツケを払った。
その飲み屋のオヤジは、丁度店で酒を飲んでいた
馴染みの売春婦に以前から“ツケ”で
楽しませてもらっていたので
その支払を済ませた。
そのお姐さんはホテルのカウンターに行き
先日のホテル部屋代を支払った。
それを受け取ったホテルのオーナーは
何事もなかったかのようにカウンターの上に
100ユーロ紙幣を戻して置いた。
恰幅の良い旅行者は何も気がつかず
“気に行った部屋がない”と去っていった。

誰も何も生産したわけではない、
誰も何かを汗水流して働き得たえわけでもない。
でも街全体が借金から解放され
未来に向けて再出発することになった。」

ジョークで終わらすか、考えるか・・・
日本も笑っていられない。


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