ご訪問ありがとうございます。
第1回目は旦那の仕事と重なっていたので断念しましたが
第2回目が開催された日曜日・・・行って参りました
「自閉症の理解と支援(理解を中心にして)」
タイトルだけ見ると今更かなぁ~とも思ったのですが
どちらかといえば、教育者(先生や保育士)を対象にしているっぽい
指導や支援を研究している専門部会主催ということなので
私も一枚~咬んでおきたいと(笑)
当日はあいにくの雨でしたが
Agは旦那に託して、1人での参加です・・・
会場についてすぐトイレに行くと、前にお世話になった外来療育の先生(保育士)とバッタリお会いし
受付をしていると あ、や~ねママちゃんとバッタリ遭遇
受付をすまして
(私はこれを機会に研究会の会員になりました
)
会場の中に入るとと、120人定員オーバーで座るとこがもうない状態
後から追加されたサイドのイスで空いてるとこを
辛うじて探して
あ、や~ねママちゃんと前後に座りました
キョロキョロと辺りを見回すと
横のテーブルの先に、同じ園の(停留所も同じ)ママさんがいらっしゃり
声を掛けてご挨拶
その3つ後ろに、お友達のYちゃんが居て
ちょっとだけ移動してご挨拶
前出の先生以外の外来の先生も4人くらい顔見知りがいらっしゃったり
最前列に全く関係なさそうな人物(6年前、ウクレレ教室でご一緒だった年配の男性)も発見
この方には、第九に誘われたり(歌声がデカイ私を気に入ってくださったみたい)
その後、メールで何回かやり取りもしたのですが
出産前に教室も辞めてしまってそのまま・・・声を掛けようか否か迷いましたが
結局、人ごみにまぎれてそのままでした
さて・・・講座の内容ですが
講師の門眞一郎先生は、その筋(児童精神科)では有名な方でして
この私でもお名前だけは知っておりました・・・書籍で??
なかなかのナイスミドルでした(笑)
2時間45分という長丁場でしたが
前半は、やはり「理解のない支援はいらない!」から始まり
今、話題の小惑星探査機ハヤブサの話しやら
昔の療育から今の現状などの話しに以降し
TEACCHが日本にも入ってきたお陰で
昔の排除する社会から、肯定する社会・・・
違いを認めて共生する社会へ動いているという流れの話
昔は、自閉症と診断すると、ただ診断しただけで何もできなかった背景があり
その数は少なかったが
今は、
TEACCH という有効な療育法のお陰で
診断することが支援につながり、共生への一歩を踏み出せるようになった・・・
国もそういう背景を認め
発達障害者支援法が施行されたこともあり
年々、報告される人数も増えている・・・4人に1人(だったかな??)
そして、まーっ基礎講座ですから、診断基準の話しもあり
いかに構造化と視覚支援が大事かということを語ってくださいました。
自閉症の対応の原則の話しは
私の療育の基盤でもある(心がけていること)ので
今まで学んできたことを再確認できました。
参考までに抜粋しておきます
・具体的に、視覚的に(物、写真、絵、文字などで)伝える。
・肯定的に伝える(禁止や制止よりも、してよいことや、して欲しいことを)。
・見通しが持てるように(生活の流れを一定にする、前もって予定を知らせる、予定を視覚的に伝える)。
・空間を整理する(物を片付ける・減らす・活動と場所を一致させる、活動場所の境界をはっきりさせる)。
・コミニケーションの力をつける(絵や写真や文字の利用、自発的で機能的なコミニケーション)。
・興味あることを大切にする(興味のあることから始める、興味のあることを利用して拡げる)。
そして視覚支援が何故必要なのか?
