楽の志 ~らくのこころ~

湘南で木の家づくりをしている「楽居」の親方三浦がキャッチしたできごと、思い、喜び、悩みなどを、力を込めて投げかけます。

今年の締め

2008-12-31 19:22:49 | 楽居の日々
こんにちは 楽居の三浦です。

本日は 今年最後のブログとなります。

一年間「楽居の日々」ブログを見てくださった皆様


ありがとうございます。


そして、今年一年


楽居と共に仕事をしてきた



職方の皆様



ありがとうございます。



楽居を支えてくださった


全ての皆様へ



感謝の気持ちでいっぱいです。



しょせん一人では  たいした事もできず・・・・



楽居メンバーのご家族の皆様


影で大工達を支えてくれて 

本当にありがとうございます。


29日で仕事納め


30日で事務所の大掃除で会社は


今日から休みですが、細々事務仕事があったので


今日で仕事納めとなりました。







入口のお飾りを取り付け

神棚に手を合わせ





お供えのお餅と新しい年を迎える
準備ができました。



今日は自宅で ゆっくり


1年間お世話になった、


道具の手入れをしながら ゆっくりしたいと思います。


来年は、また新たに 福島県より

大工が一人

それから 4月には 


大工塾の塾生が 一人。


二人が 楽居にまた 新しい風を運んできてくれます。


本年も一年 


大変お世話になりました。



皆様


良いお年をお迎え下さい。





兵庫県三木市で

2008-12-21 22:57:16 | 楽居の日々
こんにちは 楽居の三浦です

夜の10時に西鎌倉を出発!!

次のよる大阪でスタディオンの忘年会に出席するために
夜中のドライブ・・・・

スタディオンの忘年会は夜からなので
そのまま 兵庫県の三木市まで足を伸ばし

鍛冶屋の高田さんの工場に向かいました。



高田さんの工房の2階はショールームになっており
ズラリと 刃物が並んでいます。

















鍛冶屋の話 砥石の話など
半日以上 お話して下さいました。

ためになるお話ばかりでこれからたくさん
実践していきたいと思いました。



お願いしてあった 薄鑿の箱に
高田さんの サインと印を押して頂きました。



いまいち理解ができないかもしれませんが、

高級ブランドの商品を

本店で購入するのと同じことなんです。

作った本人を目の前にして
作った本人の気持ちに触れ
作った本人に手渡して頂く

こんなに贅沢なことがあるでしょうか?

僕のこだわりの一つ



それは






作り手の顔が見えること!!

大工道具

2008-12-04 23:56:33 | 楽居の日々
こんにちは 楽居の三浦です。

今日は、兵庫県三木市から
鍛冶屋の

3代目高田氏と4代目高田氏が
いらして下さいました。

高田鑿製作所は ほとんど大工道具店等のお店では
扱ってはおらず、京都・奈良の宮大工さん達の間では
知られている 名刀を打つ鍛冶屋さんです。



お目当ての薄鑿(うすのみ)を持ってきて下さいました。
薄鑿はおもに 鉋をかけることができない場所
に使う道具です。



3代目より 槍鉋の研ぎ方の説明も受け
鑿(のみ)の事・鉋のこと・研ぎ石のこと
話が尽きず 

大工の道具をつくるつくり手と

その道具を使う つくり手との


会話ができ、もう少し厚くとか
 
もう少し 長くとか


自分の癖にあった鑿を作って頂こうと
思いました。





いい道具には いい研ぎ石!!

通常、人工の研ぎ石が一般的に良く使われますが
やはり 天然に勝るものはありません。

山から採取された石ですが、ひじょうに高価なもので一つ
数万円~何十万まであり吟味して 購入するのですが、
高田さんはなんと!! 惜しげもなく 「研いでから決めてくれ」

少し動揺しながらも 実際に数点の試し研ぎをさせてもらいました。
















たくさんの道具を見て 勉強になるお話もでき
これだけの道具があれば

どんな仕事もできそうだな・・・・・。

なんて 大工の道楽でしょうか?!

良い道具を手に入れ 

日々 精進

使いこなせてこそ その道具の
本当の良さが わかるのだと思います。

ただの鋼(鉄)鍛冶屋職人の手で火を入れ

道具となり

大工が使いこなし

良い仕事になる

と改めて 思う一日でした。


必ず高田さんの工房にお邪魔することを
約束し、今日は終わりました。



上棟式

2008-12-01 23:37:35 | おうち
こんにちは 楽居の三浦です。



東京都小平市N邸の上棟でした。

前日まで 雨が降っており
当日は どうなるのかと心配していましたが、

何とか天気ももち 
作業しやすく 上棟日和でした。





お昼には N様がご用意してくれた
昼食を みんなで頂き、自己紹介を交えながら
楽しい昼食でした。


東京都小平N邸は
出会って プランが決定してから

上棟まで 1年以上かかりました。


今回無事に 上棟をむかえる事ができたことは
本当にうれしく思います。

施主のご協力・設計者の協力・製材屋の協力・大工仲間の協力
皆さんのご協力があり 

家づくりができる ということを

再認識させられる 一日でした。
それと 同時にものづくりに携わっていて
良かった と思える一日でもありました。



今回 N邸は、3階建てで、準防火地域です。

ですが、構造用合板・集成材を使わず
国産の木材のみで建てる 3階建ての家です。

今から完成が楽しみです。