楽の志 ~らくのこころ~

湘南で木の家づくりをしている「楽居」の親方三浦がキャッチしたできごと、思い、喜び、悩みなどを、力を込めて投げかけます。

楽居 加工場①

2009-09-25 22:02:19 | 宮上 頑居堂
世間ではSWの連休中に 加工場の建て方をしていました。



4間(7.5メートル)ある松梁です。





5間(10メートル)ある松丸太の上にのる 杉の平角材をつなぎ合わせ
約20メートル近くなったものを 一気に組み上げていきます。





主要部分の柱のホゾは 重ホゾで加工し写真の様にかなり長くなり
梁の転び(ヒネリ)などを抑える効果もあり もちろん地震のときなどには
ホゾが長いため、抜けにくくなります。



大工の北山氏 
今回の加工場作成を現場責任者として 仕切っていただいています。
大事な部分は 北山氏が指揮をとります。






丸太には渡りアゴで平角材が 掛かります。





大工育成塾 塾生のりょうです。
先輩大工に指導を受けながら だいぶたくましくなってきました。




今回の材料の中でも一際大きな 材料で地棟の松丸太です。
松梁に松がのる一番難しい納めで 材料が10メートルを超えるため
仮組みが出来ず 一発勝負です。
この墨付けと刻みは、菅沼さんが担当し見事キレイに収まりました。





粗方できたきた 小屋組みをこうして眺めてみると
材料は大きく無骨なはずなのに とても繊細でキレイです。









みんなの集合写真・・・・佐藤君がいませんが
急遽 他の現場に向かいました。

上棟時のブログは次回アップいたします。






葉山N邸 刻み

2009-09-03 19:08:14 | おうち

こちらの、曲った地松は3間(5,4メートル)あり玄関を入り吹き抜けに
投げ掛けではいります。この曲りが良い感じで、見栄えよくおさまりそうである。


今回も 北山氏がきてくれました。松の丸太はこれから墨付けです。
N邸も10か所ぐらい松の丸太を使います。その他構造材は、桧 杉 松平角と
適材適所 考え使っていきます。



きむ兄も、刻み作業をハツラツとこなします。
刻み加工は、大工道具を最も多く使う時で、(叩きのみ 薄のみ 付きのみ 鉋 キワ鉋 ・・・)道具を使える喜びもあります。


りょうも、ついに刻み?? 材料に注目・・少し短い
加工しているものは、材料等を置くウマを 刻み加工中です。



桧の土台は、ほぼ刻み終わりました。