楽の志 ~らくのこころ~

湘南で木の家づくりをしている「楽居」の親方三浦がキャッチしたできごと、思い、喜び、悩みなどを、力を込めて投げかけます。

杉の座卓

2010-07-19 23:06:47 | おうち
こんにちは 楽居の三浦です。

荒井邸に納める、樹齢300年はあろうかという
大きいところで、直径が1.5メートルほどあるまだ加工されていない
切り株を、フォークリフトに乗せて、高さの検討です。


通常座卓の高さは、40cm程度ですが
今回の、杉の切り株は 大きさもさることながら
厚さも16cmほどで、製材をかけてもらったため
(あまり薄くすると、切り株のため反りや割れが激しくでてしまうからです。)

とはいえ、40cmの高さでは、座ったときに
足も入らないため、使いにくいのではないかとリフトを


上げたり    下げたり



検討しました。




通常の高さではないが、切り株の下に
5cmから6cm程度の下駄を履かせ

天板の高さが、22・23cm

食事をするにも、なんだか使いやすそう。






セルフビルド

2010-07-11 22:42:00 | おうち
こんにちは 楽居の三浦です。

今日は日曜日ですがきのう土曜日から
ここ葉山一色W邸では、セルフビルドの左官塗りがスタートしました。

正直、作り手側とするとセルフビルドというのは あまり喜んで
賛成できるものではありませんが(工事の工程がタイトになったり・一棟一棟に想いを込めているからです。)
そして何より、現場作業での事故や怪我の問題があるからです。

ですが、W様の強い思いに打たれセルフビルドをすることになりました。

今日は、W様のお友達も参加されるということで
午前中に簡単なレクチャーにいきました。
お伝えしたことは

「自分達も想いを込めてW様の家づくりをしています
   ですので、みなさんも魂を込めて塗ってください。」

と若干プレッシャーをかけてしまいました・・・。





みなさんの作業をしている姿を眺めて思いました。

「人が 人の お家を想いを込めてつくる」








プロもアマもその想いは、変わらない






ちびっ子左官!!

W様の息子のQちゃんも参加です。



いい家にならない訳がない。




きっとW邸もみんなの想いが詰まった「いい家」になる
予感がした。

加工

2010-07-04 21:30:10 | 宮上 頑居堂
こんにちは 楽居の三浦です。

今日は日曜日ですが、頑居堂にてみんなで作業です。

まずは木村から



材木座M邸の下屋の墨付け・刻みです。
M邸は、本格和風(数奇屋建築)のため材料も高価で
なにをやるにも、繊細さが要求されます。
ですが、それを楽しみながらやる仕事ぶりはさすがです。



次は新堂君です。



新堂君は、荒井邸の玄関の式台の加工です。
材種は 重くて堅い欅です。
材料を出してくるのも、フォークリフトを使い人力だけでは
運び出すこともできないほどの重さです。
長さは3メートルほどあり、少し変形していますが
荒井邸のホワイエにぴったり合う「曲がり具合」になりそうです。

木取りと荒削りまでは、頑居堂で行い
最後の仕上げは現場で、手鉋で仕上ます。

 


そして私は、上から二人を見下ろしながら
頑居堂の二階の床張りです。
上棟してからずいぶん月日が経っておりますが
まだまだ、完成せず・・・・。


少しづつ仕上げていく予定です。
頑居堂の二階は、柱のない空間が20坪あり
延べ床が、30坪あります。

この空間が、人の集まる楽しい空間になるように
つくっていきます。