客観的な根拠も・・・述べておられました
それは・・・発達検査や知能検査の結果で
どのような要素の問題が出来・または出来なかったのか?という部分に注目してみるということでした。
視覚が手がかりになる問題
例えば、実物を持って「これは何?」と聞くと
問題の意味が視覚的に分かるので答えることができるとか
その逆に、言葉だけの指示問題で「お腹が空いたらどうするの?」と聞くと
意味が分からず答えられない。
と言った具合に、顕著に表れるものなので
コミニケーションには視覚的支援が必要といったくだりでした。
診断基準も2013年には、細かい部分(アスペルガーとか)無くなって
おそらく大まかなスペクトラムという方向になるであろうとのことでしたが
それは・・・細かく診断しても
一番の困りごとでもある(コミニケーションの部分)は
どんなに言語性知能が高くても
スペクトラム全体にとっての特性上、視覚支援が必要ということは
色んな方の著書でも書かれていることなんだそうです。
頂いた資料でも紹介されてましたが
私が前にレビューした本
「あたし研究」 のモコさんに
本にしてみたらと薦めた方が、門眞一郎先生でした
そんな当事者の本も紹介があったりしました
また支援の考え方として
子どもの行動には特性が関係していて
どうしたらいいのか?を考える前に
何故そのような行動をするのか?を考えてみる
そして・・・特性をふまえて手立てを考えるという道筋で
自閉症スペクトラムの特性を
良い面がすごくある(が反面は困難さでもある)を表にしてお話しされましたので
これも抜粋します。
・目でみて理解することは得意
・具体的で明確なことの理解は良好
・経験したことを記憶することは得意
・論理や正確さにひかれる
・部分に注目することは得意
・興味あることは集中する
・いったん習得したことは律儀に実行
・同時処理は得意
・才能になることもある |
・言葉を耳で聞いて理解することは苦手
・抽象的であいまいなことの理解は苦手
・経験してないことを想像するのは苦手
・字義通りに解釈する。柔軟性に欠ける。屁理屈をこねる。
・全体をまとめることは苦手
・興味の幅が狭い
・応用や手抜きは苦手
・順次処理は苦手
・感覚:敏感、鈍感 |
支援では、この良い面に焦点を当ててアプローチすることが大事なのです
社会的な自立とか自立性の獲得とか
自発性の獲得など・・・
目標になる事柄全て・・・コミニケーション支援が重要になってきます。
その辺は次回以降に詳しくとのことで
講座は終わりました
それから10分程度、時間が余ったので
質疑応答となりましたが
2人の方が挙手され
どちらも、保育園関係の方(保育士さん)で
熱心に講座へ足を運んでおられる姿は
支援する側の姿勢もまんざらではないなぁ~と感心というか
少し安堵しました
私のお世話になった先生たちも
ほんとうに頭が下がるくらい熱意溢れる方たちばかり
Agはほんとうに恵まれているなぁ~と感謝の気持ちでいっぱいです
話が反れましたが
その質問された方は
保育園で隠れるのが好きな子が居て
どうしたら良いのか?
自閉症スペクトラムの傾向を感じるが
親御さんにどう専門機関を薦めたら良いのか?聞かれました。
門眞一郎先生(何故かフルネームで呼びたいです・笑)は
「隠れるのがどうして悪いの?危なくないじゃない」って
ちょっと返しが手厳しい感じ?
そうすると保育士さんは「このままだと集団生活ができない」とかって言われてましたが
門眞一郎先生は
「隠れることよりも、もっと楽しいことを用意して集団生活にさそうしかありません」(だったかな?)的な
お答えをしておられました。
うちのAgの担任も同じようなこと言ってたなぁ~
入園2週間は泣き通しだったAgに
見通しをつけてあげること(スケジュール)・・・(これは私が自発的に行いました)
あとは園が楽しいところという理解をしてもらうよう努めます!と・・・。
子どもの特性を見て・・支援・・・ここにもそのセオリーがありました。
あと・・・支援機関の受診を渋る親に何と言うかには
「今は色んな情報があるので、一緒に行ってみませんか?」だったかな?
「行って損することはないので」とも言われていたような(うる覚えですんません・笑)
そうなんですよねっ
得することはあっても、損することは何もない
支援方法の
TEACCH にしても
視覚支援 にしても
自閉症スペクトラム以外の
万人に・・・わたしたちに・・・
優しい分かりやすいことなのですもの・・・。
次回は9月と飛びますが
研究会には色んな講座があるようなので
また案内にそって色々と勉強したいと思います
Rainbow*Heart 個人で委託にて参加予定
自作フライヤーw
ユニット名「MayClub」として参加♪
長々と読んでくださった方もそうでない方も(笑)
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