雷神の街歩き

高電圧機器を点検しながら東京の街を歩いています。
雷神の見た街の片隅の電気設備を紹介するページです。

雷神、地絡継電器を考える

2014-05-16 20:05:47 | インポート

高電圧の電気室や屋上キュービクルを開くと、遮断器の下部に写真のような装置が取付けてあります。
地絡継電器(Ground Relay:GR)といいます。

高電圧設備の保護装置として、高圧側の地絡電流が一定以上に達したときそれを検出して、遮断器に遮断信号を送り事故の拡大を防ぎます。

GRは、検出のための零相変流器(ZCT)と、GR本体の組み合せで構成されています。
写真左の穴のある形状がZCTで、右がGR本体です。

地絡継電器には、方向性の無い一般形のものと、地絡電流の方向(自構内の事故か他構内か)を識別する機能を備えた方向性地絡継電器(Direction Ground Relay:DGR)があります。
写真は一般形の地絡継電器(GR)です。
詳細はJIS C 4601と4609に規程されています。

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