雷神の街歩き

高電圧機器を点検しながら東京の街を歩いています。
雷神の見た街の片隅の電気設備を紹介するページです。

雷神、高圧キャビネットの扉をあける

2013-05-07 09:27:32 | インポート

ビル入口の最も目立つ場所に高圧キャビネットがあります。 電力会社の高圧配電線から電気を供給するための、自家用電気設備の受電点に設置された、鍵のかかった金属の頑丈な箱です。 この高圧キャビネットの左側部分が電力会社の施設で、右側部分が自家用電設備側となっています。 左右の扉の鍵は全く異なるもので、それぞれ責任範囲外の扉は決してあけてはいけないことになっています。 また危険ですから、電気の専門家のみが操作することになっています。

写真は右側扉の自家用電気設備側をあけた状態で、中に磁器製の「ピラージスコン(PDS)」が取付けられています。 最近では「地中線用GR付き高圧交流負荷開閉器(UAS・UGS)」が使われるようになりました。

ここは責任分界点と言われ、電力会社の配電線と自家用設備の保安上の責任を分けている場所です。 事故発生時には、この分界点(ピラージスコン)より上の電源側が電力会社の責任となり、下の負禍側(ケーブル側)が自家用施設者の責任となります。

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