楽の志 ~らくのこころ~

湘南で木の家づくりをしている「楽居」の親方三浦がキャッチしたできごと、思い、喜び、悩みなどを、力を込めて投げかけます。

外観仕上げ 左官

2010-04-24 23:50:09 | おうち
こんにちは 楽居の三浦です。

また風が冷たくなりましたね
今日は、朝一番は三浦のみらいの家に行きました。

最近 天気の悪い中貴重な晴れが続く合間をぬって急きょ
今日から、外壁左官の仕上げ工事です。




ラスモルタルの上に下塗りを終えた 外観です。





左官の親方 佐々木さんと外壁材料の色合わせや骨材の量・土の量を決めて
さぁいよいよ仕上塗りです。



まずは、建物の一番上にあたる ルーフバルコニーから始まります。
外壁全体の角という角は 丸みをつけているため
一気に塗り上げていかなくてはなりません。
そのため、佐々木さんの仲間も応援に駆けつけてくれ
その数なんと10人!!

横に一列になり 塗り始めました。





今回の仕上げパターンは、土・ワラ・軽砂を入れ 
アラアラしく躍動感を出した仕上方です。
まだ、足場が取れるのには 少々時間がかかりますが
早く全体を見たいです。

奈良 吉野へ

2010-04-16 23:02:41 | おうち
こんにちは、楽居の三浦です。

先日 きむ兄(木村)と二人で車を走らせ
奈良の黒滝村まで行ってきました。

仕事のスケジュールもあり どんな時も弾丸日帰りです。
片道約 7時間ほどでしょうか? きむ兄と交代で運転をし


力尽きて仮眠・・・。



今回の目的は、
きむ兄は材木座M邸の お茶室に使う杉の面皮柱や赤松の床柱の調達



徳田さんの、倉庫の中です。
面皮柱をはじめ 北山杉 絞り丸太 磨き丸太 選り取りみどりです。
一日いても いや!? 

きっと3日いてもまだ 飽きないし、見尽くすことはできないでしょう。

行くたびに あれもコレモ 欲しくなってしまいます。
 





みらいの家は、新堂君が細かな納まりと格闘しながら
コツコツと進んでいますが、図面にある直径1.4メートルの
丸テーブルの指示・・・・

できませんとも言えないし、板と板を接いでつくるのも
納得できない・・・

ここ半年ほどかけてやっと お目当てのものに
めぐり合うことができました。


少々形は楕円ではあるが 1.5メートル×1.1メートルの
杉の切りかぶです。

運転の疲労で 樹齢を数えてはいないが
おそらく300年ほどはあろう
めったに 出会うことができない代物です。

それがこの切りかぶです



年輪も良く詰まっていて惚れ惚れします。



是非 これを使っていただきたいです。

2010-04-02 18:37:34 | 楽居の日々
こんにちは、楽居の三浦です。

先日、知人の紹介で蔵の解体の依頼があり
藤沢のとある場所まで 現地調査に行ってきました。
外観は、瓦を下し土壁、漆喰等の傷みもある為、トタン張りでしたが
中を見て ビックリ

140年ほど前に建てられた蔵ですが
柱、梁は痛みもなく しっかりしています。
土壁も140年前のままで 裏返しもしておりませんが
しっかりと強度を保っていました。





建物の歪みもほとんどありませんでした。
解体の調査というよりも、見るもの

感動 感動 で

どちらかというとどうしたらこの建物を残していけるだろうか?
という話にもなり・・・・・
仕事ではあるが、今の段階さらさら解体するつもりがありません。



お施主さんも、税金のことや維持費のことで
頭を悩ませているようですが何とか良い考えを提案し
解体はまのがれたいです。